メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【128話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は128をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

128話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【127話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は127話をまとめまし...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 名前を失った異邦人

胸がいっぱいになり、涙が出るほど美しい風景。

永遠の夜の世界。

永遠に来ない明日。

そして私を愛するという人。

10年以上の間、他の世界を渇望しながら私が本当に望んだのはこれだったようだ。

愛されたかった。

シエルの言葉は知らないふりをして、その手を握ってしまいたいほど甘くて誘惑的だ。

しかし、育ち盛りの大魔法使いは緊張した顔で笑っている。

彼が絶対に断られないと確信していたら、はるかに良かっただろう。

私の指先を支えている彼の指先はぶるぶる震えていて、微笑みは本物だったがぎこちなかった。

歯を食いしばるような不安な微笑みを私は知っている。

この手を握れば物足りなさと未練は残っても後悔はないかもしれない。

でもシエルは?

心が激しく私に訴えてきた。

彼も完全で潔白な愛を受ける資格がある人だ。

欲望が私に囁いてくる。

私が今シエルの事情まで考える必要があるの?

彼が提案したのに?

しかし、私はいつも中途半端で抜歯に何かが引っかかると、それを振り返り続け、結局は引き返して確認してしまう愚かな人間だった。

 



 

「私も魔法使いさんが大好きです」

行間に隠された意味を理解したシエルの目元が悲しく変化する。

彼のスミレのような紫色の瞳に青みが加わった。

普段見る彼の紫色の瞳より一層美しく悲しく見える色。

「じゃあどうして・・・?」

「なぜなら、他の人たちがこのように心が弱くなっている時はプロポーズを受け入れてはならないと言いましたから」

シエルが私の指の上に軽くキスをする。

クラインのキスとは少し違う軽くて丁寧なキスだ。

「では、私がもう少し待って、あなたが十分勇敢で強くなっている時にまたプロポーズしますね。私は不死の大魔法使いだから、いつまでも待つことができます」

「その前に私が死ぬかもしれませんよ、魔法使いさん」

「そうかもしれないですね。でも、私はいつかあなたが私に惚れると信じています。そして、それはそんなに長くかからないでしょう」

シエルには度々感嘆したが、今回ほど感嘆したことはない。

大変な自信だった。

クラインもこれほどではなかったと思うんだけど。

私は手を引いてシエルを起こした。

夜が怖い大魔法使いと朝が怖い異邦人、そして自分のゆりかごを無くした大魔法使いと名前を失った異邦人。

本当によく似合う組み合わせだ。

まるで誰かが作ったかのようなカップル。

「魔法使いさん、本当に私はもう帰れないのですか?」

シエルが青い瞳で私を見つめる。

師匠たちの命日を語る時より、今私を見る青い目つきがより青く輝く大魔法使いが夜を過ぎる音のように静かに話した。

「アス、あなたがここに属した魂ではないということは存じております。あなたが名前を忘れていなかったら、本来繋がっていた世界を追跡することはできたでしょう。でもアス、私が愛する異邦人よ。世界を開くには膨大な魔力が必要です。私は大魔法使いですが、生きている間にそれだけの魔力を生み出すことができるかは断言できません」

この世界に来るや否や自己紹介を書くように、私に対してあれこれ最大限詳しく書くべきだったのかという罪悪感に苦しむ私を慰めてくれる言葉だった。

 



 

ミオ卿が開かれた窓の前に座って、ニコニコ笑っているミカエル王子を眺めていた。

彼は私たちを見ると王子を抱え上げながら、驚くほど柔らかい声で王子に話しかける。

「王子様、王子様の乳母が密会をした後に帰ってきましたね」

「違います!」

「夜中にこっそり二人で出かけるのは密会と言わないのか?」

「散歩に出かけて偶然会っただけです。偶然に」

ミオ卿の下手な抱えた方からミカエル王子を奪うように抱きしめる。

王子はしばらくの間私の腕の上でお尻を乗せた後、シエルの髪の毛に向かって手を差し出した。

夜になると月明かりのように見える大魔法使いが微笑む。

「やっぱり王子様はアスより私の方が好きだと思います」

「赤ちゃんも綺麗なものが好きだからでしょう」

「アスもうん。あの・・・、私の目は綺麗ですが___」

「そんなに無理しないでください。私は私の顔が嫌いではありませんから」

シエルが絹糸のような髪の毛を王子の手に握らせた。

手の力を扱えない赤ん坊が引っ張って痛いはずなのに、何がそんなに幸せなのか彼は笑っていた。

「王子様、魔法使いさんに抱かれますか?」

しかし、シエルの髪の毛を掴んでクスクス笑っていた王子は、シエルの胸に抱かせようとすると、お尻を私の方に押し付けて嫌だと訴えてくる。

体は私に、関心はシエルにだなんて。

この王子の欲は大きいね。

「王子様、いつ起きましたか?」

「結構経っている」

「じゃあなんで寝ないんだろう?オムツは・・・、大丈夫ね」

私はシエルに王子を預けて、アンナが退勤する前に用意しておいた予備哺乳瓶を温めに向かう。

 



 

シエルの告白を断ったアス。

それでもシエルは諦めていませんね。

アスが元の世界に戻れる可能性もゼロではないようです・・・。

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