メイドとして生き残ります

メイドとして生き残ります【78話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。

今回は78をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 



 

ラーメンを作っていたはずが、気がつくと読んでいた小説の脇役メイドになっていた!

国王は美しい魔性の男「ユルーゲル」に夢中で、王妃を冷遇しており、小説では病気で亡くなるまでそれが続いていた。

王妃付きの平凡なメイドの私が細く長く生き残ることができるの!?

アス・トケイン:主人公。ラーメンを作っている途中で異世界のメイドに。王子の乳母になる。

ミカエル:王子。

ユルーゲル:王に愛される若くて美しい男。

エバンス:若くて強い王。

ミナ:アスのルームメイト。

アレックス・ミュヒート:王妃が里から連れてきた護衛騎士。

ミオ・ゾディアック:幼い王子の護衛騎士。

スサ:メイド長。

セヤ・リョーミン:男爵。アスの家庭教師。スサの従姉妹。

クライン・カペラ:王の親友。国が誇る最強の武将。

シエル:大魔法使い。

セサール・カジック:伯爵。

【メイドとして生き残ります】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介とな...

 




 

78話 ネタバレ

メイドとして生き残ります【77話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドとして生き残ります」を紹介させていただきます。 今回は77話をまとめました...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ハンカチと口紅

アンナが私の腕を引っ張る。

「服を着てみましょうよ。服はプレゼントされた瞬間に着てみるものなのだから」

ミオ卿はずっと視線をそらしたまま咳払いばかりしていた。

私は笑いながら、彼の腕にミカエル王子を抱かせる。

「着替えてきますね。似合うといいのですが」

王子の面倒を見るのは自分の任務じゃないと言えるのに、彼は素直に王子を抱く。

自分の部屋に私を連れて行ったアンナが服を着替えるのを手伝ってくれる。

「アンナ、私はよく分からないのだけど、こういうドレスの中に下着を着るべきじゃないの?」

「どうかな?下着も買ってきたら一緒に渡していたでしょうから」

「確かに」

「それと、サイズはピッタリに見えるわ」

「どうしようアンナ。鳥肌が立った」

下着からきちんと身につけていない服は着映えしないが、服そのものはかなり綺麗に見える。

何よりも、気を遣ってくれたミオ卿の気持ちが嬉しい。

「でも・・・」

「うん・・・、これはちょっと・・・」

私たちは鏡の中で難解な表情を浮かべている自分たちを見つめる。

ドレスは確かに綺麗でサイズも合っているのだが、フィット感はメチャクチャだ。

いくら騎士でも、肩を抱いただけでスリーサイズは把握できないみたい。

確かに、それが可能だったとしたら、すべての騎士がデザイナーを兼業して大金を儲けただろう。

「アンナ、私のブーツにこのドレスはダメよね?」

「それはドレスに対する冒涜よ」

騎士のセンスを信じてはいけない。

このドレスには手術が必要のようだ。

ところが困った。

手術できるセブの行方を誰も知らないのだ。

ミオ卿は一体どんな基準で、この服が私に似合うと思って、お金を払って買ってきたのか知りたい。

アンナと2人で試行錯誤するが、彼女は私と同じくらい裁縫ができない。

どうやら、この手術が失敗したようだ。

 



 

鏡の中には、派手なレースのスカートの裾の下で野暮ったいブーツを履き、腰回りはボンヤリとしていて、サイズの合わないドレスを着た地味で疲れている女性がいた。

セヤが私にエスコートを頼んで以来、ミオ卿はたぶん私の衣装がずっと気になっていたのだろう。

そんな彼が私のために服を買ってくれたのだ。

突然、この状況に笑い始める。

この状況が妙に愉快に思えたから。

「アンナ、ハンカチと口紅はある?」

アンナから借りて、私はハンカチの上に短い文を描き、待機しているミオ卿の元へ向かった。

「ミオ卿、どうでしょうか?」

「う〜ん、・・・似合っていないな」

彼は、どうやら私がどんな格好であれ似合っていると言おうとしていたようだ。

自分から見ても、口が裂けても似合うとは言い難い格好ではあったが、服を買ってくれた張本人にそう言われると、少し傷つく。

「酷いわ、ミオ卿が買ってくれたのに」

私の言葉に、ミオ今日もかなり慌てたようだ。

この服を買いながら彼が思っていた絵はこうじゃなかったのだろう。

彼の前で一周すると、私の予想より見るに忍びない格好だったのだ、ミオ卿が顔を手で覆いながら頭を後ろに曲げる。

「ありがとうございます。布地は綺麗ですよ」

驚くことに、私を傷つけた多くのことが平気になっていた。

ミオ卿は彼のやり方で私を保護して、私の心を傷つけないことを望むミオ卿やアンナのような人々がいるのだから。

私にも私が幸せになってほしいと思ってくれる人がいるのだ。

「もし私にお兄ちゃんがいたら、ミオ卿のような人だったでしょうね」

笑顔を浮かべて、彼の前でセヤに教わったとおりに膝を曲げてお辞儀をする。

「お願いがあると言ったら、お断りします?」

「面倒なことは御免だ」

「そんなに面倒ではありません。これをカペラ伯爵様に渡してくれれば結構ですので」

私は「会いにきてください」と口紅で簡単に書いたハンカチを差し出す。

赤い口紅で書いたから、クラインが見たらちょっと驚くかな?

知ったことじゃない。

クラインには犯した罪があるのだから、少しくらい驚いてもいいじゃないか。

そっとハンカチを広げたミオ卿が片方の眉を上げる。

私はその変な表情を見て笑った。

 



 

夜になってついに、これまで見られなかったシエルが、前兆もなく忽然と私の部屋に現れた。

私の部屋の位置を知らないはずなのに、どうやって現れたのだろうか?

それでも幸いだ。

彼が別荘のドアを叩いて入ってくるのを想像したら、ホラー映画だった。

シエルはとても疲れているように見える。

何をすれば人はここまで荒廃するのか分からない。

「ご飯は、食べてましたか?」

まるで思春期の息子を育てる母親のような気分。

「ご飯・・・?」

どれだけ疲れているのか、シエルはぼうっとしているように見えた。

彼は口の中で何度も「ご飯」という言葉を繰り返す。

その単語が何かを知らない人のように。

予想通り、何も食べていないようだ。

「しっかりしてください」

あまりにも可哀想に見えてしまったのか、思わず手が出てしまい、シエルの頭を撫でる。

「何か食べ物があるか探してきましょうか?」

この別荘なら、何か探せばあるはず。

材料だけだったとしても簡単な料理くらいはできる。

「今はお腹が空いていません」

「最後にお腹が空いたのはいつですか?」

「・・・一昨日?」

どうも不吉な予感がする。

「一昨日に食べたものは?」

「・・・水?」

 



 

ミオ卿の気遣いは優しいですよね♪

彼がアスに抱いている感情が気になります!

そして、メッセージを受け取ったクラインはどんな反応をするのでしょうか?

そして、久しぶりのシエルの登場。

疲弊していますが、彼に何があったのでしょうか?

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