シンデレラを大切に育てました

シンデレラを大切に育てました【124話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「シンデレラを大切に育てました」を紹介させていただきます。

今回は124をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【シンデレラを大切に育てました】まとめ こんにちは、ピッコです。 「シンデレラを大切に育てました」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介...

 




 

124話 ネタバレ

シンデレラを大切に育てました【123話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「シンデレラを大切に育てました」を紹介させていただきます。 今回は123話をまとめ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • エリザベスの主張②

エリザベスの主張は簡単だった。

病院は患者のものだ。

そこを私たちのような人たちが贅沢するために使ってはいけないということである。

ギャラリーが贅沢ではあるよね。

自分の富を自慢するものだから。

私はどうしていいか分からないアシュリーと腕を組んだままエリザベスを睨んだリリーを振り返り、アイリスを見た。

「それでは、あなたは私たちが私たちに何の利盆もなしに建物を修理してから立ち去れということですか?」

「高貴な身分にはそれ相応の責任もあるのではないのですか?」

ノブレス・オブリージュを知ってる?

私は少し感心してエリザベスを見る。

彼女は私と子供たちという4人の敵の前でも言いたいことは言っていた。

その気概がなんとなく気に入った。

しかも、ばっと見てもアイリスと同年代じゃないか。

私が胸の前で腕を組んで、アイリスとエリザベスの争いのような討論を見ている間、アシュリーが近づいてきて囁いた。

「あの女の人は何を言っているんですか?」

高貴な身分にはそれ相応の責任がある。

私はアシュリーを見て声を低くする

「王は民を安全に保護し、より良い方向に治める責任があるでしょう?貴族も同じよ。自分の永住者を治めるだけでなく、貴族として社会に貢献する責任があるということ」

それは貴族や王だけに当てはまるものではない。

医者、学者、もしかしたら魔法使いにも。

社会に資する責任がある。

アシュリーは理解できないという表情で再び尋ねた。

「ところで、それをなぜ私たちに言うのですか?」

「私たちは貴族であり、あの子は私たちがお金持ちだと思ってる」

正確にはダニエルがお金持ちなんだけど。

「だから私たちがこの病院をギャラリーとして利用せず、代価なしに補修しなければならないということだろう」

再びアシュリーの顔に理解できないという表情が浮かんだ。

彼女は、「それで病院を補修したのではないか」というアイリスと、「補修したことで終わらせずに利用するという点で、責任を負うのではなく利用するだけだ」というエリザベスのことを振り返った。

それからまた聞いた。

「あの女性の言うことが正しいのですか?」

「あなたの考えはどうだと思う?」

私の質問にアシュリーは眉をひそめて唇をかんだ。

悩んでいるようだ。

私は彼女に考えさせた。

自ら考えてみて結論を下し、他の人の考えと比較してみなければならない。

自分の考えなしに人の考えに振り回されてばかりいては何の役にも立たない。

 



 

その間、私は依然として声を高め、高貴な身分の責任と個人の財物使用について話す二人の女の子の間に挟まれた。

「そもそも私たちは病院長とここを補修し、ギャラリーとして使うことで契約が終わりました。補修してくれるという部分ですでに責任を果たしていると思いますが?」

「皆さんは他の所でギャラリーを開いても十分でしょう。しかし、ここにいる患者たちではないんですよ」

「ちょっと、ちょっと」

私はかなり激しく喧嘩する二人の間に入り、手を上げる。

エリザベスとアイリスは顔を赤らめ、息を切らしながら私を見た。

「どういうことかわかった。ロジャースは「私たちは金持ちで貴族だから、この病院を修理するだけでは駄目だ」と言いたいのよね?」

エリザベスはうなずいた。

しかし、アイリスは違う。

「とんでもない!私たちがどうしてそんな慈善事業をしなければならないんですか?」

「ちょっと待って、ちょっと待って。アイリス、ロジャースの言葉も間違っているわけではないわ」

あっという間に状況はエリザベスに向かって傾いた。

アイリスは私の言葉に信じられないように私を見上げ、エリザベスは・・・ちょっと待って、この子も信じられないように私を見つめているけど?

私は苦笑いしながら話を続ける。

「貴族として私たちは貧しい人々の世話をし、この国に奉仕しなければならない義務がある。ロジャースの言うことはそうでしょう?」

「その通りです」

「しかし私たちが何の代価も払わずに病院を修理しただけで去ることが何の利盆があるのかしら?」

「利益?これは責任で・・・」

「分かってる。高貴な身分にはそれ相応の責任があると」

私はそう言ってエリザベスの興奮を防いだ。

しかし、貴族も人間だ。

その言葉は、あることをした時、それが物質的であれ非物質的であれ代価がなければならないという話だ。

例えばやりがいとか名誉とか。

「だけど、すべての人がそんなに責任や義務だけで生きるわけではないじゃないか。
あなたも良いことをする時に代価があるから良いことをするだろうし」

「良いことをするのに代価を望むというのは俗物です」

「やりがいや満足のような感情的な代償ね。そういうのを楽しむ人もいるじゃない」

エリザベスは驚いた表情で口を開いた。

そうじゃない?

良いことをしても何の感情も感じなかったり苦しめたりさえすれば誰が良いことをしようとするだろうか。

そうじゃない?

私は胸の前で腕を組み、そしてエリザベスに聞いた。

「ロジャース,あなたはそんな感情さえ感じるなということではないでしょう?」

そんなはずがない。

エリザベスは首を横に振る。

私はアイリスをちらりと見、エリザベスにもう一度言った。

「誇示欲も同じよ。私が誰かを助けたことを誇示したがる人もいる。そして、それが人に被害を及ほさない以上、悪いとは言えない」

「しかし、それは良い行動ではないでしょう」

「それがどうしていい行動じゃないの?」

私は理解できないという表情をして見せた。

とにかく人を助けて、それを自慢しただけだ。

少し子供のような行動ではあるが、だからといってそれが悪いことになったり、人を助けた行動自体が卑下されてはならない。

偽善は、行動しない善よりもはるかに優れているのだから。

「私たちはここにギャラリーを開く。そして、とてもお金が多く、高貴な方々を招待して持っている絵と彫刻を自慢するわ」

エリザベスは私の言うことに呆れた顔をした。

しかし、まだ私の話は終わっていない。

私は彼女に待ってという意味で手を上げて、再び話を続けた。

 



 

「そして、その人たちに病院に寄付をしてほしいと勧めるわ」

結局、私とダニエルがしようとするのはこういうことだ。

金持ちの貴族を集めて絵を見せ、こっそり勧めるのだ。

ここの病院の建物を見ましたか?古かったですね。誰かが病院を手伝うべきではないでしょうか?

そうすれば人々はお金を払うものだ。

それがプライドのせいかもしれないし、富を自慢するためかもしれない。

あるいは古い病院への同情心かもしれない。

重要なのは、病院のための基金ができるという点だ。

「そうすれば、私たちはギャラリーを終える前に、人前で寄付してくれた後援者に感謝するだろう。彼らはお金を払う代わりに、感謝と誇り、短い名誉を得るだろう」

私が何を言っているのか分かる?

私はエリザベスを見た後、アイリスに首を向けた。

彼女もエリザベスのようには思えなかった表情で私を見ていた。

これこそ一石三鳥ではないか?

ギャラリーで人々に富を自慢し、彼らに寄付を奨励した後、寄付した人々を称えるのだ。

「でも・・・それをあえてここでやる必要はないじゃないですか?」

エリザベスは依然として忌まわしい表情を浮かべている。

私は腕を緩めて苦笑いしながら言った。

「百回聞くより一回見た方がましだという話があるわ」

百聞は一見に如かず。

どこか華やかな邸宅でギャラリーを開き、人を招待してあそこの市内に崩れていく病院があるのですが、後援していただけますか?と聞くのと、この病院を見せて後援を要求するのは違うということだ。

エリザベスの表情は私の言葉に歪んだ。

彼女はまだ気に入らないが、理解したという表情でうなずいた。

「じゃあ、これから私も聞いてみるわね」

私はエリザベスを見ながら首をかしげた。

この子が望むのは何だろうか。

単に父親が病院長という理由でここをくるくる回るというのは話にならない。

すべての病院長の子供が工事中の病院の建物に関心を持つことはないから。

「あなたはどうしてそこまで病院と患者たちに関心を持つの?」

子供たちが何を言っているのか分からないという表情で私を見た。

私はじっとエリザベスの返事を待つ。

エリザベスの私を見つめる顔に変な表情が浮かんだ。

彼女は私が変な質問をするような顔をして、すぐに疑わしい顔をした。

そして、その上に驚きがゆっくりと広がった。

一体何を考えているのだろうか。

エリザベスは頭を傾けた瞬間言った。

「医者になりたいのです」

ああ、どういうことか理解した。

エリザベスがなぜそうしたのか理解できた。

そして同時に、気の毒だと思った。

リリーと同じように女性は医者になれない。

少なくとも私の経験上はそうだ。

私は女性医師を見たことがなかった。

「やればいいじゃないですか?」

その時、アシュリーが割り込んできた。

彼女は当たり前のことをなぜ知らないのかという表情をしていた。

すると、アイリスが手を伸ばしてアシュリーの手を握りながら囁く。

「アシュリー、女性は医者にはなれない」

「え?どうして?」

アイリスが困るという表情で私を見た。

「そうだね」

どうしてだろう。

私は胸の前で腕を組んでエリザベスを見ていた。

彼女はすぐに自分の言葉を後悔するような顔を浮かべる。

どうしてあんな表情をするのか分かる気がする。

彼女が医者になりたいと言うたびに、信じられないという反応を受けたのだろう。

私は彼女がすでに受けていると予想される質問をした。

「看護師になることは考えてみた?」

「私は医者になりたいのであって、看護師になりたいのではありません」

エリザベスは固い表情で答える。

確かに、二つの職業じゃ違うよね。

この国の看護婦は私が元々いたところとはちょっと違う。

専門職だとは思わないということだ。

私がいたところでは看護師は専門職だった。

勉強もたくさんしなければならなかったし、仕事の強度も相当だ。

しかし、ここの看護師は修道院の修道僧や病院で雇用した職員で、専門職ではない。

 



 

エリザベスの無礼過ぎる気が・・・。

彼女も貴族?なら問題ないかもしれませんが。

この世界は相変わらず女性に対して厳し過ぎます。

エリザベスを見て、リリーも何か思うところがあるのではないでしょうか?

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