こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は134話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
134話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 告白②
「だからドジじゃないから、そう思ったということですか?」
「いや、それにしてもやはり馬鹿げている」
「え?」
「あなたが俺から離れるのが嫌で、馬鹿な欲を出したじゃないか。君が隠そうとしていても全部突き止めなければならなかったのに」
「あいつがいるから君が平凡に笑う姿が・・・、お似合いだという考えまでした。本当に滅茶苦茶だよ。愚かな青二才のようにウキウキしては・・・、結局はお前があんな目に遭うまで・・・」
乾ききった声がひび割れてボロボロに。
拳を握り締めた手の甲の上に血筋が浮き出る。
私はやっと正気に戻り、彼の手にそっと手を置く。
「やめてください。あなたは私に栄光の花をくれたでしょう?私があなたを騙していたのに、誤解するような状況を全部知っていながらもそうだったじゃないですか」
そうだとも。
あれは単なる勝利の戦利品ではなかった。
イースケが試合に参加することを決めた理由から、今まで経験してきたすべてのことまで、あの黄金の花冠には非常に多くの意味が込められていた。
「私は・・・、他の人が私を本気で望むことは絶対ないと信じてきました。そして良いことが起きれば、必ずそれだけ悪いことが伴うと。一生そうやって生きてきたから。いつでもどこでも演劇をする気分で生きていたとしたら信じられますか?」
話しているうちに舌が自然に動くような感覚に。
頭で考えて言葉に移すのではなく、ただ一度も考えたことのないことが胸の中から勝手に流れてくるような感じ。
「いつも疑って、偏見に満ちていて、誤解が生じれば解く気もないし、誰も信じないくせに他人も当然そうだと信じて、捨てられるのではないかと恐れながらも、全部どうなっても私一人だけ生き残ればいいと思うほど利己的です」
「・・・」
「本当に滅茶苦茶なのは私です、イース。あなたが私のために証明したその全てのことにもかかわらず・・・、最後まであなたを信じられなかった。そして、結果的にあなたを傷つけてしまいました」
イースケは、ついに顔を覆っていた手を下ろして私を見つめる。
気のせいか、蛇のように細長い目に水気がついているようだった。
その水気が私の目にも移ってくる。
「俺は・・・、あなたが本気で笑うのを見たかった」
「イース・・・」
「君が幸せそうな姿が見たかった・・・。いつかはそうなれると、その時はもう泣きながら笑わないと信じながら・・・」
不器用な手のひらが私の頬を撫で下ろす。
私が両手で彼の腕をしっかりと掴んで寝返りを打っている間、深いところから何かが割れて破裂するような音が鳴った。
「私は自分が作った殻に閉じ込められていたのです。それを破ることができるのは私自身だけでした」
「・・・」
「私は・・・、私はずいぶん前から自分が童話の中の悪党だと信じてきました」
「・・・」
「けれど、実はそうではないということ、だからもう殻を破って出てこなければならないということを悟らせてくれた人があなたです。イース、あなたは私を生まれ変わらせてくれました。そして生まれ変わった私は、心からあなたを望んでいます。刻印してしまったのですから、もうあなたが私に飽きても離れないと思ってください」
額が触れ合うと、イースの腕はゆっくりと私の体を覆った。
躊躇うように慎重な動作だったが、暖かくて安全な気分になる。
そうして初めて、私が二度とこの腕に抱かれなくなるのではないかとどれほど恐れていたかを悟る。
それ以上は何も話さなかった。
ただそのように抱き合って横になって眺めているだけ。
瞼がまた重くなって体がまた水を含んだ綿のように垂れるまでずっと、とめどなく。
亡者も殴るというロンギヌス・パラディンが恐れるたった一つが地上に存在するならば、それはおそらく太い眉毛をうごめきながら歯をギュッと噛み締めて腕組みをした、すなわち「私は爆発一歩手前です!」と全身で表現している騎士団長だろう。
そこに冷たい笑みを浮かべて座視している国王が加わったとすれば、恐怖が倍に増幅するのに十分だ。
さらに引退した大先輩であり、天ののような団長の昔の戦友であり国王の義兄であり怪物のような同僚の奴の父親になったりする方まで加わったとすれば、恐怖はすでに天空を突き抜けて上昇するに値する。
「それで諸君、この事実をどれくらい隠してきたんだって?」
通常、ロンギヌス騎士団長が指揮下の騎士たちを「諸君」という聞いたことのない呼称をする現象は極めて稀なこと。
まさに鳥肌そのものの形だった。
そして、悪い奴らは誰も口を開かず、雰囲気は当然さらに深刻になっていく。
ルビとイースが心を通じ合えて良かったです!
ですが、問題はここからですよね・・・。
下手をすれば、ルビもチェシアレの共犯と思われる状況。
二人の関係を解消させようとする動きも出てくるのでは?
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