こんにちは、ピッコです。
「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。
今回は133話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!
国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。
王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?
アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。
ミカエル:王子。
ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。
エバンス:若くて強い王。
ミナ:アスのルームメイト。
アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。
ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。
スサ:メイド長。
セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。
クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。
シエル:大魔法使い。
セサール・カジック:伯爵。

133話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- みんなで一緒に
使わない自分の部屋でパジャマに着替えて帰ってきたミオ卿が私の隣に立つ。
彼から石鹸の匂いがした。
「ミオ卿、何が問題なのか分かりますよね?」
「問題は非常に多いが・・・」
「すぐに見られる最大の問題です」
寝て服を着替える程度の最小限の個人的生活をするための空間である隣の部屋は、そもそも広くなかった。
そのような場所にベッド2つを挟み込んだら、実は歩くのも障害物を超えているように慎重な状態だったのだ。
「ベッドが足りないな」
「同じベッドに3人は無理でしょう?」
ミオ卿とシエルが同じベッドで寝るのも本当に狭く見える状況なので、そこにクラインが追加されるのは本当に無理そうだ。
「アス、私は床に座れれば十分です」
私たちの声が聞こえたのか、クラインが小さく話した。
彼はすでに床に座っている。
私のベッドには座れないと丁重だが頑固として断られたのだ。
そして残っているベッドの方はシエルがウロウロしているので床に座るしかない状態だった。
「公爵様、そこで寝ることはできません」
「戦場では、これも贅沢な寝床です」
私の部屋を戦場に比べられた。
整理を全くせずに住んでいるので、散らかっていて汚い場所ではあるが、それでも戦場レベルではないと思う。
「それでも公爵様が床で寝たら罪悪感を感じてしまいます」
「私は気にしません」
いや、私が気にするんだってば。
自分のベッドを見る。
ミオ卿とシエルが寝ているベッドにクラインまで入るのは不可能だけど、私のベッドは少し狭いが可能じゃないかな?
「公爵様、私と一緒にお休みになりませんか?」
半分は冗談、半分は何も考えずに言った言葉だったが、クラインの反応は激しかった。
「アス」
「アス、いっそ私と横になってください!」
魔法使い、ややこしくなるからあなたは黙ってて・・・。
いくら私でもこんなことを本気で言わない。
ただ雰囲気を緩和するための冗談だったが、状況は悪化した。
「それでも公爵様が床で寝るのは少し違うと思います」
「彼は招かざる客です。私たちが招かざる客まで気にする必要はありません」
クラインと立場が似ているシエルは堂々と話し、ミオ卿はクラインに訓練を受けている立場なので、堂々と頷いてはいないが、シエルに同調している雰囲気だった。
「それなら私が床で寝ます」
「そんなことをする必要はないよ、ミオ卿」
「公爵様が床で寝たら、私もアスも楽に寝られないと思います」
ミオ卿はそう言ったが、強いて言えば誰でも床で寝たら、私はベッドに楽に眠れそうにないと思う。
「ベッドをくっつけて横になってみましょうか?」
「ベッドの高さが違うから大変だろう」
そうだね、真ん中で横になる人は脊髄が痛みそうだ。
どうしよう、私の家ならむしろ床に布団を敷いてみんな一緒に寝るのだけど。
・・・悪くない考えかもしれない。
「魔法使いさん、ベッドを片付けることはできますか?」
「今ですか?」
「はい。あ、待ってください。布団を外してからで」
急いでシートと布団をベッドから取り払う。
「床に布団を敷いて、みんなで寝ようと思って」
この部屋は使った後、一度も掃除したことがないのに部屋の床は思ったより綺麗だった。
「一人のために全員が下方標準化された環境で過ごさなければならないのだな」
「それ大きい声で言ってください、ミオ卿。公爵様の耳まで聞こえるように大声で」
シエルが魔法を使ったのか、床も綺麗に変わる。
そのおかげで、キラキラと艶やかな床に布団を敷いて横になることができた。
私の横に王子を寝かせ、その横にクライン、シエル、ミオ卿の順だ。
掛け布団が足りなくてミオ卿は隅で自分の上着をかぶって横にならなければならなかった。
可哀想なミオ卿、最初はミオ卿と私が快適な勤務環境のために同じ部屋を使い始めたのだが、いつの間にか快適さは遠くに消えて、彼がこの事態の最大の被害者になっている。
寝返りをうってクラインを見た。
灯は消えても、彼の赤い髪は闇の中でも燃え上がるように見える。
今日は衝動的にこの部屋で寝ると言ったみたいだけど、まさか明日もじゃないよね?
「アス、何を考えていますか?」
「公爵様の考えです」
クラインは笑いながら手を差し出したが、私たちの間に王子が横になっていて、距離が適度に遠かったため、私の届かないところで手を止めなければならなかった。
彼がここにいて楽なのかどうか、私自身の気持ちなのによく分からない。
ただこういうのも悪くないと思う。
目が覚めたら一番最初に彼を見ることができるのだろうか。
「おやすみなさい、公爵様」
「おやすみなさい、アス」
部屋の住人が増えましたね(笑)
さすがに公爵を床で寝させることはできないでしょう。
これからも毎日クラインはアスの部屋で眠るのでしょうか?





