メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【62話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は62をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

62話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【61話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は61話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 女王のイヤリング

クラインの手が私の手の甲を包む。

彼の青い灰色の目に秘められた喜びを見抜く。

そして、彼の質問を思い出した。

「いいえ、誰もいませんでしたよ」

「良かった。いつもあなたのことを心配していましたから」

「伯爵様はお怪我をなさったのですか?」

クラインに席に座るように勧めたが、彼は首を振って断った。

「私のは怪我というほどのものではありません。それより良い天気ですから、一緒に外を歩きませんか?」

私が花を好きだと思っているこの男性は、毎回私を散歩に誘う。

「もちろんです」

動くのは大嫌いだが、断れない誘いがあることも理解しているつもりだ。

「戦争中なら分かりますが、戦争も終わったのにあなたに会うのを10日も伸ばしたくありませんでした」

クラインの言葉は相変わらず熱烈。

この男は「アス」がいない間、どのように生活をしてきたのか想像もつかない。

「来られると知っていたら、何か贈り物を用意していたのですが・・・」

「あなたが無事なことこそ、私にとって奇跡のような贈り物です」

クラインとの散歩コースはほとんど決まっている。

王妃宮の片隅にある小さな噴水台で、私たちは隣同士で座った。

「プレゼントがあります、アス」

私の手先を軽く叩きながら、彼はそう話す。

「プレゼント?私にですか?」

「はい、宝物はすべて殿下に渡しましたが、二つはあなたのために残しておきました」

「あの・・・、それは横領というものでは?」

まあ、クラインは戦争の英雄のような人物だ。

エバンスは宝物を一つか二つ持ち出したクラインと敵対することはないだろう。

彼が取り出したのは小さな箱だった。

「開けてもいいのですか?」

「ええ、気にいると思います」

開いた蓋の隙間から、煌びやかに輝くイヤリングが姿を見せた。

「代々、羅海の女王だけがつけるイヤリングだそうです」

「え・・・」

 



 

「ありがとう、伯爵様。私が耳に穴を開ける日が来たら、使わせていただきますね」

こんなに美しいのが私のものだと思うと、率直に言って嬉しくはあるのだが・・・。

何と言うか・・・、クラインは本当に私に関心がなかったんだろうと思う。

イヤリングをプレゼントしながら、私がピアスを開けているかどうか分からないなんて。

「耳の穴は、私が開けてもよろしいでしょうか?」

「いいえ」

提案が早すぎる!

まさか、それが本当の目的だったのだろうか?

ピアスを開けて苦労した経験はある。

私は傷が癒えない体質だったのだ。

多分「アス」も同じなのでは?

何よりも、私がいる間に「アス」の体に何の痕跡も残したくない。

何度か粘るクラインの要求をやんわりと断った後、少し気後れした彼が取り出したのは、小さなオルゴールだった。

「羅海は音楽で有名な国です。そこにいる間に、あなたのためにオルゴールを注文しました」

「伯爵様のお名前で注文されたのですか?」

「いいえ、あなたの名前で注文しました」

少なくとも、その職人は自分の国を滅ぼした人のために物を作ったという事にはならないようだ。

オルゴールの蓋を開けると、背を向けた恋人たちがくるくる回っていた。

人形の一つにすごく見覚えがある。

「伯爵様、これは・・・?」

「あなたのくださった人形でオルゴールを作りました」

「感動的ですね」

「きっと喜んでくれると思いました」

 



 

この良い雰囲気の中で、聞いてもいいのだろうか?

「兄弟関係はどうなのか?」と。

下手をすれば、クラインの深い傷に触れる質問になりかねない。

「伯爵様、お聞きしたいことが・・・」

クラインを見上げた瞬間、赤い光が明るい空を横切っていた。

まさか?

本当に?

けれど、私の不吉な予感は絶対に外れない。

隕石の始まりだった。

同時多発的に四方から轟音が鳴り響く。

これまでの人生で聞いたことのない大きな音。

考える暇もなく、クラインが私を抱きしめた。

そして、私は重力を失う。

自分がどこにいるのか分からない。

それでも大きな音は止まらなかった。

目の前の状況が理解できずに混乱する。

「・・・ス!しっかりしてください!」

クラインが私を呼ぶ声に気づくや否や、全身に痛みが走る。

「大丈夫ですか?」

青灰色の瞳に心配の感情が浮かんでいた。

気づけば、彼の傷だらけの顔から、私の顔に血が流れている。

「伯爵様、怪我を・・・」

「アス、大丈夫ですか?」

クラインは何度も私に同じことを聞いている。

彼の方がどう見ても重症だろう。

彼が瓦礫を支えているおかげで、私は圧死せずにすんでいる。

しかし、その代償で、クラインの腕はボロボロだった。

「私は大丈夫です。伯爵様の腕の方が・・・」

「あなたさえ大丈夫なら問題ありません」

「血がこんなに出ているのに・・・」

「アス、私は大丈夫だから、泣かないでください」

「私は伯爵様のために泣いているのではありません。怖くて泣いているのです」

小説のヒロインならば、他人のために涙を流すことが出来るだろうが、私は小説のヒロインではない。

自分のことで精一杯だった。

「私がそばにいる限り、あなたは何も恐れる必要はありません」

私のために全身で落石を防いでいるクラインの血が、私の体の上に流れている。

隕石が再び落ちてくるのだろうか?

私は注意深く、クラインの下を抜け出た。

そのまま隠れていたかったが、そんなことをすれば彼は本当に死んでしまうだろうから。

 



 

急展開!

これは小説にはなかった展開のはずです。

この原因が気になりますが、ミカエル王子は無事なのでしょうか?

王妃宮に残っている人たちもいますから、彼らの安否が気になります!

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