悪女の皇后様に溺愛されてます

悪女の皇后様に溺愛されてます【46話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「悪女の皇后様に溺愛されてます」を紹介させていただきます。

今回は46をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女の皇后様に溺愛されてます】まとめ こんにちは、ピッコです。 「悪女の皇后様に溺愛されてます」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介...

 



 

「この世界の未来を知っている者はどれくらいいるんだろ?」

シャルリーズのこと、シャルルはワンソールという国の未来を知っている。

というのはこの世界が彼女の読んだ本の中であるからだ。

シャルルは悪女の皇后の嫉妬を買って殺されるエキストラ役である… はずなのになぜか皇后に愛されている?!

皇后宮の侍女になったシャルルは今度は皇后様を守るために皇帝によって幽閉されている皇太子を味方につけようとする。

神獣の力を持っている皇太子こそこの本の真の主人公であるからだ。

5歳のシャルルが皇宮で生き残るために奮闘する物語。

シャルリーズ:本作の主人公。愛称はシャルル。皇后の侍女。

ローズ:皇后。シャルルを溺愛している。

ディアミド:皇太子。前皇帝の息子。

ヘイデン:皇后宮の侍女長。

ウェーバー:皇后宮の主任侍女。

ロチェスター公爵:ローズの兄。

シエナ・アンテス:原作のヒロイン。アンテス辺境伯の後継者。

【悪女の皇后様に溺愛されてます】まとめ こんにちは、ピッコです。 「悪女の皇后様に溺愛されてます」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介...

 




 

46話 ネタバレ

 

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 論理整然とした考え

その日の午後、私はディアミドを訪ねた。

「・・・本当?おばあちゃんに会ったのか?」

彼は目を輝かせながら私に尋ねる。

「はい。これからも周期的に皇太后宮に訪問すると思います」

「そう?おばあちゃんは最近どう?元気?」

「はい、私の目には元気そうに見えました」

相手の安否を尋ねるのに余念がないのは、皇太后陛下とディアミドはそっくりだ。

私はニッコリと微笑んだ。

「それより、殿下は皇太后陛下を覚えているのですか?」

「うん・・・、3歳の時にお会いしたのが最後だから、すごく詳しく思い出せるわけじゃないけど」

ディアミドは照れくさそうに頬を掻く。

祖母を思い出す彼の目つきは、いつの間にか優しく和らいでいた。

「・・・とても優しい方だった」

「そうなのですか?」

「お父さんが亡くなった時、唯一私を抱きしめてくれた方だから」

その言葉に、心臓がドキドキする。

前皇帝が亡くなり、帝国内外に嵐が吹いた時。

一人残されたディアミドの命を完全に支えるためには、誰かの助けが必須だったのだろう・・・。

その人がまさに皇太后陛下。

ディアミドは目を伏せた。

「みんな皇帝陛下を恐れていたのに、私の命を救うために積極的に乗り出してくださったんだ」

「・・・殿下」

「あ、知ってる?」

彼がちょうど思い出したように言葉を付け加える。

「貴族の中では唯一、アンテス辺境伯のみが現皇帝陛下に反対の意思を表明していたんだ」

「・・・そうなのですか?」

アンテス辺境伯。

いつか登場するヒロインの父親。

自然に飛び出すその名前に、私は形容できない気持ちを感じた。

「うん。実は、それで今回なんとかアンテス辺境伯を助けようと思ったこともある」

「そ、そうだったのですね」

「アンテス辺境伯も、おばあちゃんも・・・、私にはとても有難い方々だから」

 



 

重くなった雰囲気を吹き飛ばそうとするかのように、ディアミドはにこやかに微笑んだ。

「何よりも祖母は私のせいで大変な目に遭った」

「大変な目とは、どんな・・・?」

努めて快活なふりをしていたディアミドの声がスッと沈む。

「脅迫とか暴行とか、そういうことだね」

何だと?

私はつい言葉を失ってしまった。

皇帝と皇太后陛下の間に関する凶暴な噂を少しは知っている。

皇太后からディアミドを強制的に奪い、その過程で皇太后の首に剣を突きつけたり・・・。

何となく口の中がほろ苦くなった。

よし、それなら。

私は両手をぎゅっと握りながら口を開く。

「それでは、皇太后陛下に私がもっと優しくしなければなりませんね」

「うん?急にどうしたの?」

ディアミドが当惑した顔で私を見る。

「あえて言うと、皇太后陛下が殿下を助けてくださったのと変わらないじゃないですか?」

「まあ、そうだね・・・」

「つまり、皇太后陛下のおかげで私と殿下がこのように会えるようになったということです」

どう、私の論理整然とした考えは?

「だから私にも有難い方ですよね?」

「・・・そ、そうかな」

ディアミドが平然と首を傾げたが、私は見た。

彼の耳が真っ赤に染まっている様子を!

「ねえ、殿下。私の言葉、気持ちいいですよね?」

「何を言ってるんだ?お前、自意識過剰じゃないのか?」

焦ったディアミドが声を高める。

あら、可愛いね。

私は笑い混じりの目で彼を見た。

実は私も、アンテス辺境伯が入宮して以来、「ヒロイン」について数えきれないほど悩んだ。

それで下した結論は・・・。

(ディアミドの幸せの鍵を握るのはやっぱり、ヒロインのシエナだということ)

だからディアミドをしっかり育てた後、シエナが登場したら綺麗に見送ってあげよう。

そうすれば・・・、彼も今度はきっと幸せになれるよね?

そしてシエナがディアミドを救ってくれれば、ディアミドが復讐心に燃えることもなくなる。

(そう、これが正しいよね)

私はそのように気を引き締めた。

 



 

そして数日後。

皇太后宮に足を踏み入れた私は、気持ち悪い囁きを聞く。

ヒソヒソ話の震源地は、まさに皇太后宮のメイドたちだ。

「・・・あの子が「例の」皇后宮の侍女なの?」

「ああ、皇后陛下が直接連れてきた幼い侍女のこと?」

「そういえば、今日来るとは聞いたけど・・・」

「まさか皇后宮で侍女として扱われたからって、私たちに命令を下したりはしないわよね?」

女中たちはコソコソ話をしながら、私を横目でチラリと見た。

はぁ・・・。

これ完全に、昔皇后宮に初めて入宮した時の、あの雰囲気じゃない?

あの時と変わったことが一つもなく、さらには陰口の内容まで似ている!

(これをどう処理すればいいのかな?)

原則的には下女たちを私が直接処罰しても良い。

でも、私が叱っても・・・。

私は幼いから、私がどれだけ騒いでも耳を傾けないのは明らか。

そして、あまり大人っぽく振る舞っても問題だ。

悩んでいた私は、すぐに瞳を邪悪に輝かせる。

(それなら・・・)

一度、絵を作ってみようか?

誰が見ても「威張っている女中と幼い侍女」に見えるようにね。

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