こんにちは、ピッコです。
「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。
今回は152話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!
国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。
王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?
アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。
ミカエル:王子。
ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。
エバンス:若くて強い王。
ミナ:アスのルームメイト。
アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。
ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。
スサ:メイド長。
セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。
クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。
シエル:大魔法使い。
セサール・カジック:伯爵。

152話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 王子様を探して
一応確実なのは、3階を通って上がった屋根裏部屋で魔法を使えば地下室に行けるということ。
じっくり考えてみれば、屋根裏部屋で魔法をどのように使うかも問題ではある。
3階、屋根裏部屋、地下。
色々な構造にまたがる複雑な魔法なのに、入口が3階だったので、そこに何かがありそうだ。
念のため、2階と3階の間の階段室まで調査を拡大して調べていると、上の階からアンナが飛びついて私の腕をギュッと引っ張った。
「早く来て。大変なことになったの」
「どうしたの?」
「あのキツネが来たんだけど、今部屋に誰もいないの。アス、あなたは一体どうして席を外したの?」
ユルーゲルが今度は一人で来たのかな?
この前王子を奪おうとしたけど失敗したから、今度はしっかり準備してきたの?
私はアンナに手首を掴まれたまま王妃宮の階段を駆け上がった。
3階まで上がってきた時点で、私はもう死にそうだ。
アンナが手を放したら、四足歩行で階段を上がるかもしれない。
そのためだろうか。
3階を通る時、ちょっと指輪が光を放った。
セサールが魔法陣を探せと言って渡してきた、元々はブレスレットだった指輪。
これ光ってるのかな?
指輪をはめた指を振ってみたら、日光に指輪が反射しただけのようだ。
反射光だったみたい。
4階に到着すると風が吹いてきた。
「うーん・・・、アンナ。ここは4階だよね?」
「もちろん4階だよ。なんで?」
「それが・・・」
窓が開いているのに人がいないのはどうして?
ユルーゲルも王子もいない。
王妃宮で起こるすべての事件、事故はすべて王妃の責任となる。
ここでユルーゲルと王子がいなくなれば、その結果は想像もしたくない。
本当に消えたとしても問題であり、単純にハプニングで終わっても問題だ。
エバンスはこの機会を逃さずに王妃を攻撃し、ついでに王子を奪うこともできる。
ちょっと待って、ユルーゲルがわざと消えたんじゃないよね?
アンナと私はできるだけ散らばって探すことにした。
ユルーゲルが決心して窓から出ていったのでなければいいのだけど。
一体どこに消えたの?
ユルーゲルが今、王子誘拐事件を起こす理由が一つもないと思うんだけど?
ひょっとして外部の誰かがユルーゲルを拉致した?
この王国はまだ戦争中で、物語が終わるまで戦争中だ。
素手とも、羅海女王の処刑に恨みを抱いた残党が?
あるいは黒魔法使いが?
悪い推理が枝を伸ばし続ける。
そして、ふとさっき3階で指輪が光を出したのが気になった。
単なる反射光かもしれないが、そうでないかもしれない。
私はスカートの裾を腰まで上げて3階に向かって走った。
指輪は光は放つかどうか分からない色に染まっている。
あの夜、王妃と歩いた記憶が浮かんだ。
まだ真昼なのに周りが夜になったように首を回すと、私のそばに白い王妃が歩いているような気がした。
この前は書斎で、この前は接見室。
すると、その次が秘密の屋根裏部屋に繋がっていたあの部屋だ。
私は侍女たちの顔色を伺いながら、慎重にドアを開けて中に入る。
暗くなると指輪が微かに光っているのが目に入った。
この部屋に隠された魔法に反応しているのかな?
「ユルーゲル様・・・?」
本当に慎重に階段を上った。
私にとってここは暗くて月明かりだけでいっぱいの夜の空間として記憶されている。
今はその記憶に無理矢理光の光が塗られるだろう。
理由もなく悔しくなり始めた。
大切なものを奪われる気分だ。
最後の階段を上がる。
月明かりで明るかった屋根裏部屋が、今は太陽の中にいるように光で満ちていた。
どこかに宝物が隠されているように見えた部屋は、夜の神秘の代わりに見窄らしい姿と衰落、古くて慌ただしい雰囲気を濾過なしに見せてくれた。
だからここに二度と来たくなかったのだ。
夢と夜の間の道を歩いた記憶で、このすべてを残したかったのに。
「ユルーゲル様、ここにいらっしゃいますか?」
狭くて見窄らしい部屋を一周したが、ユルーゲルと王子の姿は見えない。
床に積もった埃を見ると、私ではなく誰かが入ってきた跡があった。
もしかして、地下室まで行ったのかな?
魔法の助けがないと入れない場所にユルーゲルが?
どうしたらいいか分からなくて部屋の中をぐるぐる回りながら迷っていたら、急に指輪から光が噴き出した。
部屋全体が車のエンジンがかかるようにジーンと鳴り、耳にも酷い耳鳴りが共鳴する。
しかし、突然、そのすべてがスイッチを切ったように消えた。
アスの指輪が光ったということは、魔法陣への道は消えていないということですね。
問題は、そこまでどうやって行くのか・・・。
ユルーゲルも王子様も行方不明ですし、このままだと不味いのでは?





