こんにちは、ピッコです。
「シンデレラを大切に育てました」を紹介させていただきます。
今回は126話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
126話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- あなたの秘密
フレッドの手紙だった。
どうして手紙を送ったの?
私は子供たちの怒りに仕方なく着替えてベッドに横になった。
そして、みんな出て行った後にこっそりと隠しておいた手紙を取り出して読んだ。
内容は簡単だった。
医者とロニー・ハリスに会わせてあげるから、市内の食堂に出て来いという内容だ。
日付は明日。
「ふむ」
私は手紙をもう一度読んで腕を下ろした。
医者とロニー・ハリスに会わせてくれるって?
まさか罠のようなものではないだろう。
そう思うのだが、誰かがドアをノックした。
「奥様、薬を持ってきました」
薬が私の家にあったっけ?
私は首をかしげて入ってきてと言った。
女中のアンナがお盆にコップを一つ支えて入ってくる。
まさか。
アンナが近づいた瞬間、不吉な気運が襲ってきた。
彼女は立ち上がって私にコップを差し出しながら言った。
「アイリス様が前に倒れた時、医者がくれた薬だと言いました」
やっばりあれだったか。
私はどうしても受け入れることができず、ゾッとするような表情でコップを見た。
アンナがそうすると思ったように言った。
「お嬢様が必ず飲み干すのを見てきてと言いました」
アイリス・・・。
私はため息をつきながらコップを受け取り、泥のような匂いの薬を受け取る。
この薬が残っていたの?
この薬にはとても悪い・・・考えてみたら悪いことではないね。
ある記憶がある。
これを飲んで気分が浮いて、夜遅く男の部屋に勝手に入ったんだ。
一体何を入れたのか分からないが、子供たちにもこれは飲まないように注意しなければならない。
私はアンナを見つめながら言った。
「飲まないわ。倒れてもいないし」
「でも・・・」
アンナが私を説得しようとした時だった。
ダニエルは彼女が入ってくるときに閉めず、少し開いたすき間から見えた。
彼は何だか心配そうな表情で中をのぞき込んでいた。
なんだろう?
私は薬の入ったコップを無理やりアンナに渡してダニエルを呼んだ。
「ダニエル」
ダニエルは私の呼びかけで手の甲でドアのすき間をそっと開けた。
彼は頭を上げてベッドに座った私を見て、慎重に尋ねる。
「大丈夫ですか?」
「どうぞ」
ダニエルは必要以上に注意深く私の部屋に入ってきた。
彼の視線がアンナに向けられる。
そして彼女の手に持ったコップも。
ダニエルを見ていたアンナが私に向かって首を回して、手に持ったコップをテーブルに置いた。
そして、うつむいて言った。
「何かありましたら、お呼びください、奥様」
アンナが外に出るときにドアを少し開けておくのを見て,ダニエルに覗線を向けた。
彼はいつの間にか椅子を持ってきて、私のベッドのそばに置いて座っていた。
「倒れたと聞きました。大丈夫ですか?」
誰がそんなデマを流したの?
私は呆れてダニエルを見る。
彼の髪はかなり急いでいたので、綺麗に後ろに下がっていた。
「倒れていません。誰がそんなことを言ったんですか?」
「顔色が悪かったと聞きましたが」
「あなたがそんなに驚いて走ってくるほどではありませんでした」
ダニエルの顔には奇妙な表情が浮かんだ。
不満な表情と罪悪感。
そして戸惑い。
私は彼を見ながら頭を傾ける。
なぜあんな表情をするのだろうか。
今朝、仕事があると言って出かけた男だ。
一体誰がダニエルを呼び寄せたの?
私は呆れてまた尋ねる。
「誰があなたに連絡をしたんですか?」
頭の中に容疑者が何人か浮かんだ。
リリー、ジム、そしてルーイン。
ダニエルは答えるつもりがなかった。
すると、アンナが置いていったコップを見ながら聞いた。
「あれは何ですか?」
私の視線の高さでは中に入っているものが見えないが、彼には見えるようだ。
そして、スパイを明らかにしたくないようだ。
私はダニエルの少しゆがんだ顔を見て肩をすくめながら言った。
「薬です。前に倒れた時、医者がくれたそうです」
ダニエルの表情がおかしくなる。
彼は私の顔をちらっと見てコップを持ち上げた。
そして、薬の匂いをかいで聞いた。
「その時もこれを召し上がったんですか?」
ああ、そうだね。
私は彼がその日の私の行動を思い出していることに気づいた。
そういえば、彼が私に酔っているのかと尋ねたのを思い出した。
私は元々そういう人じゃないんだよ?
全部薬のためだ。
弁解の余地のある好機に、私は熱心にうなずいて言った。
「はい。味も酷いです。お酒が入っているのではないかと思います」
ダニエルの片方の眉が上がる。
彼はもう一度薬の匂いをかぐと立ち上がった。
どこへ行くの?
私が戸惑っている間に、彼は窓の外にある中身をさっと捨ててしまった。
そうして私の方を向いて言った。
「神経安定剤が少し強く入っているようです。この薬は使わないでと言っておきますね」
あら、どうか窓の外に誰かが通っていなかったことを祈る。
私は再び空のコップをテーブルの上に置き、椅子に座るダニエルを見た。
そして驚いたように聞いた。
「どうして分かったんですか?」
神経安定剤は思いもよらなかった。
たかがきついお酒のようなものを考えていたのに。
ダニエルはしばらく私をじっと見つめ、視線を落とした。
彼の長いまつげが影を作る。
「前にも倒れたじゃないですか」
それで?
私はダニエルが何を言おうとしているのか分からず、ぼんやりと彼を見つめていた。
ダニエルは頭を上げ、私の方を向いた。
そして、慎重に口を開く。
「言いたいことがあります」
「何ですか?」
ダニエルの表情がおかしくなった。
彼はしばらく私を見つめていた。
一体何なの?
彼は途方に暮れているようだ。
こんな姿は初めてなのに。
ダニエルはいつも余裕があるように見えたので、何を話せばいいのか分からないのは初めてだ。
私は冗談を言おうとしたが、彼が真剣なのを見てやめた。
「怒ると思います」
いきなり?
私はダニエルの言葉に目を細めえう。
私も自分の性格があまり良くないということは認める。
彼を殴ったこともあるから。
ウェブスターは軽く脅したし。
以前、ある男は足首を少しヒビが入るようにしたこともある。
そして、どうせこうなったんだから、正直に言うと最近はプリストンに暗殺者を送ったらどうかと悩んだりもしたよ。
「怒らないわ」
しかし、ダニエルなら我慢できる。
私は手を上げて見せた。
彼が何を言おうと、深く息を吸って我慢すればいいのではないか。
「怒らないでと言っているのではありません」
ダニエルは私に苦笑いする。
するとすぐに、暗い表情を浮かべて言った。
「実は、私も分かりません」
何が?
私はこんなにそわそわしているダニエルの姿に彼の方を向いた。
何かあったのかな?
まったく思い当たることがない。
私がなぜそうするのかと聞こうとした時だった。
彼に向かって手を差し出した瞬間、ダニエルが話した。
「あなたの秘密を知っています」
「何の秘密ですか?」
ダニエルは私の当惑した顔をじっと見つめる。
彼が何を言っているのか分からない。
彼は両手をきちんと重ね、私の視線をそらすように頭を下げた。
そしてゆっくりと話した。
「数か月前、この家で何かが起こりました」
どうしたの?
私は彼が何を言っているのか分からず、ぼんやりと彼を見つめていた。
「私はその時期がフレッド・バンズの遺体を発見したという手紙が届いた頃だと思います。その知らせでこの家の中にいる誰かが絶望しました」
思わず口が開いた。
私は口を大きく開けてダニエルを見始める。
彼が何を言っているのか分かるような気がした。
フレッド・バンズの遺体が見つかったという手紙が届き、私はミルドレッドの体で目覚めた。
彼が言うあることとは、そのことを言っているのだ。
ダニエルはミルドレッドが憑依者だと気づいていた?
薬も何か関係があるのでしょうか?
もしかして、ダニエルが主人公をミルドレッドに憑依させたのでしょうか?
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