もう一度、光の中へ

もう一度、光の中へ【117話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「もう一度、光の中へ」を紹介させていただきます。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【もう一度、光の中へ】まとめ こんにちは、ピッコです。 「もう一度、光の中へ」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となってお...

 




 

117話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 決戦の日⑤

冷たい地下牢から出ると、地上には光が満ちていた。

特にその光が美しく感じられたのは、我が軍が勝利しているからだろうか。

『脱出しようだなんて、子供じみたことを。』

私は地下牢に閉じ込められていた敵軍の総司令官のことを考えた。

いずれにせよ、彼が勝手に動けないようにもっと人を付けて監視しなければならない。

それが無理なら、地下牢の中にしっかり縛り付けておくべきだ。

彼が打たれていたとはいえ、そう簡単に長く生きられないような容体ではなかった。

色々考えながら歩いていたとき、近くで大きな声が聞こえてきて、思わず立ち止まってしまった。

その声が私を称える声だったから、なおさらだった。

「アイシャ皇女万歳!!!!」

「勝利の女神様よ!!!!」

ほとんどすべてのエルミール兵士が、私が精霊王を召喚し、それによって言葉では言い表せないほどの儀式を繰り広げたことを知ったからだ。

彼らの目には尊敬の念が溢れているように見えた。

私はどうしたらよいかわからず、とりあえず微笑んでみせた。

「良い一日を。」

その言葉に、彼らはまるで神聖な祝福を受けたかのように感激していた。

私は彼らの脇を通り過ぎた。

我が軍が今駐屯している場所は、もともとエルミールの領地だった「バウンド」城だった。

やがて我が軍が攻城戦に勝利して、バウンド城を奪還したのである。

聞くところによると、今夜はささやかな晩餐の席でも設けて祝賀の宴が行われるそうだ。

まだイデンベレの地をすべて制圧してもいないのに、宴とは…。

少し冷めた感情もなくはない。

だが、イデンベレの軍をほぼ壊滅させたという事実。

今や残っているのは数えるほどの雑兵のみで、我が軍がこの大勝利を存分に味わいたいという気持ちも理解できた。

『これからは……』

私ははっきりと今後の計画について考えていた。

このまま軍を再編成し、北側を経由してイデンベレの首都にまで進軍し、彼らを打ち倒すつもりだった。

皇城まで攻略すれば、もはやイデンベレという国名を名乗る場所など残らないだろう。

そもそも首都に残る守備軍といっても大した数ではない。

エルミールは確実にイデンベレを足元に跪かせるだろう。

『そして私は皇族たちに会う。』

そうなれば、私の本当の復讐が完成するのだ。

監獄から戻ってきた後、私は夜に行われる勝利の宴の準備をした。

ここへ来るのにドレスのようなものを持ってきているはずもなく、私は今着ていた神官服のまま出席しようとしていた。

バウンド城の城主が、私のために侍女と服を送ってくれていなかったらの話だ。

彼には息子しかいなかったため、私に服を貸してくれるような娘もいなかった。

それでもどれほど早く仕上げたのか、城主のデザイナーが私のために店にあった服を体に合わせて新たに仕立ててくれた。

おかげで私は新しい服を着て宴に参加することができた。

その服は白地に青い糸で刺繍が施されており、少し異国的な雰囲気を漂わせる服だった。

勝利の祝宴には人々が賑やかに集まっていた。

限られた物資をせっせとかき集めて、なんとかそれらしい祝宴の料理を用意し、数人がホールで楽器を奏でていた。

何より祝宴会場には笑顔があった。

生き延びたことへの安堵と、これからの希望に満ちた未来に向けた明るい笑顔だ。

私は祝宴会場の入口に立ち、その様子をじっと見つめていた。

どういうわけか、あの明るく眩しい世界が自分から遠く感じられて、それがなぜなのか、少し不思議だった。

たしかに我が軍は勝利したし、私にも明るい未来しか残っていないはずなのに。

『……はぁ。』

ルーン様の儀式を終えて以来、彼を召喚するのが少し難しくなったうえ、人々が彼を崇め奉るのを見るのが嫌で、私は彼を再び精霊界へ送り返していた。

でも今となっては少し後悔している。

『ルーン様を今からでももう一度お呼びするべきだろうか?』

彼もれっきとした宴会の主役だ。

他の人たちとあまり交わるのが好きではないということは知っているが、彼にはこの宴会を楽しむ十分な権利があった。

彼がいれば、きっと気持ちがもっと落ち着くだろう。

そんなふうに思い悩んでいたとき、後ろから誰かが私を呼んだ。

「いや、アイシャ皇女殿下ではございませんか?!」

怪訝に思いながら振り返ると、そこにはふっくらした顔立ちのバウンド城の領主が立っていた。

「中に入らずに何をしておられるのですか?はは。」

そしてその隣には、領主によく似た人物が一人いた。

「お会いできて大変光栄です。」

おそらく雰囲気からして、彼が領主の息子だろう。

予想外ではなかったが、私は心の中で少し笑ってしまった。

それもそのはず、二人の顔がまるで型で押したようにそっくりだったからだ。

『本当にそっくりだな。』

それに比べて、隣に立っていた領主夫人は背が高くてすらりとしていた。

領主が丸顔なら、こちらは四角顔という感じ?

領主の息子たちは私にかなり興味があるようだった。

にこやかに私の前へ歩み寄ってきたのだから。

「以前よりずっと皇女殿下を崇拝しておりました。私の名前はギランドと申します。どうか皇女殿下の御手に接吻する栄誉を賜れますでしょうか?」

私は目をぱちくりさせた。

目上の人に敬意を示す意味で手の甲にキスをするのはよくある礼儀だが、今まで私がその儀式を受けたことはなかったのだ。

『うーん……』

彼の目はキラキラと輝いていた。まるで私に会えてこの上ない光栄だと言っているようだった。

見知らぬ人に手を預けるのはそれほど気が進むことではなかったが、これもまた彼なりの好意の表れなのだろう。

私は手を差し出そうとした。

もし他の誰かが後ろから私を呼ばなかったなら。

「アイシャ皇女殿下。」

『今日は私を呼ぶ人が多いな。』

私は振り向く前に、その声の主が誰なのかを察することができた。

彼はまさにビオン公爵だった。

振り返ると、紺碧の礼服を身にまとって立つ彼の姿が目に映った。

その姿は私の目から見てもとても格好良かった。

しばらく前に、彼が今回の戦で勲章を受けるという話を聞いていたので、まもなく彼の礼服には勲章がいくつも飾られることだろう。

ギランドは彼を見るやいなや、すっかり気圧された様子だった。

まず彼の圧倒的な背の高さに驚いたようだった。

ギランドは丸っこく横に広がった体型をしていたが、ビオン公子は彼の頭一つ分は高かったからだ。

「お会いできて光栄です、ビオン公子。」

彼は私に丁寧に挨拶をした。

『ビオン公子?まさか、あのベルトモア公爵の息子?』

ギランドの視線があれほどまでに揺れていたのはそのためだろう。

今や彼は完全に萎縮していた。

だが、バウンド領主の考えは違ったようだ。

彼は急いでビオンに愛想を振りまき始めたのだ。

「おお、なんと。こんなにご立派なお方にお会いできるとは。大変光栄でございます。」

「お会いできて光栄です。ビオン・ベルトモアと申します。」

二人は簡単に挨拶を交わした。

そしてバウンド領主が何かを言おうとしたその時、ビオン公爵が私に言った。

「それより皇女殿下。総司令官様がお探しです。」

「イシス兄様がですか?」

私は目を見開いた。

「何かあったのですか?」

「私はただ言伝をお伝えしに来ただけです。」

「それなら、一緒に行きましょう。ああ、楽しい出会いでした。」

私はバウンド家の人々に素早く挨拶をし、ビオン公爵について宴会場の中へと向かった。

ところが宴会場の中を見渡した私は、すぐに疑念を抱いた。

私を切羽詰まった様子で探していたはずのイシス兄様が、宴会場の隅で楽しそうに笑いながら貴族たちと談笑していたからだ。

「……本当にイシスお兄様が私を探してたんですか?」

疑わしげに彼を見上げると、彼は何も言わなかった。

「……それは……」

その様子から、私はすべての出来事の経緯を察した。

「私が困ってるように見えたから、助けようとしたんですか?」

私は思わず笑ってしまった。

まるで彼に初めて会った時のようだった。

幼い頃、春の祭典で彼が私を乱暴な兵士たちから助けてくれたときのことだ。

だが、今回は彼の勘違いだった。

私はそれほど困ってはいなかったのだ。

私は指を一本立てて、その点を彼に伝えた。

「残念だけど、今回はそこまで困っていませんでした。」

すると彼はその青い瞳でじっと私を見つめた。

「……そうですか。」

ビオン公爵は少し寂しそうに見えた。

「余計なことをしましたね。」

「………」

私はその言葉を聞いて、少し良心の呵責を感じた。

そして、彼が私に想いを寄せていることを知ってから、それほど時間が経っていないことに気づいた。

気まずい気持ちで、着てきたドレスの裾ばかりをいじってしまった。

ビオン公爵が周囲を見回してから、私に尋ねた。

「……精霊王様は今日はお越しにならないのですか?」

「あ……あまりご迷惑をおかけしたくなくて。」

すると彼は、私をじっと見つめた。

その眼差しから、私は彼が私に言いたいことを読み取った。

私も思わず、低い声で彼に問いかけていた。

「……その人のこと、知らないんですか?」

「………」

「私が……?」

私は苦笑した。

明らかにルーン様はまだ、私が仕掛けた罠の意味を理解していないようだった。

もしそれを知っていたら、間違いなく私に何か言ってきただろう。

今のところ黙っているということは、彼は私が自分の力だけで彼を召喚したと思っているようだった。

彼が誤解している詳細な経緯は分からない。

私がルーン様を召喚するよりも早く、ハイネン様があらかじめ手を打っていた可能性もあるし……。

それ以上のことは彼に聞いてみなければ分からないだろう。

だが、軍が彼に問いただすつもりはなかった。

このまま静かに終わってくれればよかった。

できることならルーン様だけでなく、家族にも永遠に。

私は静かに言った。

「……ビオン公爵、どうか誰にも話さないでください。」

「………」

彼は無表情で、複雑な顔をしていた。

私の寿命はあと十年ほどだろうか。

『大丈夫。』

今さら全てを明かしたところで、何の意味もない。

私は前向きに心を決めた。

でも、私を見るビオン公爵の表情があまりにも悲しそうで、私はつい微笑んでしまった。

「笑ってください、ビオン公爵。」

「……皇女殿下。」

「戦争に勝ったじゃないですか。うまくいっているはずです。」

そう、笑わない理由はない。

私は彼に手を差し出した。

「私をエスコートしてくれますか?今日はパートナーがいないんです。」

無言だった彼は、丁寧に私の手を取った。

「光栄です。」

私は微笑んだ。

彼の手を取って、イシスお兄様のいる方へと歩み寄った。

他の人々と話していたお兄様は、私を見て嬉しそうに微笑んだ。

「アイシャ、よく来たな。」

彼が私に差し出したのはオレンジジュースだった。

祝いの日なのだから、たとえ強いお酒でなくともせめてシャンパンくらいは渡してくるかと思ったのに。

私は冗談めかして言った。

「私はまだジュースなんですね。」

お兄様はにっこりと笑った。

「デビュタントみたいに酔っ払ったらダメだろう?」

その言葉に私は顔を赤らめた。

「……あの時のことは、もう言わないでおきましょう。」

「そうだな、そうしよう。」

彼はただ嬉しそうな顔をしていた。

私は兄から手渡されたジュースのグラスを受け取る。

あの時のことは今でも思い出すだけで本当に恥ずかしい。

「乾杯。」

兄と私のグラスが軽やかな音を立ててぶつかり合った。

近くにいた人たちも私たちを見て、同じようにグラスを掲げた。

「小さな太陽であるイシス総司令官、万歳!」

「アイシャ皇女殿下、万歳!」

私は微笑んだ。

グラスを掲げて兄を見た。

兄はシャンデリアの最も明るい光の下に立っていた。

その兄の周りには、まばゆい光が差し込んでいるように感じられた。

これからお兄様はイデンベレを征服するのだろう。

そして皇帝になって、たぶん結婚もして、子どもも持つかもしれない。

お兄様の隣にいるその方は誰なのか、そして生まれてくる子どもは誰に似るのか、気になった。

あまりにも突飛な想像かもしれない?

でも、そんな未来でなければいいと願った。

全部見届けてから去りたいと思ったからだ。

「……アイシャ?」

お兄様が私の名前を呼んだ。

その声に私はハッとして正気を取り戻した。

「……あ、はい?」

「体調が悪そうだな。」

お兄様の瞳には私を心配する色が浮かんでいた。

私は無理に笑顔を作って見せた。

「……そうですか?」

でもやっぱり、お兄様の目はごまかせなかった。

彼は他の人たちに了承を得た後、私をテラスへと連れて行った。

華やかなホールとは違い、テラスは暗く静かだった。

冬だったので外に出ている人もいなかった。

冷たい風が吹いた。

私が少し寒そうにしていると、兄は自分の上着を脱いで私にかけてくれた。

「寒いか?」

「大丈夫です。」

彼はしばらく私を見つめていた。

私に言いたいことがあるようだ。

ためらっていた彼が、ようやくゆっくりと口を開いた。

「君に伝えたいことがあるんだ。」

私が「早く言ってみて」と促すように目を見つめると、彼は意味深に微笑んだ。

「まずは嬉しいよ。約束を守れるようになって。」

「……」

「イデンベレをあなたの前に跪かせるということ、それだけにとても長い時間がかかってしまったのだ。私に力が足りなかったばかりに……」

彼は寂しそうに笑った。

「時には君のために危険に身を投じたこともあった。でもこの勝利も、私一人の力だけで成し遂げたものじゃない。君と君の正霊王様の力がなければ、不可能だっただろう。」

「……お兄様……」

「すまなかったし、ありがとう。アイシャ。」

お兄様の言葉に、私は思わず頭を深く下げていた。

「そんなこと言わないでください。」

「……」

「お兄様なら、私がいなくても、きっと勝利を手にしていたはずです。そして、いつだって私のために最善を尽くしてくれたこと、私は知っています。」

テラスの向こう、遥か彼方にイデンベレとエルミールの国境が見えた。

私はそれを手で隠しながら、静かに明るく笑って見せた。

「見てください。イデンベレの首都に入る日ももうあまり残っていませんね。そうでしょう?」

「……そうだね。」

「そういえば、お父様も戦争で領地を見事に守られたそうですよ。その話を聞いて、どれほど嬉しかったことか。心の重荷が少し軽くなった気がしました。」

「よかったね。」

兄はカップを口にした。

その後も私はあれこれと話した。

今回の戦争でこのルーンの大勝利が私にとってどれほど意味のあることか、これからどれほど期待しているかということ。

挙げ句の果てには、さっきギランド公爵が私に言った言葉と、ビオン公爵が私を助けてくれたことまで話してしまった。

私は話すのをやめたかと思うと、何か大変なことが起こるかのように、絶え間なくしゃべり続けた。

その間、お兄様は穏やかな目でじっと私を見つめていた。

どれほど話したのだろうか。

ついには話すことが尽きてしまった。

すると私たちの間に沈黙が訪れた。

『……ダメだ。』

私は唇を噛んだ。

この静けさが嫌だった。

何か、どんなことでもいいから話さなければならない。

そうでないと、お兄様が私の秘密や不安に気づいてしまう。

「だから……」

私は口を開いて何かを言おうとした。

けれど、うろたえた口からはもう何も言葉が出てこなかった。

再び沈黙が訪れた。

どれくらいそうしていただろうか。

お兄様が優しく私の名前を呼んだ。

「アイシャ。」

「……はい。」

私はカップを取り落としそうになりながら答えた。兄が言った。

「悩みがあるのか?」

「……」

まるで私の心の中をすべて見透かしているかのようだった。私は目を伏せた。

「君を見ればわかる。」

「……ただ、不安で。何もかもがうまくいくのかどうか……」

「それだけか?」

兄は穏やかに聞いたが、私は何も言えなかった。

『……本当は。』

聞きたいことがあった。

でもそれを直接尋ねるのが怖かった。

私が言葉を詰まらせている間、兄は辛抱強く私を見守っていた。

私はついに口を開いて言った。

「……どうして敵軍の総司令官と私を会わせたのですか?」

「……それは――」

「お兄様が彼を私に見せるために連れてきたのは、わかってます。」

私の言葉にお兄様は黙り込んだ。

イシスお兄様が私にそうしたように、私も彼についてはっきりとわかっていた。

彼の目の動き一つ、仕草一つから、彼が何を考えているのかが読み取れたからだ。

詳しい理由はわからない。

けれど、お兄様が私のために総司令官を生かして連れてきたことは明白だった。

彼が何も語らなかったとしても、私にはそう感じられたのだ。

私は彼に、単刀直入に言った。

「私が苦しむのが嫌だったから、ですよね?」

「………」

「総司令官が戦場で亡くなったと知ったら、私がひとりで悲しむことになるんじゃないかと。」

「………」

「今さらそんなこともないのに………」

私は苦笑した。

すでに過去の縁となってしまった敵国の総司令官に、私が今さら悲しみを感じるはずがない。

私の兄は本当に優しい。

「アイシャ。」

そのとき、彼が私の手を握った。

「大丈夫だよ。」

「……?」

私は目をぱちくりさせた。

今回ばかりは、本当に兄の言葉を理解することができなかった。

「もちろん大丈夫です。私は少しも悲しくなんてありませんから。」

「……」

「今すぐお兄様が彼を殺すと言っても、私は何とも思いません。」

「……」

「むしろ……ああ、そうですね。私が彼を直接殺してしまうかもしれません。精霊の力ならすぐにでも。」

お兄様は何も言わなかった。

「だから私は、本当に大丈夫なんですけど……」

私は言葉を濁して言った。

何でもないふうに言っているのに、彼はどうして私をそんなにも哀れむような目で見つめるのだろうか。

そして、その瞳に映る私は、どうしてこんなにも混乱して、不安そうに見えるのだろうか。

「……大丈夫なはずなのに。」

もう私は、自分を取り繕うこともできなかった。

私は唇を噛みしめた。

もしかしたら私は、いつの間にか少しだけ悲しかったのかもしれない。

地下牢で私とまったく同じ姿勢で縛られていたエルシスの姿を見てからだった。

目の前にその姿がはっきりと浮かんだ。

年を重ねても、幼い頃の面影が残っていた。

その姿がなぜかしきりに思い出された。

 



 

 

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