メイドになったお姫様

メイドになったお姫様【85話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドになったお姫様」を紹介させていただきます。

ネタバレ満載の紹介となっております。

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又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドになったお姫様】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドになったお姫様」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となって...

 




 

85話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • 戻ってきた日常④

レイシスが絵を描き始めたおかげで、ルビー宮はかなり賑やかになった。

来訪者のために一生懸命お菓子を準備していたニニが言った。

「そろそろ登場する頃なのに、どうしてまだ見えないのかしら。」

隣にいたナナも首をかしげながら答えた。

「本当だよね。ルビー宮の扉を開けたら、一番最初に来ると思ってたのに。」

二人の話を横で聞いていたシアナが尋ねた。

「一体誰のことを言っているの?」

ニニとナナが答えた。

「もちろん、ラシード皇太子殿下ですよ。」

ルビー宮への訪問回数を誇る常連中の常連、ルビー宮の最高のVIP!

一体どうしたのか、彼の姿が見えなかった。

その時、ラシードは脚を組みながら立ち、一枚の手紙を読んでいた。

それは皇帝と皇后から送られてきたものだった。

目を下ろしたラシードが言った。

「父上と母上がもうしばらくあちらに滞在されるというのだな。」

側近の騎士ソルが眉をひそめた。

「その言葉は……」

「近々、薔薇の花の宴を私が主催しなければならないということだ。」

「……!」

ソルは口をぽかんと開けた。

薔薇の花の宴。

毎年5月、薔薇が満開を迎える時期に、皇宮で帝国の高貴な貴族たちを招待して開催される行事だ。

薔薇の花の宴には特別な規則があった。

それは、必ずパートナーとともに参加しなければならないというものだ。

それは宴会の主催者もまた然り。

毎年、皇帝と皇后は優雅な姿で現れ、貴族たちに挨拶をし、ダンスを披露していた。

そのような行事をラシードが主催しなければならないということは、つまり……。

「正式にパートナーが必要だということですね。」

ソルの言葉にラシードは額に手を当てた。

ソルは困惑した顔になった。

『正式にそんな人がどこにいるっていうんだ!』

信じられないことだが、ラシードは独り身だった。

この年齢の皇族であれば当然いるはずの婚約者はおらず、密かに交際している相手もいない。

長い間戦場にいたせいだった。

『それが皇太子の宿命というものか!』

もちろん、それは全く自慢にはならなかった。

余裕のない生活をしてきた皇太子には特に。

ソルが決然とした表情で言った。

「最初から皇太子殿下に婚約者がいないというのは奇妙なことでした。この機会に、殿下の伴侶にふさわしい女性を探してみてはいかがでしょうか。」

「どんな女性だ?」

「もちろん、忠誠を尽くす名門の出身で、花のような年頃、美しい容姿を持ち、殿下の難解な性格を理解してくれるような……」

「必要ない。」

「……」

「分かっているだろう、ソル。私は女性に興味がない。」

側近のソルは驚きの声を上げた。

「あっ、そんな奇妙な発言をしないでください!殿下がそうおっしゃると、またおかしな噂が立つではありませんか。」

どれだけ長い間戦場にいたとはいえ、どんな女性ともスキャンダル一つない皇太子は、あまりにも異常な存在だ。

そのため、人々の間で様々な噂話が飛び交う原因となっていた。

さまざまな噂が飛び交っていた。

無性愛者だとか、同性愛者だとか、あるいは去勢されたのではないかとか。

ただ人が死ぬ以外には何も興味を持てない冷酷な狂人だとか。

いずれにせよ、いずれの噂も非常に困惑させるものだった。

ラシードは自分の膝にうずくまった白いフェレットを撫でながら言った。

「でも仕方がないだろう。僕はこんなに可愛い子たちにしか興味がないんだから。」

「おやおや、殿下。そんなことを言って、その子たちに赤いリボンでも結びつけてパートナーとして宴会に連れて行くおつもりですか?」

「いい考えだね?」

柔らかく笑うラシードを見て、ソルは気が狂いそうだった。

『やっぱり私がどうにかしないといけない。』

そうでなければ、ラシードは本当に小さな3匹の動物たちを連れて宴会場に現れるかもしれなかった。

そうしなければ、「本当に狂った皇太子」という烙印が押されてしまうだろう。

ソルは考えを整理した。

『さっき言った通り、立派な家柄や美しい容姿は必要ない。薔薇の宴の日、殿下の隣に立つ女性に必要な条件はただ一つ!』

それは、殿下の気に入ること。

ソルは眉をひそめた。

それが一番難しい条件だからだ。

しかし、しばらく考えた後、ソルは目を輝かせた。

『いるじゃないか!』

ラシードの心に必ず響く女性。

さらに、貴族たちの前でも恥ずかしくない宮廷の礼儀作法を備え、注目される場でも大きな失敗をしないほどの落ち着きを持った人物。

ソルは目を輝かせて言った。

「殿下、薔薇の宴のパートナーにシアナ様はいかがでしょうか?」

冷静だった表情のラシードが目を大きく見開いた。

ソルをじっと見つめたラシードは、両目を細めて微笑みながら言った。

「最高だ。」

しかし、ラシードはすぐに眉をひそめた。

「でも彼女がそんな面倒なことを引き受けてくれるだろうか?」

「もちろんです!」

側近の騎士ソルは、緊張で高鳴る胸を落ち着かせながら、真剣な顔で答えた。

「私にお任せください!」

こうして、ルビー宮への訪問回数最多を誇る殿下の側近騎士ソルは、ルビー宮へと向かう。

自分の使命を全うするという決意を胸に抱いて。

 



 

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