こんにちは、ピッコです。
「伯爵家の暴れん坊になった」を紹介させていただきます。
今回は43話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

目を開けると、そこは小説の中だった。
暴君として名高い伯爵家の令息の体に憑依してしまった樹は…!?
ケイル・ヘニトゥス:主人公。伯爵家の暴れん坊息子。前世は「キム・ロクス」
チェハン:小説の主人公。復讐心を胸に、旅に出る。
オン、ホン:猫人族の子供。姉弟。
ロン:執事長。東大陸からやってきた元暗殺者。
ビクロス:執事長ロンの息子。
ハンス:副執事長。
デルト・ヘニトゥス:伯爵家の主。ケイルの父親。
バイオラン・ヘニトゥス:伯爵夫人。継母。
バセン、リリー:ケレスの弟と妹。
ビロス:金持ちの庶子。商人。
ロザリン:暗殺者から逃れたブレック王国の王女。
ラーク:狼王の後継者。
ベニオン・ステン:侯爵家。小説の悪役。典型的な権威主義貴族。

43話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- テイラーの交渉
⾺⾞の内部は混沌としていた。
ケイルは足が震えているネオに目を向けて、舌打ちをする。
(ベニオンの顔も面白かったな)
馬車に乗る前に見たベニオンの表情を思い出す。
彼は怒りに満ちていた。
この状況を誰が予想出来たと言うのでしょうか?
足の自由を奪われて後継者から外されたステン家の長男テイラー。
彼が車椅子使わずに、自分の足で歩いていることを・
さらに、彼の隣には皇太子アルベルの姿が。
誰もが予想出来なかったはず。
(彼は「癒しの星」を手にすることが出来たのですね)
テイラーとケージが皇太子とどのような取引をしたか興味はありますが、ケイルは彼に目を向けなかった。
その後、アミールが話し始める。
「テイラー公子、足が治ったのですか?」
慎重に述べた質問は、誰もが聞きたかった質問でしょう。
テイラーは微笑みながら、その質問に答える。
「天からの祝福を受けまして。完全に治りました」
「おめでとうございます」
「ええ、ありがとう」
ネオは二人の顔を交互に見た後、恐る恐る尋ねます。
「テイラー公子、足が治ったのであれば侯爵邸に戻られるのですか?」
テイラーが追いやられた最⼤の理由。
それは、彼の⾜が⿇痺したため。
ベニオン派のネオにとって一番気になる話題でしょう。
「戻る?」
優しい声でしたが、テイラーの声にはネオへの冷たさを感じる。
「私の家に戻るのは当たり前ではないでしょうか?」
その言葉にネオは萎縮する。
ケイルは興味を示さない素振りで、窓越しにテイラーの表情を眺めていた。
彼と窓越しに目が合うと。
『ケイル公子!あなたに全てを伝えたい!とても面白い話があるのです!!』
そんなメッセージを読み取ることが出来た。
ケイルはテイラーが侯爵の地位を引き継ぎ、自分の領⼟内で危害が発⽣するのを防ぐことを望んでいただけ。
テイラーとこれ以上会話をする理由がケイルにはなかった。
しかし、彼らが会話をする機会が発生する。
馬車が到着し、ネオとアミールがすぐに馬車から降りたから。
その結果、テイラーの満面の笑顔を浴びることになる。
「私たち二人だけですね」
それはケイルが一番聞きたくない言葉。
テイラーは静かに笑った後、本題に入る。
「侯爵の後を引き継ぐことを条件に、皇太子から足を治してもらいました」
「忠誠を誓ったのですか?」
「いいえ、取引をしたのです」
ケイルはうなずく。
「そうでしたか。おめでとうございます」
他に何も言うことがないかのように、テイラーから目を逸らす。
「これが私たちの取引の内容です」
テイラーが小さな封筒を取り出し、ケイルに手渡した。
「・・・私に渡す理由がないのですが」
「ケージは破⾨されます」
「彼女が自由だから?」
「その通りです。彼女も満足しています」
ケージはついに狂った巫⼥の道を歩み始めました。
⼩説のように、勇敢な巫⼥として⾒られていくことでしょう。
「これは始まりに過ぎません。私たちは勝利します。そうですよね、ケイル公子?」
(なぜ私を含めているのだろうか?)
興味はありますが、今は聞かないことにした。
「そうですね、頑張ってください」
テイラーは起き上がって⾜を⾒下ろした後、ケイルに別れを告げた。
「私たち3⼈で、勝利後に⼀緒に飲む必要がありますね」
「ヘニトゥス領土のワインは美味しいですよ」
ケイルは⼀⼈になるとすぐに封筒を開けた。
「チッ」
舌打ちした後、ポケットの奥深くにメモを押し込む。
皇太⼦の誕⽣には本当に秘密がありました。
- 栄光の広場
「ケイル」
エリックの呼びかけに頭を向けた。
「広場に行きましょう」
ケイルは小説と同じ場所に向かう。
鐘楼には巨⼤な時計が。
現在の時刻は午前8時25分。
「ケイル公子、栄光の広場は初めてですか?」
ギルバートの質問にのんびりとうなずいた。
「はい。⾺⾞で通り抜けましたが、すべてを⾒るのは初めてです」
広場を⾒回す。
南の喫茶店。
⻄の宿。
東の花屋。
北にあるセラミスト協会の最上部。
魔法の爆弾が配置された場所を確認します。
南の噴水に目を向けると、ラークの姿が見える。
(計画通りに進んでいますね)
現在の時刻は午前8時30分。
騎⼠たちは貴族が⼊ることが出来るように、すべての⼊り⼝を閉じた。
同時に、指をパチンと鳴らす。
それは誰も疑うことのない単純なジェスチャー。
それを合図にラークが姿を消す。
隠されたアイテムを⾒つける時が来たのです。
(答えは午前9時1分に分かる)
王と王室はまだ広場にいません。
貴族と⼀緒に来た皇太⼦でさえ。
ケールは⾃分の席に着き、眉をひそめた。
「またお会いしましたね、ケイル公子」
「そうですね、テイラー公子」
饗宴時と同様。
ケイルは鐘楼の⽅を向く。
マナ妨害ツールは鐘楼の下に埋められています。
現在の時刻は午前8時40分でした。
「ケイル。じっとしていて下さい、分かりましたか?」
「ええ」
エリックの呼びかけに静かにうなずく。
[午前8時45分]
ブラックドラゴンの声が聞こえる。
残り15分。
- レディカ
王が入場します。
美しいブロンドの髪を持つ集団が広場に⼊った。
市⺠の歓声が広場を埋め尽くします。
ブラックドラゴンの⾔葉を思い出した。
[皇太⼦の髪と⽬は茶⾊]
午前8時50分になりました。
健康な50歳の王が、パレードの⾺⾞で広場に現れました。
広場の別の場所に視線を移す。
北のセラミスト協会の植⽊鉢。
現在の時刻は午前8時55分。
ロザリン、ブラックドラゴン、オン、ホンは、広場の群衆の中に隠れている。
ゼッド王は遠くからゆっくりと広場に向かっていた。
鐘楼の前には王様のための特別な席が。
現在の時刻は午前8時58分。
王様は⼿を上げ、歓声がゆっくりと消えていく。
「この王国を統治するために太陽の祝福を受けてからすでに30年になります」
彼はとても幸せそうに⾒えました。
残念ながら、今は午前9時。
「え?」
エリックの混乱した声。
「あれは何ですか?」
その後、テイラーの不安な声が。
ケイルはのんびりと頭を上げて鐘楼の頂上を⾒た。
群衆も騒ぎ始める。
ゼッド王が叫んだ。
「お前は誰だ!?」
騎⼠と魔道⼠が鐘楼に向かった。
市⺠は何が起こっているのか不安になり始めた。
彼らには選択の余地がありませんでした。
鐘楼の上に⼈が現れ、近くの建物の上にも⿊服が増え始める。
鐘楼の上に⽴っている男に⽬を向けた。
それは⾎に飢えた魔道⼠、レディカ。
小説通りの展開に、ケイルは安心する。
レディカの⼿が⾚いマナで覆われる。
それから彼は⼿を振り、⼩説のように発表した。
『「楽しみましょう」』
冷たい声が広場を満たす。
その後、⾚いマナが広場のさまざまな場所に。
その瞬間はちょうど午前9時1分。
鐘楼の下から振動が始まります。
爆発装置に向かって⾶んでいた⾚いマナは突然⼒を失う。
広場では4つのスポットが鳴り始めた。
「見つけた」
ケイルの静かな声は、魔法の装置の警報によってかき消されました。
リツ、ロザリン、ラークが4つの場所に向かう。
10分で爆弾を解体できなかったとしても、爆弾を後⽅の⼭に移動させて、誰も傷つけずに爆弾を発射するのに⼗分な時間があります。
ロザリンとブラックドラゴンのおかげでそれは可能でした。
[⼀⼈の⼈間を⾒つけた]
⾒えないブラックドラゴンの報告を聞いた後、ケイルは笑顔を浮かべる。
10分は始まったばかりでした。
皇太子アルベルの誕生の秘密とは・・・。
そして原作が進行して、血に飢えた魔導士レディカの登場!
爆発するまでに、爆弾の解除に成功するのでしょうか?




