メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【122話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は122をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

122話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【121話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は121話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 不吉な存在

頭上でバタバタと大きな鳥が舞い降りる音がした。

影が頭上を通り過ぎたかと思ったら、私の手のひらより長い羽毛が落ちてくる。

どこかで見たような気がするけど・・・。

頭の上がヒリヒリする。

見上げたくないが、見上げないのも怖くて頭を上げて上を見た。

いつか見た羅海の異形の王族が木の上に降りて、私を見下ろしていた。

今までの話を全部聞いていたのかな?

あの時は室内だったので分からなかったが、昼に見ると彼はさらに人間らしくない雰囲気を纏っている。

キラキラ輝く瞳は、絶対に人間が持てるものではなかった。

彼は私にその奇妙な瞳を固定し、大きな翼を広げて話し出した。

「あなたは」

放送が終わったテレビから流れ出る周波数がズレた音のように濁った声。

意味の分からない言葉を吐き出して彼は笑った。

細い唇の両橋が巻き上がると同時に、私はゾッとする。

逃げたいのに足が動かなかったし、彼に背中を見せたくもなかった。

あなたは、何?

けれど、直接尋ねる勇気はない。

天使のような姿だと思っていたけれど、今は絶対そう見えなかった。

まるで、この世にあってはならないものを見ているかのよう。

目を逸らしたいのに、目を逸らしたら追って来そうな気がした。

彼の全てが不吉だ。

ユルーゲルはどうしてあんな不吉な存在をそばに置けるのか。

エバンスはどうやってそれを認めたの?

私はこんなに怖いのに。

異形の王族が悪意を抱いた幽霊のように笑いながら翼を動かした。

重い羽音と共に飛翔した彼は、そのまま私の上を通り過ぎて飛んでいく。

彼は最後の瞬間まで私から目を離さなかった。

激しい風で結い上げた髪が解けて舞い散る。

奇妙な違和感。

この場所が私に敵対しているように感じた。

王子を抱きしめる。

そう、私も早くここから抜け出したい。

 



 

セサールと腕輪と彼の万年筆を見てため息をつく。

万年筆にブレスレットを当ててみたり、擦ったりしたが、ブレスレットは何の反応を見せなかった。

万年筆は万年筆に過ぎず、魔法の道具ではなかった。

問題が少し複雑になる。

「モンブルシェル?C.K?クライン卿がくれたのか?」

お風呂から出てきたミオ卿が言った。

「そうだといいのですが、違います」

「君が買ったのか?モンブルシェルは貴族街でも買えない製品だ」

「カジック伯爵様のものです」

「この前殴った傷害補償金なら悪くないな」

「これは前からあったものじゃないですか。ミオ卿も何度か書いていますよ」

初めからこの万年筆だけは机の片隅に置かれていた。

その時、初めて違和感を感じる。

文盲のアスがどうして万年筆を持っているのだろうか。

そして、埃が溜まらないように管理をするほどなら、なぜ引き出しに入れておいて大切にしないのか。

いつも見れる場所に置いておきたかったのかな?

 



 

「アス、それって魔法道具ですよね?」

ミオ卿の次にお風呂に入ったシエルが言った。

この部屋に魔法使いがいることをしばらく忘れていたようだ。

「探索用の道具みたいですけど?」

「探したいものがあれば、私が探しましょうか?」

シエルが私に手を差し出したので、私は彼の手の上に腕を乗せた。

シエルはブレスレットを指で撫でながら話す。

「悪くない魔法がかかっていますね。ブレスレットの形も綺麗だし」

「魔法使いさんより優れている魔法使いなのですか?」

「世の中にそんな魔法使いはいません」

そうだよね。

本当に不思議なことに、シエルが本人の顔に金を塗る種類の言葉を初めて聞いた時は、不思議で凄かったが、今はその種類の言葉が出てこなければ、安定感がなく、何か不安になる境地に至ってしまった。

「じゃあ魔法使いさん、この万年筆は?これには何の魔法がかかっているのでしょうか?」

既に分かっているのに尋ねてみると、予想通りシエルは首を横に振る。

「普通の万年筆です。魔法をかけてあげましょうか?」

「いいえ、そういう意味ではなかったので」

イディカ・カジックが持っていたが、本来はセサール・カジックの万年筆だ。

高価な物なのに貧そうに見えたアスが売らず、いつも目に付く所に置いて観賞用として保管していた。

イディカが使った数々の物の中でも、これを彼女の形見として残してきた可能性はどれくらいあるのだろうか?

セサール・カジックとの連絡用に持っていたのかもしれないと微かな期待を抱いていた。

でも魔法がかかっていないのなら、その推測もハズレだろう。

違うと思っていたけど、もしかしたらと思っていた。

 



 

異形の王族の存在が不気味です・・・。

アスを見つめていた理由は?

万年筆を残している理由。

イディカの形見?

それともアスがセサールを想っていたから?

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