メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【76話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は76をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

76話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【75話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は75話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 侍女たちのお喋り

ぺぺがまた本宮の侍女たちと言い争いになりそうになった。

その直前にやっとの思いで防いだミナは胸を撫で下ろしてため息をつく。

毎日が気苦労の連続。

王妃宮から移ってきて本宮で王妃の世話をする王妃宮所属の侍女たちは、ある意味で本宮の有名人。

どこに行っても何かが聞こえて、受ける視線も居心地が悪い。

本宮の侍女たちからすると、王妃がエバンスとユルーゲルのロマンスに入り込んだ異物であるようだ。

神の前で国王と互いに貞節と忠実を誓ったのは王妃のはずなのに。

もちろん誰も口には出さないが、一番悪いのは国王だ。

ミナが部屋に戻ると、ぺぺと停戦中のセブが彼女に聞いた。

「本宮の侍女たちと言い争いになるところだったんだって?」

「うん・・・」

正直、侍女長が本宮で王妃の世話をする侍女を選ぶとき、どうしてぺぺを連れてきたのか分からない。

ぺぺの事故の後始末をする私たちの身にもなってほしい。

「だって!悪いのはあっちだもの!」

「うん。それは分かるけれど、もう少し我慢できないの?」

侍女長はどういうつもりで犬猿の仲のぺぺとセブを一緒に連れてきたのだろうか?

ミナは、二人の板挟みでため息をつく。

「王妃様の悪口を言ったのよ!」

「それでも、次は堂々と戦わずにいて」

「堂々と喧嘩しないでどうするの?」

「静かに、足をかけるの。あなただということがバレないように、人が多いときに」

この二人も悪巧みを考えるときは、仲がいいようだ。

ミナは、静かだったルームメイトを懐かしむ。

部屋の整理をしなかっただけで、それでもアスはうるさくなかったから。

「二人とも、静かにして。隣の部屋は本宮の侍女たちなのよ。また何て言われるか」

「王妃様は?」

「いつもと同じように、部屋にいるわ。今日は侍女長がお世話をするんだって」

 



 

穏やかな規律を持つ王妃宮から王妃宮から来た侍女たちは、礼儀と規則が厳格な本宮で日に日に枯れていった。

不慣れな場所に慣れる前に、本宮の侍女たちの厳しい視線と監視が付き纏っていたからだ。

数日も経っていないのに、みんな疲れきっている。

「後でジェシーとロゼが来たら、お酒でも飲みましょう」

ぺぺがそう提案した。

人懐っこいミナが厨房の侍女たちと仲良くなり、安物の酒を何本か貰っていたのだ。

王妃宮でたまに皆と一緒にした飲み会がとても懐かしく感じる。

特にエリー。

ミナは、浮かび上がろうとする真っ青な瞳を必死で消し、タンスの奥に隠していた徳利を取り出した。

いたたまれない悲しみがあった。

王妃宮は焼失し、衝撃が消える前に、彼らは避難民のようにあちこちに散らばったから。

差別を受けながら歯を食いしばり、適応に苦戦している間、思い出さないように押さえつけなければならなかった喪失感。

誰もエリーの葬儀に出席できなかったのだ。

 



 

一番遅く帰宅したジェシーとロゼが集まる。

「久しぶり!」

ミナとぺぺが準備した席で、みんなが集まってグラスを持つ。

みんな本宮で居候して、ストレスをたくさん受けていた状態だった。

不満を言い合っていると、安酒はたちまち底をついた。

気分も良くなってきた中、ミナが口を開く。

「今、他の宮殿に行った子たちも苦労してるんじゃないかな?」

「特にアスとアンナね」

「そうね、あの子たちが一番可哀想・・・」

しかし、アスとアンナの名前が出た瞬間、思い浮かぶ名前がもう一つあった。

一瞬にして雰囲気が重くなり、お酒の苦味で口が満たされる。

「アンナが葬儀に出席したって聞いたわ。大変だったと思う」

「アンナは大丈夫かな?」

「彼女、すごく泣いていたからね」

「アスは元気かな?」

最初は彼女たちも人間なので、アスの高速昇進を羨んだ。

子供たちに貴族の身分を譲ることができたアスが羨ましかったのだ。

しかし、時々通り過ぎるアスの顔が、日に日に骸骨のように変わっていく姿を見て、羨望が一つずつ削られて、今ではアスも元気でいることを願うようになっていた。

「元気に過ごしているんじゃないかな。あの妖精がアスを可愛がっているんだって?王子様とセットではあるけれど、向こうの宮の侍女たちも驚いていたらしいわ」

「アス、可愛がられているね・・・」

「エリーもアスの面倒をよく見ていたよね」

雰囲気が粛然とする。

エリーは信頼できる親友だった。

いくら難しくて苦手な仕事に投入されても、一緒に働いている相手がエリーなら信じることができたくらいだ。

誰もがエリーを気に入っていた。

エリーを知っている人なら、彼女を嫌がることはない。

「エリーの裁縫は凄かったよね」

「アスもその影響を受けて上手になったわ」

貴族の下女だったというのに、なぜこんなことが出来ないと思うほどに、アスは手仕事が苦手だった。

推薦書に貴族家の文章がはっきりと書かれていなければ、誰もが疑ったはず。

最初は彼女に大きな期待を抱き、王妃の衣服の刺繍を任せた侍女長もアスの実力を見て愕然としたのだから。

 



 

今回は、他のメイドたちのお話でしたね。

エリーはみんなから信頼されていたのが分かります。

彼女が本当に死んでしまうとは予想外でした・・・。

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