こんにちは、ピッコです。
「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。
今回は122話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!
アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。
そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。
その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。
アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。
最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。
ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。
シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。
カシス・ペデリアン:シルビアの兄。
ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。
アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。
ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。
シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。
デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。
シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親
マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。
エミリー:ロクサナの専属メイド。
グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。
ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。
リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。
ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者
122話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 葛藤と混乱
「ふざけるな」
ロクサナの言葉に、ニックスは噛み付くように話す。
彼の頭は忙しくなく動いていた。
一体外で何が起きたから誰もこっちに興味を示さないのだろうか?
ノエルの命令によって常に応接室を注視しなければならないダンテからの知らせもない。
幸いなことに、こうしている間に内傷を負っていた体が少しずつ回復していた。
彼は人形なので再生力が速かったのだ。
ニックスは自分をこんな風にした女性に鋭い視線を送る。
「その目」
それに向き合ってロクサナが独り言のように呟く。
「やっぱり気に入らないわ」
その直後に続いたロクサナの動きが速すぎて、ニックスは彼女がいつの間にか目の前までグッと近づいてきたことに気づかなかった。
無慈悲な赤い瞳が彼を貫く瞬間、ニックスは反射的に再び魔眼の力を使ってしまう。
しかし、今回も反作用が起きた。
もう一度重傷を負って血を吐きながら、ニックスは殺到する攻撃を避けて急いで首を横に振る。
「ちょっと・・・!」
グサッ!
しかし、あっという間に近づいてきたロクサナの手は、結局、抉り取るかのようにニックスの目に突き刺さった。
ロクサナとニックスが応接室で会話を始めた頃のこと。
後園の離れに留まる人々の間に漂う空気はとても暗くて重かった。
それだけでなく、そこには妙な緊張感が広がり、誰かが軽い風でも吹き込めば、すぐにでも巨大な音を出して爆発しそうだ。
ノエルは結局何度も彼らの会話要請を断った。
ニックスによって毒中毒になった男には昨夜解毒剤が渡されたが、ただそれだけ。
ニックスはまだ何の処罰も受けずに動き回っているし、ノエルは今回のことを黙って見過ごすつもりのようだ。
もちろんノエルの補佐官であるダンテは、彼が今回のことを非常に残念に思っており、ニックスにも相応しい罰を下すだろうと話した。
しかし、それが嘘だという事実を知らない人は誰もいない。
彼らの首長であるノエルが人形に夢中になっていて、人間である自分たちを全く気にしていないという事実を理解している。
だから傲慢極まりないノエルの人形が、怖がらずに歩き回ることができるのだ。
しかも、昨日の出来事は彼らに新しい警報を鳴らした。
あえて人形が人を毒殺しようとするなんて!
特にニックスは他の人形とは異なり、ノエルの命令がなくても動くことのできる人形だ。
その一方で、人の道徳観念などは持っていない危険な存在だった。
毒を食べて倒れた人を前にして平気で笑っていた昨日のニックスを思い出すと、肌の上に鳥肌が立つ。
結局、数人が再びノエルとの出会いを求めるために別館を出た。
しかし、彼らの歩みはまもなく止まる。
「あれ?あれはニックスじゃないのか?」
陰になった美しい顔を見た人々が陰険に顔を歪めた。
「あいつ・・・!」
「どうしてまたここに・・・」
「ちょっと待て!今、あいつの手にあるものは何だ?」
「「・・・!」」
彼らはこれ以上言葉を続けることができなかった。
数組の瞳がニックスの手に持った何かと、その下に椿の花のように散らばっていた赤い血痕に集中する。
死体のように微動だにせず垂れ下がっているのは、別館に泊まっている人の一人。
急速に凍りついた空気が波動した。
ニックスの表情に春の花のような笑みが浮かんだ。
「あれ?やれやれ・・・」
彼がぐったりした人の体に刺さっていたもう片方の手を抜くと、そこから血が飛び散る。
「バレちゃった」
歌うような澄んだ声が、ざわめく蜂の群れのように耳元を乱した。
無形の引き金が引かれたのは、まさにその瞬間。
ニックスは手に持った死体を引きずって後園を離れる。
「あいつ!」
「待て!」
憤慨した人々が彼の後を追う。
眩いほど真っ白な花の上に血の滴のように結ばれた赤い蝶々がその状況を静かに見守っていた。
今まで積み重なってきた人々の根深い鬱憤があっという間に爆発する。
蝶々が与えた歓迎はすでに消えた後であり、行き場のない人々の怒りだけが手の施しようのない炎になって周辺を荒々しく荒らした。
ノエルの本館に入った彼らは、目に見える人形を全て叩き壊し始める。
「ニックスをどこに隠した?今すぐあいつを出せ!」
簡単には消えない激しい感情の炎。
それはロクサナが望んだ葛藤と混乱だった。
無慈悲にニックスの目を貫くロクサナ。
ニックスをアシルとして見ていないことは確実ですね。
ロクサナとニックスが対峙中にもかかわらず、後園にはニックスの姿が。
毒蝶が偽装した姿なのでしょうか?
ベルティウムの人々の反乱が始まりましたね!
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