メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【68話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は68をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

68話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【67話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は67話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 災害の犠牲者

クラインが王妃様の手を握るのを見ても、私はしばらく体を起こすことが出来ずにいた。

固まっている私を、ミオ卿が起こしてくれる。

「ありがとう」

「光栄です、王妃様」

「本当に、ありがとう」

クラインは王妃様の境遇についてどれほど知っているのだろうか?

こういう事故が起きた今でさえ、未だに王妃様を避難させようとする動きは一つもないのだ。

それだけでも、この王宮で彼女がどういう立場なのか分かる。

王妃様が安全であることを確認し、周囲を見回す。

「ミオ卿は大丈夫なのですか?」

返事の代わりに、ミオ卿は脇腹を押さえながら小さく呻き声を上げている。

痛いのだろう。

「君が聞くまでは大丈夫だった」

王妃様を除く全員が血を流している。

私も手のひらに木片の棘が刺さっていた。

これだけでも痛いのだから、ミオ卿やクラインの苦痛を想像したくもない。

「王妃様、私の部屋に行きましょう。そこは安全ですので」

王妃様は返事の代わりに、私の手のひらを見つめる。

「痛いでしょう?」

「大丈夫ですよ」

彼女を心配させまいと、私は何の前触れもなく木片を抜き取る。

その反動で激痛が走った。

「痛っ・・・!」

「王妃様、ご好意は感謝しておりますが、今は避難が優先かと・・・」

ミオ卿は、青褪めた表情でそう進言する。

怪我をしていない手で王妃様を支え、両脇に騎士を挟んだまま、凱旋式のように私の部屋に戻る。

 



 

アンナが涙で濡れた目で迎えてくれた。

「王妃様、ミカエル王子もご無事です」

王妃様が手を差し出して、指先で王子の頬に触れる。

授乳以来、最も身近で親密な接触だ。

「抱きしめてみませんか?」

「私は子供が好きじゃないわ」

私も赤ちゃんは好きでないが、赤ちゃんの驚くべき効果を知っている。

抱きしめると、平和で穏やかな気分にさせてくれるのだ。

「赤ちゃんも驚いていますので、王妃様の心臓の音で落ち着かせてあげてください」

「私は赤ちゃんが好きじゃないの。髪色のせいか、私が産んだように思えないから」

「なるほど・・・、そういうこともありますよね」

部屋が狭いので、私のベッドの上に王妃が座り、ミカエル王子を抱いたアンナがミオ卿のベッドの上に座る。

「ところで、アス。この部屋には、どうしてベッドが二つあるのですか?」

クラインに聞かれる。

まあそうだよね、この部屋に人を連れてきたら、そう質問されるのもおかしくはない。

アンナでさえ、ぐずる王子を抱いて答えを期待しているかのように私を見つめている。

もちろん、私はこんな時のために答えを準備している女だ。

「本当は駄目なのですが、たまにとても辛い時にミカエル王子を連れてここで寝ました」

「それとベッドが二つあることは、何の関係が・・・」

「どうして、私が王子様と一緒に寝れますか!?」

「・・・そうでしたか」

良心を少し捨てると世界が楽になることに気づいた。

 



 

「それよりも攻撃が王妃宮に偏っているような気が・・・。私の考えすぎでしょうか?」

「王宮に放たれてはいますが、あちらは大魔法使いがシールドを張っているのでしょう」

羅海の女王が王妃宮を標的に設定した理由は?

私は王妃様の無表情な顔を見る。

「王妃様、もしかしてご実家は羅海の女王と怨根の関係はありますか?」

世情に関心がなさそうな王妃様が恨みを買ったとは思えない。

予想通り、王妃様は首を横に振った。

「羅海は小国だけど王国なのだから、他国の一介の侯爵家と私怨を持つことはないわ」

あ、侯爵家出身だったのか。

そういえば、王妃様の家名も知らないな。

考えてみても答えは出ない。

当たり前だ。

一国の女王の気持ちを、庶民の私に理解できるわけがないのだから。

雰囲気が落ち着くと、ミカエル王子は眠りに落ちた。

どれくらい時間が経過したのだろうか?

外はいつの間にかだいぶ静かになっている。

メテオが終わったのだろうか?

悩んだ末、外に出ることに。

ドアを開けて、すぐにドアを閉めた。

「あはは・・・」

ヤバい・・・、酷すぎる。

王妃宮は静かに燃え上がっていた。

その時、月光のような銀色の粉が虚空に集まり、突然煌びやかな白金髪が現れた。

それは、本宮にいると思っていたシエル。

「アス!無事ですか!?」

「はい、何とか・・・。どうやってここに?攻撃はもう終わったのですか?」

「その通りです、アス。女王が捕まりました」

シエルは傷ついた私の手を取って、顔をしかめる。

実は、私の手も包帯がないからボロボロだったのだ。

「あなたはとても頻繁に怪我をしますね」

さっき、ミオ卿にも同じようなことを言われた気がする。

そんなに頻繁に怪我をしているように見えるのだろうか?

シエルの魔法は光も音もないが、今回はちょっと違う。

彼は、まるで私の手のひらにキスするように、唇を近づけて息を吐いた。

そして、私の手のひらに刺さっている木片が消えて、素早く傷が癒されたのだった。

「魔法使い様、ミオ卿とカペラ伯爵様の怪我も治していただけますか?」

「私は大魔法使いです。大魔法使いって何か知っていますか、アス?」

「すごい魔法使いなのでは?」

「いいえ、大魔法使いは法則を作る者です」

一瞬、シエルの髪が少し揺れたように見えた。

そして、彼は二人に近づき、あっという間に二人の怪我を治したのだ。

「魔法使い様、王妃宮の人々がどうなったか分かりますか?私の友達が見当たらなくて・・・」

「王妃宮の死者は多くありません。死傷者が5人いますが、その中で誰があなたの友達なのかは分かりません」

それはおそらく、私の友人たちなのだろう。

「アス・・・。私は慰めるのが下手なので、あなたの心が軽くなるか分かりません。死傷者は出ましたが、それでも多くの人が生き残って、あなたも無事なのです。だから、大丈夫ですよ」

そうだ。

私は生き残った。

だから、大丈夫。

話はまだ進行中で、道は遠いのだから。

エリーの遺体は、その夜に発見された。

顔見知りの侍女も何人か死んだ。

アレックス卿は大怪我をしたまま1階の隅で発見された。

それでも彼は生き延びている。

それで今回の事件は終わったと思っていた。

それなのに・・・、私と王子はユルーゲルの宮へ行くことになる。

 



 

エリーが死んだのはショックが大きいです・・・。

彼女には生き延びてほしかった。

アレックス卿は王妃様を助けようとして穴に落ちたのでしょうか?

それは謎のままですね。

そして、なぜアスはユルーゲルの宮へ行くことに?

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