こんにちは、ピッコです。
「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。
今回は132話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!
国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。
王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?
アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。
ミカエル:王子。
ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。
エバンス:若くて強い王。
ミナ:アスのルームメイト。
アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。
ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。
スサ:メイド長。
セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。
クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。
シエル:大魔法使い。
セサール・カジック:伯爵。

132話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- アスのゲストハウス
私の考えだが、人は自分の統制力から外れたことには寛大になるようだ。
他の言葉で言えば、「諦めると楽になる」と言える。
「公爵様は着替えないのですか?」
この状況で、こういう言葉が言えるくらいには。
「服ですか?」
「パジャマです。寝ないと」
壁に寄りかかって何を考えているようだったクラインが慌てて私を見た。
パジャマを持ってこなかったのかな?
「私の服を貸してあげましょうか?」
「合わないと思いますが」
私はちょっと考えてもう一度尋ねる。
「挑戦だけでもしてみませんか?」
「アス・・・」
「魔法使いさんの服も合わないと思いますし。じゃあミオ卿の服を借りるしかないと思います」
クラインはあまり気乗りしない顔だった。
じゃあ帰りなさいと言いたいことを我慢しながらベッドの端まで転がってきた王子を抱きしめる。
王子はクラインを警戒するように見つめている。
すごい、クライン。
シエル・ミオ卿、セサールに続き王子まで彼を好きではないなんて。
「・・・アス」
「え?」
「なぜ彼がここにいるのですか!?」
しばらくシエルの存在を忘れていた。
退勤して爽やかに帰ってきた部屋で、あまり好きではないクラインを発見したシエルが激しく抗議する。
「どういうわけか・・・」
「どういうわけ?」
シエルは納得できないようだったが、本当にどういうわけかこうなったとしか言えなかった。
クラインは今日に限って遅く私を訪ねてきた。
普段、彼が訪ねてくる時間は朝の時間帯にいつも一定だったので、今日は来ないと思っていたのだ。
あいにくアンナはすでに退勤しており、私は彼が来ることも知らず部屋の中にいた。
偶然がすでに二つ重なったのに、そこに普段なら意気込んで私を待つはずのクラインが偶然に半分ほど開かれた私の部屋のドアに触れたのだ。
その程度なら、ただこの状況が不可抗力だったと信じたい。
部屋のドアを開けたクラインと部屋の中で王子を抱いて飛行機遊びをしてくれたミオ卿の視線が先に合った。
そのまま氷になったミオ卿がおかしくて振り返ったところ、私もクラインを発見したのだ。
その短い瞬間に何とか話になる状況を作ろうと頭の中であらゆるシュミレーションを考えてみたが、方法はなかった。
ベッド二つが全ての状況を見せていて、仕方なく残る生活感というものがあった。
ミオ卿もシエルも荷物が多い人ではなかったが、部屋の中には絶対に私の物とは見えない跡がある。
一歩遅れて部屋の中を検閲する私の目にも見えたので、クラインにも見えたはずだ。
雰囲気はやむを得ず粛然となる。
「これはどういう事なのか説明していただけますか?」
クラインはかなり落ち着いて見えたし、声も落ち着いていた。
もしかしたら理解してくれるんじゃないかな?
そう思って説明を始めたが、時間が経つにつれて私とミオ卿は職員室に呼ばれてきた学生のように頭を下げるようになる。
落ち着いていると思ったが、説明が続くほどクラインの目が暗く輝いていく。
殺気立った目に。
怖くて頭を上げられない私たちの頭上で、クラインが小さく話した。
「それで・・・」
大したことのない言葉のはずなのに、心臓がガタガタと震えている。
「3人で同居しているのですか?」
「いえ、同居のようなものではなく、一種の戦略的な寝床の共有とも言えるでしょうか・・・」
堂々と話したいのに、後になるほど私の声は小さくなった。
いつでもどこでも自信を持って堂々と言えると思っていたが、クラインを前にしてこのような話をすると本能が自ら顔色を伺ってしまう。
助けを求めて横をチラッと見たが、ミオ卿もパニック状態なので、クラインに何か言えるような状態ではなかった。
「良くないことはしていません」
それでも幸いに、ミオ卿が支援射撃をした。
しかし、クラインの笑みはさらに激しくなる。
「当然だ」
雰囲気がまた粛然とした。
私が自信を持って34点の国語の試験用紙を持って家に帰った時も、このような雰囲気ではなかった。
「それではアス、私もここに泊まります」
「え?」
「良くないことがないのであれば、私が一緒にいても問題になることはないじゃないですか」
問題だらけだった。
クラインにアスの同居生活がバレてしまいましたね。
一つの部屋に3人は狭すぎませんか?(笑)





