影の皇妃

影の皇妃【179話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「影の皇妃」を紹介させていただきます。

今回は179をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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179話 ネタバレ

影の皇妃【178話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「影の皇妃」を紹介させていただきます。 今回は178話をまとめました。 ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 秘めていた計画

「心配していた」

リンドン伯爵から大丈夫だという話を毎日聞いていたが、シアンが一日もエレナを心配しない日はなかった。

ベロニカが目覚めた時点から、彼の目にはエレナが薄氷を歩くように危険に見えていたから。

皇太子妃選出式という変数を作ったものの、それさえも安心できなかった。

大公家の頭脳リアブリックは、シアンが危険視している女性だ。

また、疑われているだけに、会う方法も遠かった。

瞬間に勝てず、エレナに会うことが危険に陥る可能性もあるため。

それで気が揉んでいた。

指摘もできないという事実に、シアンの内心は黒い灰しか残っていない。

「殿下、私は大丈夫です」

エレナは高雅な笑顔で彼を安心させた。

一度も暖かい言葉を残したことがないシアンが、今誰よりも自分の安危を心配するこの状況は依然として不慣れでぎこちなく感じる。

だからといって知らないふりをして背を向けるには、その気持ちはとてもありがたかった。

「殿下はお元気でしたか?」

「元気ではなかった」

シアンは短答で話を断ち切り、微かな笑みを浮かべながら別の主題を切り出す。

「もしかして、この月桂樹を見たことがあるのか?」

一瞬ビックリしたが、エレナは感情を表に出さず否定する。

「いいえ、初めてです。どうしてですか?」

「不思議で」

「どういうことですか?」

「意図せず見てしまった。月桂樹に手を置いた君の姿は、一度も私に見せたことのない顔をしていた。その平穏さが、まるでゆりかごで眠っている赤ん坊を見ているようだった」

「私はそんな顔をしていたのですね」

思いもよらなかった言葉に、エレナは切ない手で月桂樹を撫で下ろす。

言えない事情を盛り込んだ彼女の目が朧げに。

実におかしなことだ。

皇居に入って良い記憶がなかった彼女に唯一安息を与える場所が、皇居の中だという事実に。

 



 

「計画に支障はなく?」

「殿下の助力のおかげで、近いうちに有終の美を飾れると思います」

エレナの明るい姿にシアンがうなずく。

「君が上手くやってくれているから惜しいね。私の出る幕がないのだから」

「では殿下にはずっと残念でいてほしいです。それが容易に大公家を倒すことですから」

エレナは復讐のために、シアンは新しい帝国の基礎を固めるために大公家の没落を望んだ。

この場にはいないが、レンも大公家に深い恨みを持っている。

そのような利害関係が一致したため、全く似合わない3人が一緒に動いていた。

シアンは、そんなエレナをじっと眺める。

彼女はとても完璧なので、自分が助ける余地を与えなかった。

「見れば見るほどあなたは隙間がない。何でも完璧にするから」

「完璧だなんて、とんでもないです。殿下の助けがなければ、大公家を抜け出すことすらできません」

エレナが本論に話題を転換するとシアンの目が落ち着く。

危険を冒してエレナとシアンが皇居の中で密談を行った理由。

リアブリックを失脚させたエレナが無事に大公家を抜け出す法案を用意するためだった。

「言ってほしい。私は何を手伝えばいいのか」

「殿下の助けが絶対的に必要なことになるでしょう」

エレナは頭の中に秘めていた計画を語った。

 



 

決行日は皇太子妃選出式の第3次競合日。

どうしても行動を制約されるしかない大公家ではなく、それさえも彼らの影響力が少なくならざるを得ないこの皇居で、エレナは蒸発する計画だった。

「あなたがどうしてそれを知っている?それは私と陛下、皇后殿下だけが知っている皇居の秘密なのに・・・」

今エレナが言及した話は皇族の中でも皇位を継ぐ直系だけが知っている秘密だ。

ところが、皇族の家系でもないエレナがそのような秘密を知っていると話すと、シアンは驚愕した。

(なんで知っているのかって?一時ながら、私も皇后でしたから)

セシリアが毒殺された後、空白の皇后の役割を王妃だったエレナがすべて消化した。

また、皇位を継ぐイアンまで出産し、皇族の一員として認められた。

その時に聞くことになったのだ。

最期を控えた現皇帝から。

「ここまでが私の計画です。なぜ殿下の助けが切実なのか分かりますよね?」

シアンがうなずく。

それでも彼はエレナから目を離すことができなかった。

見当のつかない彼女の計画に感心している様子だ。

「君の終わりが分からない。いや、終わりはあるのかな?」

シアンは負担になるほどじっとエレナを見つめる。

彼がこの瞬間エレナに抱いた感情は畏敬だった。

しばらく目を離せなかったシアンが、自身の胸に秘めていた心を彼女に表す。

「あなたに会ったのは、私の生涯最高の祝福だ」

「褒めすぎです」

エレナは苦笑いをした。

シアンは絶対に知らない事情が込められていた微笑で。

 



 

ついに計画も最終段階に移行しましたね。

このまま計画を無事に達成することはできるのでしょうか?

それともリアブリックの反撃があるのでしょうか?

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