こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は174話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
174話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- ドラゴンの背に乗って
「ロマーニャまで人間的な方法で進む道はとても遠くて険しいということを私も知っている」
「それで?」
「・・・それでって、これじゃかえって人間的なやり方のほうがいいじゃないか!これはみんな死ぬんじゃないの!?」
「怖いみたいだね」
「あいつ、もともと怖がりじゃないか」
「また怖いのか、カミュ?がっかりだね」
首を失望しながら横に振る仲間の奴らの行動に、カミュはみんな狂ったのではないかと真剣に悩み始めた。
弱り目にたたり目で、団長はこの仕業を承認してくれたというのか?
「イースケが今、目が回った状態だという。それは十分に理解できるが、いくらなんでもこの距離を魔物トカゲの足の裏につかまって行くなんて話にならないのか!?」
「何を言ってるんだ、あなたは?一体誰がそんな狂ったことをするの?」
「え?じゃあ、どうするつもりなの?」
幸いにもまだ理性は残っていたようだ。
安堵の胸をなでおろすカミュをしばらく何かを見るように睨んでいたイースケが手袋をパチパチとはためかせた。
したがって、アイバンが代わりに答えた。
「乗りなさい」
「え?」
「乗れって」
「この子が素直に私たちの下に敷かれると?」
「この野郎、言葉で言えばいいんだって。皮をむいてくれる育児までしてくれたのに、恥知らずがあれば素直に背中を見せてくれるだろう。それも、自分があんなに好きな公子妃を探しに行くのではないだろうか」
なんとも同じ事を言うアイバンは、イースケのような服装をしていた。
それはカミュも同じ。
ガラール、ルーブ、エスゲルも同じ制服姿だ。
そのため、みんな腹部が少し冷えた。
「どれくらい大きくなったのか気になる。ところで、その時アイバン、あなたも一緒に脱いだの?」
「いや、でもエスゲル、あなたは、そうしてると本当に怪しく見える」
「ありがとう。でもなんでこれを着てるの?」
「よく考えてみると、私たちは今、王室ではなく神殿を代表しているんじゃないの?」
「神殿代表するというやつらがサタンの下水と聖なる都市を叩き壊しに行くのか?そして王室代表だね」
葉タバコに火をつけながら返事をしたアイバンが、友逹の方をちらりと見る。
イースケは公子妃が消えたという事実を感じたようで、すっかり落ち込んだグリフィンを慰めていた。
彼らの周りには憂鬱なポポリがおり、慌ただしく走り回っている。
「どうしてそんな目で見るんだ」
「プルン」
「魔手の子が抜けては。後方も重要だと何度も言った」
「プルン、プル・・・」
あいつは今、あれらと会話をしているのか、目が回ったせいで人だと勘違いして勝手に騒ぐのか。
その謎を空に吹き飛ばし、ロンギヌスの少数精鋭はロムの洞窟の入り口に覗線を向けた。
そんな彼らに向かって、イースケが親切に声をかけた。
「そこにいない」
「え?」
「上の方で何か食べていると思う。だが、これだけ我慢してくれたら、空気を読むべきじゃないか?」
これだけやられたら、期待しなければならないようだった。
そうではなく、せいぜいへとへとになって、皮をむいてあげることまでしてくれたイースケ張本人が、気を引き締めたばかりのドラゴンにそのまま破られ、死ぬところだったのではないか。
弱り目にたたり目で、一刻を争うことになるが、誰がサタンの手下ではないかと思って、数日間恩人も知らずに昼夜暴食の罪を犯している状況だった。
どうやら、そろそろトカゲの背中作戦は諦めたほうがいいのではないかと思えるほどだ。
イースケがいらだたしく殺気立った目を向けると同時に、四方が急に暗くなったのはその時だった。
羽ばたく勇壮な羽ばたきの音に髪の毛がなびいた。
しばらくそのように並んで立ってじっと空を見上げていた少数精鋭は、やがて一人で唯一別のところを見ている北部の真の育児職人に向かって一斉に親指を立てる。
まさかのドラゴンに乗ってロマーニャに向かう作戦。
途中で誰か一人くらいは振り落とされるのではないでしょうか?
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