こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は188話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
188話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 夏祭りの幻想⑥
まさに夏祭りの始まりを知らせる信号弾であり、国王夫妻の成婚記念日を親う舞踏会当日。
久しぶりに開かれたアングバン宮殿の城門を通じて、ブリタニアのあらゆる貴賓たちをはじめ、各国の使節団がそれなりに心血を注いで選んだプレゼントを持って続々と到着してきた。
中には、この魔物天地北部の土地に、ついにキリンをプレゼントしてやると意地を張る使節団もあり、近衛隊が苦労することに。
もちろん、近衛隊だけでなく、宮の内部のすべての人が身分の上下を問わず、気が気でなかった。
王妃も同様だ。
久しぶりの大宴会の主人公であるだけに、人を待たせて当然だとしても、それだけ特別に気を使って準備しなければならないから。
数週間前から何度も前もって点検して確認したが、いざ当日になると右往左往するのはいつも同じようだった。
ほとんどの日にわたってあちこちに流され、おめかしを終えて出てくると、それこそ疲れきってしまった。
開かれた窓の外に暖かい初夏の風が入ってくる。
お腹がすいてきた。
ただ、疲れが取れたからなのか、それともただのことなのか分からなかった。
最近はいつもお腹が空いているから。
ルードベキアがそのようなことを考えながら鏡を眺めていた頃、誰かが慎重に彼女の邪魔をする。
今頃、宴会場にいるオメルタ大公が送った近衛兵だった。
近衛兵は困惑した顔をして、王が突然消えたのでここに来たと思ったと打ち明けた。
確かにさっきまでは大公と一緒に使節団を相手にしていたのに宴会場が開かれるやいなやどこへ行っても消えたということだ。
記念宴会がもうすぐ始まるのに、王が消えたというのは話になるだろうか?
すぐに王が消えた状況で王妃一人で入場するのは絵がそうだ。
「ご心配なさらないでください、王妃様。私たちが命を捧げて早く見つけます」
「・・・」
悲壮に誓う近衛兵を見送った後、ルードベキアはしばらく頭をついた。
「私の一途な人間をただ」
大事な日にろうそくを打つのに並外れたオ能でもあるのか、夫よ!
今お腹がすいて死にそうだよ。
まさか何かあったんじゃないよね?
そろそろそのような心配がする頃、また別の人物がこっそり訪ねてきた。
今回は他でもないエレニアの侍女の一人だ。
いぶかしがるルードベキアに、侍女は慎重な顔で、「王様がどこにいらっしゃるか知っている」とし、「ちょっと来てみなけれはならないようだ」とささやいた。
一方、王が意図せず行方不明になったのにはそれなりの理由がある。
そもそもイースケは突然消える気などなかった。
正確には他人が気づくほど長い間席を外す気はなかったと言うべきだ。
そう、王はただしばらく確認しようとしただけだった。
今夜王妃にプレゼントを公開する前に、最後に確認しようとしただけだ。
ところが、実際に来てみると、ある不審な奴らが他人の大切な贈り物の周辺に陣取って、不審な仕業をしようと持っているのだ。
弱り目にたたり目で、これが何をしているのかと問い詰める前に、狂ったようにくっついたせいで、立ち往生してしまった。
「王様!だめです!」
「今からでも遅くないからやめてください!」
「私が頼むよ、兄さん。いつか私の口から頼むって聞いたことある?」
「いくらおぞましい王様だとしても、結婚記念日に差はないようなものはどうしても見たくないんだ!」
決して友逹がうまくいくのを見ることができない親友たちと、恩とは知らない昔の従者たちと人生に役立たない妹たちが並んで心を一つにして、根も葉もなくわめき声をあげるようなものだとは。
イースケは改めて自らの人生に対する悔恨が続くのを感じ、静かに嘆いた。
「これは不忠罪だ」
「なんてこった、忠心から来てやることなんだ、この真の忠臣も見違える暴君め!」
「そうか、忠義なカミュ卿、それにしても私のー等忠臣はルーブだ」
「あいつの話が急にどうして出てくるんだ!?」
「ああ、そうだ、殿下。でもそういえば、ルーブのあの子、どうしてアイバンと二人で蜜月旅行に行ったの?」
「蜜月って何の蜜月密命なんだ!無知な顔をして座ったな、エスゲル、君はこの状況でそんな質問が出てくるのか、なんて受動的なやつなんだ!子供がお前の旦那さんでもいいの!?」
「殿下が狂ったように暴れると思ったのに、どうしてカミュが狂ったように暴れるのか」
イースケの前を飢えたヒグマのように固く遮っているガラールがいぶかしげに尋ねた。
しばらく静かになったカミュの代わりに、エレニアが乗り出す。
「そういえば、兄さん、私たちが結婚を控えたこの時期に、私の婚約者を一体どこに送ったの?その話はまだしてないと思うんだけど」
「その話がなぜここで・・・」
「なぜって、兄さんが私たちのことを耳の端でも聞いていないから言ってるのよ。それは問い詰めないから、これはやめなさいと、ルビーは天使みたいで、兄さんがまだプレゼントの準備ができていないと謝ったら、なんとか許してくれるかも・・・」
「いや、一体どうしてこんなに大騒ぎに・・・」
「どうか所信の切実な忠言に耳を傾けてください、王様!どう考えてもこれはちょっと違います!本当に暑さでも召し上がったんですか!?」
「ああ、エンディ、あなたね・・・」
まさにその時だった。
「皆さん、ここで何をしているんですか?」
一瞬静寂が降った。
必死に王を阻止しようと努力していた彼らも、熱烈に自分にしがみついた忠臣たちを振り払おうと努力していた王も、しばらく皆が仲良く凍りついてしまった。
そんな彼らの何かのような姿にゆっくりと近づいてきたルードベキアの表情はますます怪しくなった。
「何かあったんですか?」
「・・・それが・・・」
「あれは一体何ですか?」
ルードベキアは首をかしげて彼らの後ろを見る。
「あれ」とは他でもない離宮だった。
正確には、小さな建物の正面に新しく建てられた噴水を隠している巨大な徽章。
「離宮を改造するという話を聞いたような気がするけど。ところで、あそこに何があるんですか?」
「「・・・」」
何て言えばいいのだろうか?
イースケが答える言葉を思いつく前に、ルードベキアはすでに早足で彼らを通り過ぎ、徽章に近づく。
みんなの顔が真っ青になった。
「ルビー!」
「王妃様・・・!」
まだダメなのに!
イースケはすぐに自分にくっついたやつらを振り切った。
正確にはそうしようとした。
しかし、どういうわけか、みんなが先に離れていくのではないか。
「これは一体何なの・・・あら?」
ルードベキアが徽章をばっと反らすと同時に、完成したばかりの噴水が姿を現した。
建物の正面に座っている可愛らしい彫刻が、巨大なデザート用のフォンデュ皿を前にしたような、なかなかもっともらしい作品だが、イースケの目にはただ醜い骨組みに見えるだけだった。
とりあえず、何か湧いてこそね。
「噴水を作ったんですか?」
「それが・・・」
何かが破裂するような破裂音が嗚ったのはその瞬間だった。
それと同時に、どこからか甘い香りが漂い始めたが、それこそあっという間に四方を取り囲んだ。
チョコレートの匂いだった。
一斉に魂が抜けてしまった皆の目の前で、甘いチョコレート液が保護神聖がかかった噴水台の層を満たし、ざあざあと流れる。
「やばい・・・」
エンディミオンはつぶやいた。
失敗したのは自分なのに、どうしてあいつが失敗したのか理解できなくて、イースケはエンディミオンを睨んだ。
「ああ、どうやらさっき私たちがパイプを間違って触ったようです」
「・・・」
イスケはこの場でこれらを全部殺すか悩み始めた。
しかし、そのことは次に延ばさなけれはならなかった。
両目を丸くしたままぼんやりと噴水を眺めていたルードベキアが、突然手で口を覆って上体を深く下げたためだ。
「う、ううえっ・・・!」
イースケはトンデモないものをプレゼントする予定だったのですね。
ルビが吐いた理由は?
もしかして・・・?