こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は115話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
115話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 闘技会
人間に7大罪悪の一つである怒りを働かせる悪魔、ベヒモス。
象なのかカバなのか恐竜なのか、単純にその3つを適当に混ぜたのか、とにかく大きくて美しい魔物がオーガ軍団であるかのように敷き詰められた風景に、私は改めてなぜこの国にあれほど怒り調節障害者が多いのか理解するようになった。
「クエエエエエエ!」
ベヒモスがあんなに多いのに怒らずに済むと思う?
鳴き声から怒りを誘発してない?
私の考えは間違っていないようで、剣を抜いて立っていた選手たちが観客席の歓声が上がると同時に、一斉に魔物たちに向かって駆けつけた。
血を吐くように叫ぶ観客の声とベヒモスの咆哮、稲妻のように弾ける剣技の華麗な光の群れなどが入り混じって、乗り物酔いを起こすシナジー効果を生み出す。
「殺せ!殺せ!」
「どこを見てるんだ、馬鹿野郎!家門の恥知らずめ!」
「早く切って!早く、早く、早く!」
「ここで転んだら、お前はレンブラントに戻ることを考えるな!」
昨日よりもっと狂気が酷くなったようだね。
私はただ酔って死にそうだけど、みんな優勝トロフィーがすごく欲しいみたい。
虐殺のように見えたが、ベヒモス軍団は意外とかなり強いようだった。
怒りを誘発する咆哮の音がついに消え、競技場の床のあちこちに魔晶石が転がる頃、一人の選手が震えていた。
ドリアス側の騎士だ。
腕一本が完全に潰れて運ばれる可哀想な選手に向かって非難が殺到したのは当然の手順だった。
「回復が不可能に見えたが。残念なことになったね」
ベヒモスの虐殺が終わり、コンパニオンたちが出てきて競技場に敷かれた魔晶石を片付ける間、チェシアレが呟いた音だった。
本当に残念がっているのかな?
「そうだね、エンツォお兄様も連れて来ればよかったのに?きっと参加するって飛び跳ねたはずだよ」
ここでエンツォの腕が潰れていたら、私は心の中で踊っていただろう。
そうじゃない?
ニコニコ笑って眺めていると、チェシアレは私をしばらく見つめ、ついに口を開いた。
つまり、突拍子もないことを騒いだ。
「この大会への参加は最終的に父の承認が必要だ。あいつが来たいと言っても絶対に許可しなかったと思うよ。私ならともかく」
同情でも誘発するつもり?
あなただったら絶対に許可しなかったことを私は知ってるのだけど?
「分からないよ、この機会にしっかりしろと承認してくださったかも。むしろお兄様に許可を出さないと思うよ?お兄様は被害意識が高すぎると思う。そんな考えは私たちの中でしないといけないんじゃない?」
「それはどういう意味だ?うちの家族がお前をどれだけ・・・」
「あ、縁起でもない慰めなんてしないで。本当の家族だったら、一度や二度でもないし、そんなことはしないよ。どうせ私はお父様の実の子でもないじゃない?」
「・・・」
「特に不満はないけどね」
「・・・ルビ」
私をじっと見つめる濃い青色の目が奇妙な光を込めて揺れた。
何だかぼうっとしているようにも見えて、戸惑いが滲み出ているような奇異な目つき。
意外なら意外で不思議にも鑑賞できそうな様子だったが、特にそうしたい気持ちはなかったので、私は再び競技場の方に視線を向ける。
いつのまにか魔晶石と土埃は消え、再び綺麗になっていた。
怒り誘発魔物の群れ以降、また何が出てくるのかと思ったが、その次からはずっとアンデッド系魔物だ。
そのような点で昨日とは全く違う雰囲気だった。
昨日は文字通り、すべてを打ち破る無知な怪物が相手だとすれば、今日の相手は一層威圧的ではなく見えても、選手たちをますます精神的に疲弊させる才能を発揮している。
観客席の雰囲気もまた、さらにゾッとして暗鬱。
昨日が娯楽アクション映画だったら、今日はホラーオカルト映画のような感じというか。
「もういい加減にしろ、こいつ!」
「お前の父親がお前の戸籍を売っているぞ!」
・・・もちろんだからと言って、狂った熱気が収まったわけではないのだけど。
奇怪な黒紫色の煙を燃やすグウル軍団を相手にしている時に、選手二人が離脱した。
特に大きな怪我をしたようではなかったけど、完全に魂が抜けたように見える。
何の事故が起きたのか詳しく見ることができれば良かったのに、一面に眩しくて、まともに鑑賞することも難しい。
弱り目に祟り目で、外れた剣技や魔気が観客席の方に跳ね返るたびに、神聖シールドと衝突するため、ただでさえ眩しい目がさらに遠くなった。
大会はかなり過激なようです。
イースケは無事なのでしょうか?
https://recommended.tsubasa-cham.com/trash-of-the-counts-family-matome/
https://recommended.tsubasa-cham.com/survive-maid-matome/
https://recommended.tsubasa-cham.com/mother-fairy-tale-matome/
https://recommended.tsubasa-cham.com/empress-love-matome/