メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【40話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は40をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサル・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

40話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【39話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は39話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 二人の幽霊

「アス、あの噂聞いた?」

「何?」

「王妃宮に現れる幽霊がいるじゃない?それが二人に増えたんだって」

宝石をいじっていた手を止める。

既に私たち二人の存在がバレていることに驚きを隠せなかった。

エリーが王子の入浴の支度に出かけたはずなのに、慌てて部屋に飛び込んできた。

「アス!」

「何?どうしたの?」

何か嫌な予感がする。

彼女は私の腕を掴んで、私の部屋に引っ張った。

不味い!

あの部屋には男たちの跡が・・・!

「ちょっと待って、エリー!」

「早く着飾らないと!カペラ伯爵様がお越しになっているわ」

「ちょっと待って、私の部屋はダメ!!」

私を着飾るつもりでいたエリーとアンナが、真顔で聞いてくる。

「どうして?」

「万が一、私の部屋に伯爵様が訪れたら大変なことになるからよ」

口から出まかせを言ったのに、何故か二人は妙に納得する。

何だろう、この気持ちは・・・。

とにかく私の部屋は死守できた。

「アス」

準備をし終える前に、クラインが白い花束を抱えて部屋に入ってきた。

彼ともう少し親しくなったら、私は花が好きじゃないことを言ってあげないと。

彼と共に、今では見慣れない庭を歩いた。

「髪はもう束ねているのですね」

今まで朝の私に会ったことがないから、いつも解いていると思っているのだろうか?

それとも前の「アス」と比較したのかな?

後頭部から、クラインの手が近づいてくるのを感じる。

彼の手が私に届く直前で止まった。

「乳母ですから」

「前はいつも解いていましたね。それが素晴らしかったのですが」

やっぱり「アス」と比べていたようだ。

彼は懐かしい目で私の髪を見ている。

結局、いくら聞いてもクラインは彼のレディーについて話してくれなかった。

レディーが誰で私とどういう関係なのかまだ分かっていない。

「伯爵様、以前の乳母について何かお聞きになりましたか?」

「国家保安に関することですから」

「生きていますか?」

「処刑されました」

この国は黒魔法使いを恐れて排斥し、存在を残したくないのだ。

もし乳母が本当に黒魔法使いならとっくに死んでいるはず。

そう考えていると、クラインが私を見ながら笑っていることに気づく。

私は彼に聞きたいことがあって、彼も私に話したいことが多いだろう。

それにもかかわらず、彼はただ私をみることができることに満足している人のように見える。

しかし、私は聞きたい。

アスが持っている万年筆はあなたのもの?

その万年筆はあなたがアスにくれたもの?

 



 

  • いい夢

心が違う場所に行っているので散歩はいつの間にか終わり、日が暮れてまた夜が戻った。

「取引は今日からですよね?」

「ええ、でも王子様に害を与えたらすぐ中止だという事を肝に銘じてください」

私は別に王子を愛していない。

もともと子供が好きではないし、子供を産んでいないので、子供を愛するのが習慣になっていなかった。

それでも王子に私ができることをするのは責任感のため。

だから、まだ本調子ではないシエルに王子を譲るのに罪悪感がなかったわけではない。

ミオ卿は、シエルが王子を抱いて部屋の中に入ってきてから、私と目を合わせることはなかった。

しかし、仕方がない。

私が取引可能なのは王子だけだったから。

シエルが眠るまでミカエル王子をその横で寝かせる。

シエルがよく眠れば、王子はまた私のそばで寝かしつける。

ただし、彼が王子に害を与えた瞬間、取引は中断。

「絶対に手を触れないでください。ベッドの端で寝るだけですから」

「厳しすぎるんじゃないですか?」

私がベッドに座り込んで小さく子守唄を歌うと、王子はすぐに眠ってくれた。

「ミオ卿、いつもごめんなさい」

「申し訳ないと思うなら、この場所でこれ以上厄介事を増やさないでくれ」

そんな言葉を言われると不安になるじゃないか。

「ミオ卿、いい夢を見てください」

ミオ卿が部屋に残っていた最後の明かりを消し、横になる気配がした。

 



 

  • 眠れない夜

眠れない夜。

王妃はいつから廊下を彷徨っていたのだろう。

しばらく横になった後、私はベッドから起き上がり部屋の外に出た。

昨日とは違い、廊下は真っ暗だった。

今日は王妃がいないのかな?。

しかし、私は廊下の片隅にいるアレックス卿を発見してしまった。

彼は何も言わないまま手を上げて指差す。

その先はテラス。

しばらく躊躇った後、彼を置いてテラスに向かい、ドアを開けた。

もしかしたら、これが運命の分岐点なのかもしれない。

テラスの端には王妃が座っていて、暗い月を見上げていた。

「毎回夜が来るのを待つ心を、あなたは知っているかしら?」

「昼を夜にして、朝を消してしまいたい日なら知っています」

私がそう言うと、王妃は笑顔を浮かべた。

今日の彼女はパジャマ姿ではなく、肩と腕を露出させ、胸に締め付けられたイブニングドレス姿だった。

王妃の静かな美しさとよく似合う姿だったが、この夜には冷たそうな姿。

「王妃様、眠れなくなってどのくらいになりましたか?」

「乳母がいなくなってからよ」

「ずいぶん経つのですね」

王妃は乳母が死んだことを知っているのだろうか?

侍女長は王妃が死んだ後、どうなったのだろうか?

「脱出記」を読む時、私は王妃だけを気にして本を読んでいたが、この世界に入り込んでからは彼女までも気になり始めた。

私はどうしてこんなに軟弱で柔弱なのだろうか?

「王妃様、私が地下室に行く方法を見つけました」

彼女に手を差し出すと、王妃は花が咲いたように笑う。

「じゃあ今日は、宝物を探せるのね?」

今日探し出すその宝物が王妃にとって嬉しいものであってほしい。

 



 

クラインのレディーの正体は誰なのでしょう?

本人は一切教えてくれませんし、本当にいるかどうかも謎ですよね(汗)

そして、ついに地下室へ行くのでしょうか?

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