こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は123話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
123話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 拒絶④
「私がどうしてお兄様と一緒に帰ると思っているの?」
「ルビ、意地を張る時間はない。あなたが私に怒っているのは知っている。それも全部解いてあげるから」
「そんな必要はない。私はここが好きだから。去る気なんて少しもないって」
チェシアレが歯を食いしばって私を睨んでいるのが感じられた。
いいや、私じゃなくて私の手に持っている勝利の象徴を狙って。
するとすぐに、彼はため息をついて嘲笑する。
「あいつのせい?」
「・・・」
「あいつが優しくしてくれるからって心が揺れたりするのか?あいつが本気でお前を愛していると?勘違いするな、ルビ。他の人がお前を見ているのは、私の父の三重観と権能、黄金だけだ。あれだけ教えてあげたのに、どうしてしきりに忘れるんだ?」
「それで私を心から愛しているのはお兄様だけだと?」
時間が差し迫っていたのは私も同じだった。
尋ねると、奴の口元に描かれていた得意げな嘲笑が一瞬で消える。
「本当に、それを質問というのか?世の中の誰も、私ほどお前を愛することはできないことを知っているだろう?顔を背けようとしないで、ルビ。この世で私たちを愛することができるのはお互いだけだと」
「お兄様、それは愛じゃないわ」
「何を言って・・・」
「あなたは私を愛しているのではない。ともすれば私を殴って勝手に他の奴らに売ったじゃない。それのどこが愛なの?」
「それは・・・、お前はまだ完全に理解することは難しいかもしれないけど・・・」
「どれだけ尤もらしく包装しても、それは愛じゃない。お兄様のそれは愛ではないわ」
「一体お前が愛についてどれだけ知っているんだ?」
「少なくともお兄様よりは確実に知っているわ。私の夫がちゃんと教えてくれたから」
楔を打ちながら微笑む。
そして、手に持った花冠の香りでも嗅ぐように鼻の下に置いた。
「彼は一度も私を殴ったことがない。私が何の口実を与えても私を殴ることができないの。私が痛かったり泣いたりすると、自分がもっと苦しんだり、私がやりたくないことを無理に強要したりもせず、他人の話を聞いて私を追い詰めるようなこともしない。初めて会った瞬間から今までいつも私を守ってくれたわ」
「・・・」
「私に王妃になりたいのかと聞いたでしょう?彼と一緒にいれば、私はすでに王妃だけでなく女神にでもなったような気持ちよ。欠点一つない幻想的な女神のようにね。本当に愛されるというのが、こういう気分になるとは思わなかったわ」
「・・・やめろ。お前は今・・・」
「まだ私が勘違いしているように見える?誰が何と言おうと、私は確実に知っている。なぜなら私は幸せだから。彼と一緒にいることがとても幸せなの。一生こんなに幸せだったことがないし、彼が私を見る目つきや触る手も全部気持ち良いわ」
「やめろ・・・」
「私はもうお兄様が幼い頃、豚の檻のような修道院から仕入れてきたいびきをかく女の子じゃない。だから邪魔しないで。あなたがどれだけ否定しても、私が彼の手を離してお兄様に駆けつけることは死んでもないと!」
ガサガサと、騒がしい撲殺音が響いた。
最初はそれがただの幻聴だと思った。
しかし幻聴ではなかった。
私の体と衝突した鏡が粉々になる音だった。
全身の力が抜けて一歩遅れて訪れた苦痛が急速に押し寄せてくる。
あっという間に私を捕まえて投げるようにチェシアレがヒョウのような歩き方で近づいてきた。
全身がズキズキする状況であるにもかかわらず、奇妙に笑いが出てくる。
全部おかしくてたまらなかった。
「可憐でもあるわ」
「・・・黙れ」
「決定的な違いが何か知ってる?私たちが一緒にいると、全てが下品になるということよ。まさに今のように。私は私たちがあまりにも浅はかで狂いそうよ!」
「黙れ!」
ガンという音とともに腹部が切れるような苦痛が襲ってきた。
その時まで手に握っていた栄光の花が遠く落ちる。
自然にうずくまった体を鏡の破片が鋭く刺していた。
すぐに私の髪を掴んで首を無理やり上げるチェシアレの顔は、まるで時限付き宣告を受けた青年のそれのように見えた。
完全に理性を失い、怒りと絶望に囚われた表情。
彼が何と呟いたのが先だったのか、固く閉ざされていたドアが激しく落ちたのが先だったのかよく覚えていない。
とにかく重要なのは、幸いなことにタイミングがとてもよく合っていたという事実だった。
私がチェシアレと二人きりで抜け出す姿をフレイヤが見るように仕組んでいたから。
彼女がそれを見てどんな小細工をするかは明らかだった。
そうですよね、令嬢?
激昂するチェシアレ。
フレイヤは最初からルビに利用されていたのですね。
ルビの体が心配ですが、面白くなってきました!
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