こんにちは、ピッコです。
「シンデレラを大切に育てました」を紹介させていただきます。
今回は139話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
139話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 展示会
ダニエルは私がいくら一緒に入れるように頼んでも断って、一人で偽フレッドと話をした。
そして結局、偽フレッドがロニー・ハリスであることを、彼がフレッドの遺体を盗んだことを突き止めた。
彼がどのような方法を使ったかは分からない。
とにかく私が後で地下に降りた時、ロニーは依然として包帯で巻いた顔だけ除いて、手足が大丈夫だったから。
「遺体はどこにあるのか分からないんですって?」
ダニエルのギャラリーに行く途中、私は彼とロニーのことを小さな声で話した。
偽フレッドのせいでアシュリーの気分があまり良くなかったので、彼女は家にいることにした。
メイドとリリーはアシュリーのために残った。
かわいそうなアシュリー。
ロニーがアシュリーを拉致しようとした日から、私とアイリスとリリーは順番にアシュリーと一緒に寝ている。
そしていつも誰か一人が彼女と一緒にいた。
アシュリーは温室さえ怖がっていたので、私は一時的に温室を閉め、リリーの作業室を2階に移した。
やはりロニーを蹴るだけでは物足りなかった。
髪の毛を全部抜いておかないといけなかったのに。
私はため息をつく。
気持ちとしては本当に殺してしまいたかったが、彼がフレッドのふりをしたのを助けた人を探すまでは我慢しなければならない。
「はい。依頼人が保管することにしたそうです」
へえ、信じられない。
私はあきれて舌打ちをした。
ロニー・ハリスを偽フレッドにしたのは、「彼を訪ねてきたある男だ」と話した。
彼はある貴族の下僕らしい。
もちろん、彼が自分がどこかの家で働く使用人だと紹介したのではなく、ロニーが見るにはそのように見えたという意味だ。
その上、男は自分が仕える方がロニーの助けが必要だったと言ったというから、召使いが正しいだろう。
「何を信じて遺体まで渡したんですか?」
呆れた私の言葉にダニエルも呆れたように笑う。
私は続いて腹いせをするように話した。
「それに顔を壊す魔法?それが解けなかったらどうするつもりですか?本当にその男は正気じゃないんじゃないですか?」
「宝石をくれたのかもしれないですね」
ダニエルはそう言って私の手を握る。
そして私の手の中に宝石を一つ握らせてくれて言った。
「これです」
やや大きいウズラの卵ぐらいの大きさだ。
透明度を見て相当な価値を持っているだろう。
しかし、そうだとしても理解できない。
私はため息をついて尋ねた。
「ロニーの言葉を信じますか?」
ロニーに宝石を渡した者の要求は奇妙だった。
私に近づき、死んだフレッドが生きて帰ってきたふりをして、子供たちの一人を拉致してくるようにしたというのだ。
理解できない。
ダニエルは私の手をこすりながら私の質問に答える。
「いいえ、彼は嘘をついています」
「どんな嘘ですか?」
「お金を稼ぐためにフレッドの遺体を売って、自分の顔もそうさせたのかもしれません。そのついでにあなたに接近したのです」
魔法の研究に志願したが、顔が壊れたというのだ。
ダニエルは私の手を上げてキスをし、2度目の仮説について話した。
「彼の言葉が嘘でなければ、家にいるカイラの絵を狙った者たちが企てたものかもしれません。ロニーをフレッドのふりをして私の家に入れて騒動を起こしたのかもしれません」
その隙に絵を盗もうとしたというのだ。
それもあり得るね。
私はうなずいた。
確かにロニーがアシュリーを人質に取った時、全員が温室に集まっていた。
誰かがカイラの絵を盗もうとしたなら、その時が適期だっただろう。
しかし残念なことに、カイラの絵はダニエルのギャラリーを飾るために数日前にすでに移した。
私はため息をついて聞いた。
「嘘をつくのも分かるのですか?」
ダニエルの片方の眉が上がる。
彼は私を見て首をかしげて聞いた。
「私の先天的な能力を聞いているのですか?」
そうなるのかな?
私はしばらく考え、うなずいた。
妖精なら、私たちが知らない能力があるのではないだろうか。
ダニエルはしばらく考え、言葉を選ぶようにゆっくりと口を開いた。
「相手が嘘をついたら分かります。しかし、正確にどんな嘘をついているのかは分かりません」
「妖精はみんなそうなんですか?」
「そうですね。標本が私と私の母だけですから。お母さんもそうでした」
だから妖精の能力は嘘探知機のようなものらしい。
嘘をついたら分かるが具体的にどんな嘘なのかは分からない
それだけでも大変なことではある。
ダニエルの前では絶対に嘘をついてはいけないね。
私はそう思って彼をじっと見つめていた。
私の手に唇を当てたままダニエルが目を上げて私を見る。
ため息が出るほどハンサムだ。
私は冗談半分で言った。
「私があなたのことが好きじゃないのは知ってるでしょう?」
ダニエルの目はしばらく大きくなり、すぐに柔らかくなる。
彼は私の手の甲にキスをして言った。
「それは私の能力ではなくても、嘘だということが分かります」
「私があなたのことが好きなのは?」
「それが真実です」
私はにっこり笑って言った。
「嘘なのに。掴めませんね」
「そうなんですか?私には真実のように感じますが」
好きだということも真実ではあるだろうね。
私は頭をもたげてダニエルの唇にキスをする。
そして、そっと離して言った。
「好きなんじゃなくて、愛してるんです」
ダニエルの口元が曲がるのが感じられた。
彼は私の唇をゆっくりと洗い、軽くかんだ。
そしてすぐに私の額に額を当ててため息をつく。
「私はその言葉が嘘だったとしても、幸せだったでしょう」
嘘じゃないからもっと幸せだろうね。
私はくすくす笑いながらダニエルの頬をつかみ、もう一度軽くキスをする。
そして、後ずさりして身なりを確認した。
馬車が遅くなるのが感じられた。
病院の前で馬車が止まると、ダニエルは素早く降りて私に手を差し出す。
私を支えてくれる使用人がこっそりと引き下がるのが見えた。
私は建物の中に入り、すべてが元の場所にあることを確認した。
ダニエルが収集した絵と彫刻、休憩室に置かれた果物を浮かべた水と冷たいお茶。
そして軽い食べ物と服をよく着飾った使用人たち。
「水は近くの店で途中で一度持ってきてくれることにしました」
事前に確認した荷物が私に知っておくべきことを教えてくれた。
その他にも、絵と彫刻を保護するために休憩室の外をうろつきながら食べ物を搬出する人々に注意を与える仕事をすることにした。
パーティーより使用人が少なく必要ではあるが、それでも人手は必要だったため、水と食べ物を運ぶ使用人はダニエルが知っているところから手に入れている。
正確に言えば下男ではなく、このような行事がある時だけ仕事を手伝う人たちだ。
多くの貴族と金持ちがこのような行事を開く時は、その時だけ仕事を手伝ってくれる人手を求める。
できれば身だしなみがまっすぐで口が重い人を好むが、ダニエルが知っているところで紹介してくれた人たちはそれにピッタリだ。
私は最後に照明まで確かめ、玄関の前に立っていた下男にうなずいた。
そして、彼がドアを開けるのを確認した後、首を回して楽団に始めろという信号を送る。
偽フレッドの目的は謎のままですね。
彼の背後にいる人物の正体とは?
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