こんにちは、ピッコです。
「影の皇妃」を紹介させていただきます。
今回は235話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。
皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。
そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!
自分を陥れた大公家への復讐を誓い…
エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。
リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。
フランツェ大公:ベロニカの父親。
クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。
イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。
レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。
フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。
ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。
アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。
235話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 流行の遅れ
「今日招待したのもそのためです。首都のファッションを導く先駆者格の皆さんと多くの対話を交流したかったのです」
「私も望んでいたことです」
「Lとコミュニーケーションが取れるなんて楽しみです」
エレナは彼らが興味を持つようなテーマで会話した。
エミリオを通じて北方から持ち込んだ珍しい宝石を見せ、肌寒くなった天気のせいで一つ二つ探し始めたスカーフを種類別に持ってきて生地と色味に合うマッチングもしてみた。
「小さいですが、スカーフはプレゼントです」
エレナは適切な贈り物まで添えて彼らの好感を買う。
令嬢たちもとても喜んだが、シルクとカシミアが適切に混ざったこのスカーフが、今年首都を強打するという気がする新商品だったためだ。
「このスカーフにどんなドレスを合わせればいいでしょうか?」
「すごく綺麗です。見ているだけでもワクワクします」
「これは流行ります。すごく洗練されています!」
エレナはスカーフを撫でながら、それぞれの欲望を表す令嬢たちを見ながらカップを口に持っていく。
あの表情こそ紅茶にふさわしい最高のデザートじゃないか。
「皆さんに少し耳打ちしたいことがあります」
エレナが慎重に口を開くと、令嬢たちの視線が集中した。
スカーフ一つに心を奪われた彼らの目には、Lに向けた深い愛情が滲み出ている。
「近いうちに、サロンでファッションショーを開くんです」
「ファッションショーですか?」
「それは何でしょうか?」
令嬢たちが好奇心を見せながら目を輝かせた。
正確に何なのか分からないが、Lとサロンが推進するということだけでも期待感が高まる。
「デザイナーのクリスティーナ様が新しい作品を発表する場だと思ってください」
一種の新商品ドレスの発表会でしょうか?
「似ていますが、少し違います。これまでハンガーやマネキンに着せたドレスを披露したことがあるなら、今回はモデルの方々が直接着用して披露するのです」
「モデルたちですか?」
不慣れだが、新しいファッションショーの言及に令嬢たちは隠せないトキメキに浸る。
革命的デザイナーと称するクリスティーナのファッションショーであるため、そのような期待感はさらに大きかった。
「ファッションショーは、とても特別なイベントになるでしょう。品格に相応しく少数の貴族だけを招待するつもりです」
「それじゃあ私たちも・・・」
ハン令嬢が期待感を持って言葉を濁すと、エレナは待っていたかのように言葉を受ける。
「もちろん招待しないと、皆さんは特別じゃないですか」
エレナの賛辞に令嬢たちが笑みを浮かべる。
「新女性」と呼ばれ、女性の身分で爵位を受けたLに特別だという賛辞を受けることほど気分が良いことはないだろうか。
ましてファッションショーだなんて、早くもワクワクしてきた。
「ですから、ぜひ参加して席を輝かせてください」
エレナは後ろの言葉を飲み込んで微笑む。
(ベロニカが見られるように)
首都貴族のビリーザ家の令嬢シュヴァルツは機嫌が悪かった。
久しぶりに知人を招待したティータイムだが、なかなか会話に参加できなかったのだ。
斡旋者であり、今日の主人公である彼女が話題から遅れているという印象を受けるため。
それはあまり愉快なことではない。
「そのスカーフ、本当に綺麗ですね。一体どこで手に入れたのですか?」
「多分手に入らないでしょう。Lがプレゼントしてくれたんですよ」
「Lがスカーフをくれたですって?」
「はい。一度触ってみてください。シルクとカシミヤが混合された生地なので、とても高級感がありませんか?」
「・・・」
シュヴァルツは、このような状況が気に入らなかった。
サロンの別館完工記念式があった日、ベロニカについて行った人の一人である彼女は、Lとサロンを言及されるのが非常に不便だったのだ。
「この話はこの辺にしましょうか。スカーフの話ばかりですので」
「そうですね、別の話をしましょう」
シュヴァルツの不便さを読んだ鋭い令嬢たちが急いで話題を変える。
「そういえばレオナ令嬢、見たことのないブレスレットをつけていますね?」
シュヴァルツが直接話題を呼んだ。
その関心事は、ずっと彼女の目を引いていた綺麗なブレスレットだった。
「本当ですね」
「えーと・・・」
突然令嬢たちの注目を浴びたレオナが慌てたように手首を差し出す。
ローズゴールドを細かく編んで作った後、青みがかったサファイアをつけたブレスレットは、一目で見ても洗練されていた。
「わあ、近くで見るととても美しいです」
「名匠の腕前に違いありません。どこで購入したのですか?」
「私にも教えてください。ぜひ購入したいです」
周りの催促に勝てなかったレオナが唇をもぐもぐさせながら答える。
「プ、プレゼントで貰いました」
「誰にですか?」
「もしかしてジェルガディス令息ではないですよね?」
「いいえ、彼と私はそんな仲ではありません」
レオナは顔を赤らめ、慌てて手を振る。
「じゃあ、誰から貰ったのですか?」
結局、レオナは躊躇いながら答えた。
「そ、それはサロンに行って偶然当選して・・・」
「・・・」
レオナの答えが沈黙を招く。
令嬢たちはチラリとシュヴァルツの顔色を伺った。
情報を交換し、関心事と趣味を共有するティータイムで、いつからかサロンを除いては対話自体が成立しなくなったのだ。
それだけ首都の若い貴族の間でサロンは文化的な影響力と波及力が大きくなっている。
そのため、多様なテーマで会話しながらも、最後は必ずサロンの話に繋がった。
少しずつベロニカを影から追い詰めるエレナ。
それだけサロンの影響力が大きいという事ですね。
どのように追い詰めていくのか楽しみです!
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