悪女の皇后様に溺愛されてます

悪女の皇后様に溺愛されてます【78話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「悪女の皇后様に溺愛されてます」を紹介させていただきます。

今回は78をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【悪女の皇后様に溺愛されてます】まとめ こんにちは、ピッコです。 「悪女の皇后様に溺愛されてます」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介...

 



 

「この世界の未来を知っている者はどれくらいいるんだろ?」

シャルリーズのこと、シャルルはワンソールという国の未来を知っている。

というのはこの世界が彼女の読んだ本の中であるからだ。

シャルルは悪女の皇后の嫉妬を買って殺されるエキストラ役である… はずなのになぜか皇后に愛されている?!

皇后宮の侍女になったシャルルは今度は皇后様を守るために皇帝によって幽閉されている皇太子を味方につけようとする。

神獣の力を持っている皇太子こそこの本の真の主人公であるからだ。

5歳のシャルルが皇宮で生き残るために奮闘する物語。

シャルリーズ:本作の主人公。愛称はシャルル。皇后の侍女。

ローズ:皇后。シャルルを溺愛している。

ディアミド:皇太子。前皇帝の息子。

ヘイデン:皇后宮の侍女長。

ウェーバー:皇后宮の主任侍女。

ロチェスター公爵:ローズの兄。

シエナ・アンテス:原作のヒロイン。アンテス辺境伯の後継者。

【悪女の皇后様に溺愛されてます】まとめ こんにちは、ピッコです。 「悪女の皇后様に溺愛されてます」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介...

 




 

78話 ネタバレ

悪女の皇后様に溺愛されてます【77話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「悪女の皇后様に溺愛されてます」を紹介させていただきます。 今回は77話をまとめま...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 長い1日の終わり

・・・うん?

何か不吉な感じがするんだけど。

私は乾いた唾を飲み込む。

どうしてあえてここで手袋をはめてみろと言うの?

皇帝はディアミドに優しく囁いた。

まるで蛇がシューと鳴くように聞こえる声で。

「君の手の大きさを直接測ったわけではないから、手袋が小さかったりするかもしれない」

「皇帝陛下が施してくださった真心だけでも十分です」

「いや、それでも君が手袋をはめた姿を確認した方が私の心が楽になりそうだから」

皇帝はまるで頑固な子供のように言った。

一体このおじさんはどうしたの?

私は緊張し、ディアミドと皇帝の対峙状況を調べる。

「陛下がお望みでしたら、そうさせていただきます」

ディアミドは最終的にうなずいた。

皇帝は手袋をはめる彼の姿をじっと観察している。

そんな中、ディアミドは少し肩を固めた。

あれ?

しかし、それも束の間、ディアミドは黙々と手袋をはめる。

あらかじめ彼の手の大きさを測ってみたように、真っ黒な手袋は彼の手にピッタリだった。

その事実が妙に身の毛がよだつ。

(・・・まるでディアミドについて全部調べた後に用意したみたいじゃん)

「手にピッタリです。本当にありがとうございます、陛下」

その答えを聞いた皇帝は、餌をたくさん食べた蛇のように満足そうな表情を浮かべる。

「よく似合うね。気に入ったかな?」

「陛下の賜物であれば、どんなものでも喜ばれるでしょう」

「・・・そうか。どうも忙しい君をあまりにも長い間捕まえてしまっていたようだね」

「いいえ、こうして皇帝陛下のご尊顔にお会いできて本当に嬉しいです」

「ディアミド、君がそう言ってくれて嬉しいよ。では私はこれで失礼する」

そう言った皇帝が皇后様にチラッと視線を向ける。

「皇后はどうなさいますか?久しぶりに皇后に私を見送ってもらいたいのですが」

瞬間、皇后様の眉間が僅かに皺くちゃに。

しかし、それはとても刹那の出来事。

「はい、そうしましょう」

優雅に席を立った皇后様は、レディーたちに軽い挨拶を残す。

「すぐ戻ってきます、皆さん」

 



 

それ以降は和気藹々としたティータイムが続いた。

ただ気になる点は一つ、ディアミドがずっと手袋をはめていることだけど・・・。

「ところで、どうしてまだ手袋を外さないのですか?不便だと思いますが」

ちょうど一人のレディーが、好奇心に満ちた目つきでディアミドに向かって質問を投げかける。

ディアミドは明るく微笑んだ。

「皇帝陛下が私に直接プレゼントしてくださった貴重な品ですので」

これ見よがしに手を上げたディアミドが、反対側の手の甲を優しく撫でた。

「それが、あまりにも嬉しくて・・・、この手袋を私の体から離したくないのです」

そう言いながら、ディアミドはもう一度微笑みかける。

まさに疑問そのものを抱かせない、華やかで圧倒的な笑顔で。

「そ、そうなのですね・・・」

(あの憎たらしい皇帝からのプレゼントなのに、どうしてずっと着けているの?)

まあ、皇帝と対立していることを表に出したくないのなら話は別だけど・・・。

 



 

ようやくティーパーティーが終わり、長い一日も終わりを見せていた。

レディーたちを見送った私は、ディアミドに駆けつける。

「皇太子殿下!」

「ああ、シャルル」

ディアミドがやっとリラックスした笑顔を見せてくれた。

私は鷹の目で手袋を見つめる。

レディーたちはもう家に帰ったのに、どうしてディアミドはまだ、あの気持ち悪い手袋をずっと着けているの?

「その手袋、どうして外さないのですか?」

「うん?」

その瞬間、ディアミドの顔に困った様子が見えた。

あれ、どうしたんだろう?

「ずっと着けている必要はないでしょう?レディーたちはもう帰ったのですから」

「そうですね、皇太子。早く外してください」

折りしも皇后様も私の言葉を後押ししてくれる。

「いいえ、私は・・・」

「早く外してください。私が大事に保管しておきますから」

「シャルル、そうじゃなくて・・・」

ああ、もどかしい!

私がディアミドの手をギュッと握った瞬間。

「・・・っ」

ディアミドの唇から抑えられた呻き声が流れる。

「殿下、どうしたんですか?どこか痛いのですか?」

そ、そんなに強く握っていないはずだけど?

同時に、皇后様の顔が固くなり、ディアミドの方に大急ぎで近づく。

そして彼の手首を掴んで手袋を外した。

「・・・皇太子」

瞬間、皇后様の瞳が大きく揺れる。

外に現れたディアミドの手は、まさに凄惨だったからだ。

彼の指先は、数えきれないほどの針で刺されたかのように血まみれだった。

 



 

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