メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【121話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は121をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

121話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【120話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は120話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • パンドラの箱

私はミカエル王子を抱いてオドオドする。

あの杖でまた殴られるのだろうか。

王子がいるのに、まさかと思うけれど、セサール・カジックは王子を抱いていたアンナを押し退けたのだから、私を殴ることもできる。

けれど、彼は汚いものがついたのを拭くように、私が触っていた眉間を擦って拭くだけで、私の無礼を咎めることはなかった。

私を許したのは彼の寛容ではなく、彼とアス・トケインの時間だということぐらいは分かる。

2人は思ったよりも親しい間柄のようだ。

「羅海女王の処刑場に行ったそうだな。クライン・カペラと共に」

もう何日か経ったので噂になるには十分な時間だ。

クライン・カペラがいたこと。

私が攻撃されたこと。

少なくとも二つの情報が知られているということだが、それがどのような組み合わせになってどこまで歪曲、誇張されているのかが気になる。

パンドラの箱だということを知っていながらも、人の心理というものは必ずその箱を開けてみたくなるものなのだから。

「彼はお前に何を言った?」

ここにも、そのパンドラの箱を開けたいと思っている人がいる。

どのように遠回しに言うべきだろうか・・・。

「ふん、何と言ったかは想像もつく。あいつがお前にプロポーズでもしたのか」

「え・・・」

「信じるな、アストリッド。貴族の結婚は本人の思い通りになるものではない」

セサール・カジックは顔をしかめたまま、やや苦しい声で話す。

それは男性がよく言う「結婚は人生の墓場だ」という言葉とは少し違う感じだった。

顔は思い浮かばないが、「子供が欲しい」と話していた彼の妻と王妃の言葉が思い浮かんだ。

 



 

「お前が望んでいない相手と無理に結婚して幸せになれるのか?」

王妃が望んで結婚したのではないように、セサール・カジックもそうなのだろうか?

「それはご主人様のお話でしょうか?」

いつものように眉間に皺を寄せた彼が私を見つめる。

そして、彼の手が私に伸びてきた。

意外にも彼の手は私ではなくミカエル王子の方に。

「ミカエル王子」

彼に対する好き嫌いは別として、いつも背筋が寒くなるほど良い声だと思っている。

けれど、ミカエル王子を呼ぶ声は酷かった。

「王妃の産んだ」

まともに顔を見ることができない。

『脱出記』ではセサール・カジックを蛇のようだと喩えていたが、今彼は蛇よりは1001年古びた大蛇のような表情で王妃を呼ぶ。

不吉な予感がする。

『脱出記』には彼がユルーゲルを愛したから王妃を破滅させたと書かれているが、実は王妃に恨みがあるのではないかという思いが浮かぶ。

「伯爵様」

「ご主人様だ。お前の本分を忘れないように、アストリッド」

ひょっとして彼が王子を傷つけるかと思って静かに彼を呼んだら、意外に元気な声が返ってきた。

そして、私が最初に立ち止まった時と同じような距離に調整するように、セサール・カジックは数歩後ろへ退いた。

 



 

「アストリッド」

「はい、ご主人様」

「お前に多くを期待していない」

じゃあやらせないでよ。

「しかし王妃宮の仕事はお前に任せるしかない。お前の本分を忘れずに集中しなさい」

セサール・カジックも不安なようだ。

それでも彼には仕事を任せられる相手がアス・トケインしかいなかったのではないだろうか。

単に王妃宮に入ることができる適任者は、アス・トケインの他にいなかったかもしれないが、2人は他の人が知っているより近かったと思う。

彼は、冷たい男のように一度も後ろを振り向かずに去っていく。

セサール・カジックの出生の秘密をクラインに聞けば教えてくれるのだろうか?

それもそうだが、王妃に対するあの奇妙な敵対感が問題だ。

ひょっとすると彼の憎しみは強引に結婚させられた妻を憎む処刑人の王妃に転嫁されたのかもしれない。

しかし、基本が政略結婚の世の中で大変なロマンチストだったり、他人と世紀の大恋愛をしたのではないなら、政略結婚だと自分の妻を疑うのもおかしな話だ。

嫌だったら逃げればいいのだから。

結婚は自分でしておいて、奥さんを憎むのも小難しい。

 



 

セサール・カジックとアス・トケインの関係が早く知りたい!

主人とメイドだけの関係ではない気もするので。

セサールが結婚したかったのはアストリッド?の可能性もありますしね。

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