こんにちは、ピッコです。
「愛され末っ子は初めてで」を紹介させていただきます。
今回は38話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
38話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 悪巧み
王妃とディネア子爵はティーパーティーがほとんど終わる頃になってやっと顔を出した。
王妃は、世の哀れな姿だった。
幼稚で度量の狭い中身とは異なり、王妃は外見だけは清純なところがある。
とても悔しそうに目元を赤く染めたその姿に、多くの人が思わず気の毒な視線を投げかけるほどに。
「テクラ姫、私がとても申し訳ないということを必ず分かってください」
王妃は母親を見送り、手をぎゅっと握って懇願するように話した。
「春になると私も母になります。テクラ姫以外に誰に聞けますか」
彼女は同情を訴えるように話し、母親に罠をかける。
「だからお姫様、どうかこれからもたびたび皇居に来てください。毎週こういう場を作りますので。私の小さなお願いです」
(美人系を使う相手が間違っているようだけど)
私は王妃が計画を実行させようと、本人の顔を活用するのを見て無駄骨を折ると思った。
(ああすればもっと滑稽に見えるということを知っているのか知らないのか)
加えて、本当に魂胆があるように見える。
本人もお母さんも家族だと言ったのだから、ただあっさりとよく会おうと言っていいのに。
こんなに丸見えなのに、私のお母さんが気づかないはずがなかった。
「お言葉はありがたいのですが、王妃殿下」
母はかすかな笑みを浮かべる。
「まだ子供たちが幼いので、頻繁に外出することは難しそうです」
「は、はい・・・?」
王妃が「こんなはずじゃないのに」という顔でディネア子爵を眺めた。
(そしたら、もっと魂胆があると広告するのと同じだよ)
視線を受けたディネア子爵の顔も王妃と大差ない。
なんで通じないんだろう?と疑問を露わにしたというか。
「勧められた言葉を殿下が私とエンデブラン公爵家をこのように大事にし、信頼してくださるという証票だと思います」
母は私が思っていた以上に強い人だった。
この隙を逃さずカウンターまで食べさせるなんて!
王妃の赤い目元が本当にすぐにでも涙を流すように悔しさをいっぱい込めてぶるぶる震えた。
彼女は息をのんで、辛うじて母に答える。
「ええ、もちろんです。当然のことです。国王殿下の一人だけのお姉さんですもの」
私はその姿に安堵した。
(ディネア子爵の計画が、すごくしつこいんだけど)
もちろん浅い数でしたが、単純な分だけ悪読だ。
しかし、いくら計略を巡らせても意味がない。
お母さんが受け入れてくれないんだもの。
もちろん、その後もディネア子爵と王妃は、何かをしようとして、ずっと企んでいた。
言い訳も様々であり、中には母親が避けられない理由もある。
しかし母は何にも引っかかってくれなかった。
参加しても、叩かれるのはむしろそっちの方だったから。
そしてその度に私はこっそり二人の会話を盗み聞きしたが。
『今回はうまくいくと言ったじゃないか!私がどうしてあなたをそばに置くの』
『申し訳ありません、王妃殿下』
『申し訳ないならそれでいいの?私が悔しいのはどうやって補償するの!私があなたのためにどれだけ多くのことをしてあげたか』
王妃の暴悪が日増しに激しくなっていた。
子持ちの体でそんなに悪い考えだけしてもいいのか・・・とにかく、なんせお母さんがうまく対応してくれたので、大した心配はなかったんだけど。
「奥様、王妃殿下が招待状をお送りしました」
「・・・そう、またなの」
招待状が来るたびに母の口もとで笑みが少しでも消えるのは大きな問題だった。
(実は計略の目的がお母さんを煩わしくさせることじゃないの?)
こんな気がするほどだ。
彼らの相手の他にもエンデブラン公爵夫人であり、王国唯一のお姫様である母親がすることは非常に多かった。
とても疲れていたのか、このごろ母が私に呼んでくれる子守歌が長調からいつの間にか短調に調うつりになっている。
(お母さんの子守唄ほど聞きやすい歌は珍しいのに・・・!)
それで私はこの恨みを返そうと手を打つことにした。
十数回手作業をかけられない計略。
私が彼らにかけてあげることに。
「わぁ、チョコがすごく上手にできます!こういうの大好きです!やっばり魔王様はとてもかっこいいです!」
私の計画を聞いたチョコが目を輝かせる。
やっばり私の子犬は悪いことをする時、一番綺麗な目をするよね。
「離間とは、チョコがとても楽しみです! 魔王様に迷惑をかけた子たちなので、絶対に手加減しません。キャー!」
いつもよりチョコの鳴き声が盛り上がっていた。
「魔王様はとても優しいです!火に焼き付けることもできるのに!魔王様の火炎魔法、すごくかっこいいんだけど」
すると、何かを期待した顔で金色と青色の目を輝かせた。
いや、ここは魔界じゃないじゃん。
チョコ、両親が火遊びは悪いことだと言った。
私は心の中でそう言いながらチョコの頭を撫でる。
「私の子犬にできることなのに、私が直接力を入れるのを見たいの?」
「そんなはずが! !きゃー!こんなつまらないものに魔王様にあえて力を入れてもらうと、魔王様の第一補佐という私の名前が恥ずかしいんです!』
チョコはそう言って何が照れくさいのか体をくねらせながら空中にバタバタと飛びあがったり、私の前にじっと座っていた。
「心配しないでください、チョコがとても上手になるから。あんなにお互い嫌いな関係はとても簡単ですよ!」
チョコがそう言って、楽しそうな泣き声を出す。
そう、ディネア子爵と王妃はお互いをあまり信じていない。
「そうです!私と魔王様は完全に信じているのに!ああいうのは主従関係ではありません!恥ずかしいんです!」
チョコはそう言ってぶくぶく言った。
しかし、仕方がなかった。
ディネア子爵と王妃の関係は子供の頃と逆転していたから。
(なぜ王妃が始動でもないのに、なぜペドンと言ったのかと思ったら)
王妃がディネア子爵のペドン出身だったからだ。
没落して貧しい騎士家の娘。
そんな彼女が偶然の機会に現国王ルクシアスと会って結婚まで成功したのは普通は大変なことだった。
ただ、ルクシアスが王妃と結婚する時は、誰も彼が王になるとは思わなかった。
命でも持ちこたえれば幸いな王子だと皆が思ったので、彼の結婚相手に対しても大きな検証なしに通り過ぎたのだ。
「まあ、ディネア子爵もそうだし、その時は何も考えてなかったみたいだけど」
しかし、母親の選択で国王は生き残り、王位に就いた。
ディネア子爵は当然、お腹を痛めた。
最初は王妃もディネア子爵を侍女にするつもりはなかったのだ。
(消したい過去を知る相手は不便だろうから)
しかし、普通の貴族のほとんどが王妃の侍女になろうとしなかった。
(みんなルクシアスがいつ王位を失ってもおかしくないと思ったから)
そのような理由で王妃は藁にもすがる気持ちでディネア子爵を呼び、子爵もまた自尊心より未来の利盆を狙って身をかがめた。
(しかし、お互いに対する劣等感は相変わらずだ)
王妃はそれでディネア子爵を目下の人と接するようにし、ディネア子爵はそれとなく王妃の自責の念に触れた。
王族としての気品や礼儀作法、そのようなことをいう。
「いかに簡単な相手か」
私は得意になってこれからの計画を並べたチョコの頭をなでた。
「春になる前にチョコが全部解決してあげます、魔王様!」
母は強いですね!
チョコを使って、二人をどのように陥れるのでしょうか?
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