メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【114話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は114をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

114話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【113話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は113話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 心の噴水

行きたい場所がない、もっと正確にはどこかに遊びに行く気分ではなかったのだ。

クラインが王宮に帰るかと尋ねたときに帰れば良かった・・・。

自然に彼の顔色を伺う。

クラインは私と一緒に行きたい場所があるのだろうか?

私の視線に気づくや否や、クラインは目を合わせ、優しく微笑む。

「アス、どこか行きたい場所はありますか?」

「いいえ、特には・・・」

なぜなら私は何も考えたくない状態だから。

けれど、私の答えをどう解釈したのか、クラインは妙に嬉しそうな表情で私の手を取って、手のひらにキスをする。

他人の息遣いが敏感な肌に触れ、手のひら全体に他人の体温が感じられると、全身がむず痒くなる。

一体、私の言葉のどこに誤解する部分があったのか見当もつかない。

「アス!これを見てください」

その時、ミオ卿と先に進んでいたシエルが明るく笑いながら私を呼ぶ。

ミオ卿はその隣で疲れきった表情を浮かべていた。

魔塔出身であると同時に温室の坊ちゃんであるシエルは、何というか少し常識に欠けている。

クラインに断ってシエルの方に向かう。

シエルは手を大きな噴水に押し込んでいた。

「こんなものがあるのですね。不思議です」

「魔塔には噴水もなかったのですか?」

シエルは静かに笑いながら、噴水から流れる水を受け取り続けていた。

「魔塔には、古い魔法の本と魔法使いが作り出した奇異な怪物しかありませんでした。幼い頃、師匠の一人が噴水のことを話していましたが、これのことだったのですね」

ミオ卿はとても疲れた顔で、私とシエルを交互に見て「頼む」という意味の分からない言葉を残して後ろに退いた。

クラインはミオ卿の肩を叩きながら何か話している。

けれど、ミオ卿はクラインの手を払っていた。

 



 

「魔法使いさん、魔塔に花はありましたか?」

『脱出記』には魔塔についての詳しい記述がなかった。

シエル自体が重要人物じゃないため、彼の背景説明に力を入れなかったのだろう。

魔塔の風景は想像できないが、シエルの話を聞くと、それほど殺風景な場所でもなさそうだ。

「いいえ、花も魔塔を出た後に見ました。多分、戦場だったと思います」

「そうですか。今花をプレゼントしたいのですが、花売りが見えませんね」

「アス、花をプレゼントするというのは、普通の人たちにはどんな意味があるのですか?カペラ公爵はあなたに花をプレゼントしています。いつもその意味が知りたかったのです」

「そうですね、魔法使いさんがたった今噴水を発見されてから、私を呼んだのと似たような感じだと思います」

「なるほど・・・」

私もシエルの後を追って噴水に手をつけてみる。

暑くなってきたので、水がいくらか涼しく感じた。

「最近、私の心の中に噴水ができたようです」

どこかで聞いた言葉だ。

もう少しで、ミオ卿が立っている方向を見返すところだった。

「アス、私は荒地でした。毎日知らなかったことが出てくるのですが、まるで噴水のようです」

「私は魔法使いさんが多くのことを感じて学んで幸せになってほしいと思っています」

生きていく中で挫折と絶望、喪失を経験しないわけにはいかない。

だからこそ、できるだけ幸せなものを彼の胸の宝石箱にたくさん積んでおいて、シエルが良くない感情に耐えるべき時に取り出してほしい。

シエルは笑いながら私の手を取って、彼の心臓の上に置いた。

「アス、あなたの知っていることがどれだけ多いのかを知ることができれば嬉しいのですが」

「それは元々魔法使いさんのものです。美しいものが多いですか?」

「美しいものも、美しくないものも、すべて嫌いではありません」

シエルの噴水はミオ卿の噴水とどれだけ違うのだろうか。

心が目に見えるものならば、それを覗いてみたい。

ミオ卿の心も、クラインの心も。

そして私の心も。

その時、私たちが去ってきた中央広場の方から歓声が聞こえてきた。

「女王が処刑されたようですね」

「素質は悪くなかったです。生きていたら強力な魔法使いになっていたでしょう」

不思議だ。

この世界の人々は、どうしてこんなに淡々と死を語るのだろう?

「凄いですね。それと悲しくもあります」

「しかし、女王はあなたを攻撃して王妃宮を壊しました。アスの友達もその時に死んだのでしょう?」

「彼女を好きになる理由はありません。ただ、私が悲しいだけです」

「何が悲しいのですか?」

私のために、昼を夜に変えてくれた魔法使いが尋ねる。

「私の人生に騎士も王子もいないことは20歳の時に認めました。しかし女王はあんなに幼いのに、彼女を救ってくれる騎士や王子がいないということが悲しいのです」

シエルは苦しそうに私を見つめ、噴水の中に手を入れて花を作り、私の渡した。

見たことのない小さくて白い花。

おそらく戦場で見たという彼の人生の初めての花のようだ。

「カペラ公爵もこんな気分だったのでしょうね」

変だな。

シエルは幸せそうに笑っているのに、私の胸が重苦しい理由が分からない。

しばらくシエルの行動を見守っていたクラインが口を開く。

「魔法使い。そこまでにしなさい」

「カペラ!私を魔法使いと呼んでもいいのはアスだけだ!それと、時々ミオ卿も」

そのように私を思ってくれてありがとうございます?

近くにやってきたミオ卿と顔を見合わせる。

「疲れましたね、ミオ卿」

「そうだろう?私もだ」

そういえば、ミオ卿には兄がいるんだっけ?

弟がいないからシエルを弟のように可愛がっているようだ。

 



 

「そろそろ私と魔法使いは別行動をとる」

「一人で大丈夫ですか?」

「まあ、商道徳といものがあるのだから」

驚いた。

ミオ卿の人生辞書には、そんな単語はないと思っていたのに。

クラインがいくら大丈夫だと言っても、そろそろ焦れているところだったので、彼の言葉はありがたかった。

デートなのに、クラインと親交もない第三者が二人も加わっているのは、彼もそんなに愉快な気分ではないはずだ。

「そういえば、魔法使いに何を言われた?」

「私の人生に騎士様も王子様もいないと言ったら、『魔法使い』はいるじゃないかと言われました」

素直に言って少し嬉しい言葉だ。

誰かを愛してはいけない大魔法使いがまるで私を愛し、面倒を見ていると錯覚するようだったから。

「だが、お前は」

ミオ卿が話し続ける。

「騎士も王子もいないと言いながらも、白馬の王子を望んでいなかったか?」

その瞬間、胸を赤い稲妻が走り、凍らせたバラの花が雪を覆ったように、どことなく身体中が痛くなった。

心臓を氷で擦りつけ、火に燃えた黄金を飲み込んだかのように、何も言えない。

「・・・白馬に乗った王子ですか?」

ミオ卿は私を見ていない。

「私はそう感じた。アス、君が望む全ての完璧で最善の愛は、多分この世に存在しないだろう。小説の中ならともかく」

「・・・そういうことを望んではいけないのですか?」

ここは小説の中なのに、どうして小説のように完璧で完全な理想的なものを望んではいけないのだろうか。

ミオ卿は本気で困り果てた顔で私を見て、虚空を持ち上げた手で私の肩をポンと叩いて通り過ぎていく。

「シエル!お昼ご飯を食べるぞ」

返事を得られなかった私は、そこに立ったまま三人を眺める。

私を愛するという公爵様と、私から愛を学ぶという魔法使い様と、私と人生を共にするという騎士様が全てそこにいた。

ここが小説の中でなかったなら、あの人たちの言葉を全部信じたのだろうか。

私に決して害は及ぼさないというあの人たちの言葉を、完全に信じることができただろうか。

私の視線を意識したクラインが私を見ながら微笑んで、会話が途切れると同時にシエルがクラインの視線に従って私を見ながら手を振ってくれた。

そして最後に、ミオ卿は、濃い瞳で私を見つめる。

そうなんだ・・・。

あの人たちはもしかしたら、私を愛しているかもしれない人たちだった。

 



 

小説の中だと知っていたからこそ、アスの理想の愛は完璧なものしか認めていなかったのですね。

第三者から見れば、アスの周りは完璧な人ばかりでしょう。

けれど、アスは小説のユルーゲルを知っていますから、みんなが彼を愛していると思っていました。

ミオ卿の言葉で、アス自身に好意を寄せているかもしれない三人がいることを自覚しましたね!

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