ジャンル、変えさせて頂きます!

ジャンル、変えさせて頂きます!【95話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「ジャンル、変えさせて頂きます!」を紹介させていただきます。

今回は95をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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95話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ジョセフィンの本音

「面会の要請を受け入れてくださってありがとうございます、王女様」

「・・・何の用事で私を訪ねて来たのか分からないわね。よほどのことならお姉さんが全部解決してくれるのに」

挨拶に答えるジョゼフィンの口調は尖っていた。

王族会議で少しでも私の味方をしたのが嘘のようだ。

(この子はどうしてこんなに私のことが気に入らないのか分からないんだよね)

しかし、あえて理由を知る必要はない。

彼女の好意が必要な状況でもないし。

私はにこやかに笑いながら言った。

「私の件ならビクトリア王女様が解決してくださると思いますが、残念ながら私の仕事ではありませんので。シャルロット王女に関することです」

「シャルロット」という言葉が出るやいなや、ジョゼフィンの顔が硬くなる。

シャルロットの時ならぬ行動に気を揉んだのはジョセフィンも同じようだった。

ジョゼフィンが鋭く尋ねた。

「シャルロットがどうしたの?そういえばあの子がルカと婚約するって言ってたっけ?とんでもない話よ。たかが十歳の子供が」

「シャルロット王女様がなぜそのような考えをされたのか、ジョセフィン王女様はご存知でなければならないと思いまして」

そして、一つ一つシャルロットから聞いたことについてジョゼフィンに伝える。

私が話せば話すほど、ジョゼフィンの顔はますます歪んでいった。

 



 

「はあ・・・豆粒くらいのちびが、どこで大人のふりをしようとするの・・・」

ジョゼフィンは呆気にとられたため息をつく。

シャルロットを思い浮かべながら頭を抱える彼女から、思わずラリサの姿を思い出す。

「まずは・・・シャルロットがルカと婚約しようとすることを阻止しなければならないね。とんでもないことだよ」

「それもまた同感です。しかし、一応、王女様がシャルロット王女様と会話をしてみなければならないようですね。私が申し上げようとした話はここまでです、それでは」

目的を終えた私は、未練なくすぐに席を立つ。

最初はヴィンターヴァルト家のもつれた家庭の事情さえ解決すればいいと思っていたが、ラムガートの王族までケアしていると考えられるのは私の勘違いなのだろうか。

しかし、どうしようもない。

こっちも考えてみると私の家族なのだから。

そう思いながら私がジョゼフィンの部屋を出ようとした瞬間、後ろから彼女の声が私を引き止めた。

「ちょっと、あなたに言いたいことがある」

私はゆっくりと振り返る。

ジョセフィンの琥珀色の瞳が少し震えていた。

ジョゼフィンはしばらく考え込んでいた。

私はぽつんと立ったまま彼女の言葉を待つ。

考えを整理したジョセフィンがしばらくの間、話を切り出した。

「私が・・・あなたを助けてあげるのはどう?」

「私をですか?」

「そう、あなたとヴィンターヴァルト大佐がうまくいくようにね」

私は眉間にしわを寄せる。

今まで私を不満に思うしていた彼女が突然助けてくれるなんて、素直に信じられなかった。

「私は王女様が私をあまり好まないと思っていたのですが?」

「相変わらず好ましくはないわ。いいえ、むしろ最初よりもっと嫌になった。あなたはあまりにも簡単に多くのものを得たから」

「王女様のように世の中のすべてのものを持っている方も、他人が何かを簡単に手に入れるのが気に入らないのですか?」

「他人が得るものが何かによって話が変わる。あなたが得たものは私があれほど願ってやまない自由なのだから」

そういえば、シャルロットが言うには、ジョゼフィンが独身で暮らそうとしていると言ったが、先王がやむを得ず回している私が憎らしかったのか。

十分可能性がある。

 



 

「ところで、どうして急に私を助けてくれると仰ったのですか?」

「私は私なりに目標にしていることがあるから。そのためにはヴィンターヴァルト大佐とあなたがうまく行く方が好都合なのよ」

ジョゼフィンは私の事情について話したがらないようだったが、私なりには見当がついた。

おそらく、シャルロットがルカと婚約しようとしているのと同じことだろう。

できるだけ独身で暮らす王族の数を減らそうとしているのだ。

さらに、私と絡んだのがリューディガーなので、彼女としては最大限このプロポーズが実現した方が得だった。

「まあ、敢えて私の助けが必要でなければ構わないけど。必要ないという助けまでくれるほどではないわ」

きっぱりと言い切る彼女の態度はかなり冷静だった。

私は没頭する。

ジョゼフィンの助けがいらないと突き放すのは迷ってしまう。

(けれど、どんな助けを求めればいいの?後で助けられることがあれば頼むと延ばしておく?)

悩んだ末に何かがひらめいた。

(よし。これなら・・・)

ふと思ったが、状況を察してみるとかなりよかった。

いや、完璧だった。

「それでは・・・」

しばらく悩んだ末、私は口を開く。

もしかすると外に言葉が漏れるのではないか、彼女の耳元でひそひそと囁いた。

私の話を間いたジョセフィーヌは驚いて目を見開いた。

「え?」

彼女は自分が間いたことをもう一度かみしめ、もう一度尋ねた。

「本気?」

私はうなずいた。

ジョゼフィンは眉をひそめる。

私の提案を疑ったような気がして、あからさまに青ざめた。

「あなたがいったい何を考えているのか分からないね」

「王女様は私がこの場を簡単に得たとおっしゃいましたが、思ったほど簡単ではありませんでした」

私はにっこりと笑う。

このことがうまくいけば、フランツを完璧に没落させることができるはず。

その未来を思うと自然と笑いが出た。

 



 

ユディットがジョセフィンにお願いしたことは?

フランツを没落させる計画が気になりますね!

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