こんにちは、ピッコです。
「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。
今回は114話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!
アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。
そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。
その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。
アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。
最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。
ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。
シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。
カシス・ペデリアン:シルビアの兄。
ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。
アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。
ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。
シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。
デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。
シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親
マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。
エミリー:ロクサナの専属メイド。
グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。
ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。
リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。
ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者
114話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 死の原因
「もしかして、アシルが生きている時に彼を見たことがある?」
ノエルを凝視するロクサナの顔には依然として春の日差しのような微笑が描かれていた。
しかし、撫でるように優しく彼の首筋を徘徊する手には明白な殺意が込められている。
そうするうちに彼女の指先が今すぐにでも触れ合っていた肌を破ってその中に深く入り込もうとした瞬間・・・。
「いいや、私が見たのは棺の中に入っている遺体だけだよ」
ノエルの表情には物足りなさが見られた。
「蓋を開けたとき、天使のような人間がいてどれほど驚いたか分からないよ。それで目を覚ました姿を見たくて、それまで以上に熱心に努力したんだ!」
ノエルは称賛を望む子供のようにロクサナを見つめる。
ロクサナの赤い瞳が真意を把握しようとするように向かい合った顔を鋭く見抜いていた。
そして、ノエルの首の後ろに音もなく潜んでいた手がゆっくりと離れていく。
(そうよね。考えてみると、それは合理的な方法じゃないわ)
ラント・アグリチェがいくらベルティウムの人形術に興味を持っていたとしても、ノエルにあげる遺体を用意するためにわざと子供たちを殺すようなことはしなかっただろう。
もちろん、その理由はラントにそのような最小限の人間的良心があったためとは考えられなかった。
単に収支の採算が合わないためだろう。
むしろ拉致や人身売買を通じて美色の優れた少年少女たちを手に入れるほうが簡単だったはず。
そこに廃棄処分された子供たちを入れたのはオマケのようなもの。
とにかく、ノエルもラントに劣らず非常に驚くべき人間だった。
ラントから遺体を譲り受けた当時はノエルも幼かったはずなのに、人の遺体を対象にした実験を考えるなんて。
ベルティウムの家門は代々短命なことで有名で、そのためノエルはかなり幼い頃に首長になったと知られている。
自分の欲望のためにそのような子供と協力したラントや、そのような彼から研究用遺体を手に入れることに成功したノエルも本当に奇想天外だ。
ノエルの話を聞きながら、ロクサナはさまざまな意味で次第に胸が冷めていくのを感じた。
気になるもう一つの部分が思い浮かび、問わざるを得なかった。
「提供された死体が一つじゃないということは、ニックスのような存在が別にいるということ?」
「いいや、成功したのはニックスだけだった。本当に偶然成功したから、どうしても二度目が成功しないんだ。それでも成功したのがニックスで本当に良かったよ」
ノエルの表情を見ると、どうやら今言った言葉はすべて事実のようだ。
ノエルは、ロクサナが聞いていない人形術の原理についても説明を並べた。
直接作った人形の体を覚醒させて使うのは、ベルティウムの後継者にだけ伝わる呪術を利用した方法らしい。
そのように作られた人形は、主人が望む通りに命令を遂行する能力があると言った。
中でも従属が強い人形は本当の人のように対話も可能だというから、実に驚くべきことだ。
しかし、それでも彼らは本当の人間ではないため感情を感じられず、五感が完璧ではなく、体内に心臓もない。
そして、昨日話した人形術と死霊術の共通点と相違点まで、ノエルは嬉しそうに説明した。
そうするうちに彼はふと思い出したかのようにロクサナに尋ねる。
「ああ、私がいない間にニックスに会ったんだってね?少しは会話できた?」
「少しだけ」
彼の顔を見ると、どうも先にニックスに話を聞いてきた後のようだ。
「ベルティウムにもう少し滞在することにしたって聞いたよ。私は大歓迎だよ、ルナ!望むだけいてもいい!このまま一生私と一緒にここで暮らそうよ!」
ノエルは大喜びでロクサナの手を握りしめて目を輝かせる。
赤い瞳がチラッとノエルの顔を滑った。
彼は期待に満ちた目で私を見上げている。
「二日」
しばらくして、ロクサナが自然にノエルの手を叩いて外しながら、細やかに微笑んだ。
「私はあと二日だけ滞在してから帰るつもりよ。それ以上がだめ」
ノエルはロクサナの言葉に失望したかのように両目を振る。
「そっか。じゃあ、二日間でも私と一緒に楽しく過ごそう!」
しかし、彼はすぐに気を引き締めたように口を開く。
ロクサナはそんな彼を少し前とは違う無表情な顔で見ていた。
アシルの死んだ原因はノエルではないみたいですね。
それでもロクサナの心境に変化はないと思いますが。
二日だけ滞在するという言葉に、ノエルは意外とあっさり受け入れましたね。
それが真実かどうか分かりませんが・・・。
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