こんにちは、ピッコです。
「ジャンル、変えさせて頂きます!」を紹介させていただきます。
今回は103話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
103話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 襲撃
リューディガーはフランツを見つけるために人員を増やすつもりだと言い、秘密通路の向こうに消えた。
私はこれから起こることのない通路をじっと見つめる。
そして翌日、私はリューディガーとの連絡のためにローラをヴィンターヴァルト通りのタウンハウスに送った。
しばらくは煩わしいだろうが、ローラが連絡係の役割をするしかない。
そして秘密通路をふさぐためにビクトリアを訪ねた。
もちろん先王に言えば一気に秘密通路を塞いでくれるが、そこに秘密通路があるとはどうして分かったのかから始めて秘密通路を利用してリューディガーに会ってきたのか、たくさんうるさく振る舞うのが手のひらを見るように明らかになった。
だから、リューディガーに秘密通路を教えてくれたビクトリアに話すのが一番綺麗だ。
ついでにフランツに対する状況も伝える。
ビクトリアの一番早いティータイムに合わせて到着するために足を急ぐ瞬間、遠くから大きな轟音が聞こえてきた。
まるで爆弾が爆発するような・・・慌てた私は窓の外に首を差し出す。
遠く東館側の空にむくむくと煙が立ち上っている。
轟音は一回で終わらなかった。
爆撃でも受けたかのように立て続けに地面が鳴った。
続いて、騒がしい足音と悲鳴が聞こえてくる。
何か尋常でないことが起きているという直感に、私はすぐ後ろを向いて自分の部屋に向かおうとした。
しかし、その時、誰かが突然私の前に立ちはだかる。
「お久しぶりです、マイバウムさん」
ちょ、ちょっと待って!なんでお前がここから出てくるんだよ!
思いもよらない存在の登場に、私は慌てて後ずさりした。
私の前に立っているおとなしい外見で一見優しいような笑みを浮かべている男は、リューディガーが人を解放したにもかかわらず行方が分からない、私が探してやまないフランツだった。
もちろん、私が知っていた彼の姿とは多くのことが違うが。
左目は黒い眼帯で覆い、マントを垂らした右腕は不自然に動いている。
リューディガーが送った暗殺者たちがフランツを殺すことはできなかったが、とても所得がなくはないようだった。
それじゃあフランツは、ここにはどうして現れたの?
私は急いで廊下を見回す。
よりによって人が一人もいなかった。
さらに廊下には陰影さえかかっていた。
心臓がドキドキする。
小さく深呼吸して心を落ち着かせた私は、平気なふりをして口を開いた。
「お久しぶりですね、パーケンレース卿。ヴィンターヴァルト街に王宮立ち入り禁止令が出されたと聞いていますが、私が知らないうちに禁止令が解除されたのですか?」
「知らないふりはやめましょう。私がどこから入ってきたのか、全部ご存知じゃないですか」
瞬間で心臓がドキドキしたが、私は最大限顔にそのような気配を見せないように努力する。
まさか秘密通路?
でも、とうやって?
昨日、リューディガーの後を踏んだのかな?
(そうやって知ることになった確率が一番高いね)
後をつけるのは、リューディガーだけの専有物ではないから。
フランツがリューディガーを監視していたと思えば、十分可能性があった。
そうして彼が目的したのは・・・。
私と出会った瞬間、フランツの顔ににじんだ微笑。
その笑顔に向き合った私は、フランツの目的が私だということを確信することができた。
さっき聞こえた爆発音もフランツと無関係ではないはず。
見たところ爆薬で王宮の東館を騒がせて注意をそらした後、その隙を狙って相対的に注意が疎かになったここに浸透したようだ。
(完全にテロ犯じゃないか。そこまでして王宮に潜入した目的が私だって?)
フランツとしてはむしろサミュエルを訪ねる方が良かったはずだが。
リューディガーに対する復讐のためだろうか?
フランツの決定は理不尽に思えた。
私を殺すつもりなのか、それとも・・・。
頭の中が複雑だ。
口蓋と舌がくっつくように口の中がからからに焼ける。
私一人で相手するのは無理だから、とりあえず時間を稼ごう。
他の人たちが現れるのを待ちながら、私は知らないふりをした。
「何をおっしゃっているのかよく分かりませんね」
「まあ、いいですよ。あえて事実を打ち明ける必要はありませんから。マイバウムさんとなぞなぞ遊びをしているようで楽しいですね」
フランツは足を引きずりながら私に近づいてきた。
よく見ると、足もまともではないような気がした。
体の不自由な男だ。
すぐに振り切って逃げることもできる。
しかし、それはできなかった。
王宮をテロしながら潜入した者が裸であるはずがないからだ。
もしフランツに銃があれば、逃げる途中に背中に銃を撃たれて血を流しながら床に倒れた私の姿がはっきりと描かれた。
フランツは私を見て元気な右目をして微笑む。
「最近、ビクトリア王女とよく付き合っているという話を聞いて、もしかしたらと思ってこちらに一番先に来てみたんだけど。まさにあなたと会うとは。やっばり神様は私の味方ですね」
ちぇっ・・・縁起が悪いと後ろに倒れても鼻が割れるって。
早く仕事を処理しようとビクトリアを訪ねようとしたのがこんなに悪手になるとは。
「(それでもそうだね、どうして廊下に人どころかアリー匹もうろうろしないことができるの?犬の糞の毒薬に使おうと思ったらないというのに・・・)
その時、フランツの後ろに遠く、床に倒れた人影のようなものが見えた。
その時になって私は、人が近づかないのではなく、いた人たちが皆死んだということに気づく。
殺人犯、フランツが間近に迫ってきた。
私の背中に冷や汗がぽろぽろと流れる。
頭の中で赤い警告音がうるさく嗚った。
その時、私の後ろからイザベラが私を叫ぶ声が聞こえてきた。
「レディーマイバウム、大変です!暴徒たちが皇居に・・・!」
「私がだめだ」と叫ぶ前に、彼女とフランツがかみ合った。
「おお、これは誰だと思えば。イザベラ・アンダーソンさんではないだろうか」
「・・・フランツ」
フランツはイザベラを大げさに歓迎したが、イザベラはフランツに向き合った表情をしていた。
冷たく沈んだイザベラの顔が不慣れに感じられる。
異質で、見慣れない・・・彼女が王域に来てからは、一度も感じたことのない距離感が知らず知らずの間に沸き上がった。
そのためだろうか。
人が来ることをあれほど願ったが、イザベラの登場がただ嬉しくはなかった。
むしろ不安感を煽るだけだった。
秘密通路を塞ぐ前にフランツが侵入!
狙いはユディットのようですが、なぜ彼女を狙うのでしょうか?
イザベラの行動にも注目ですね。
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