こんにちは、ピッコです。
「シンデレラを大切に育てました」を紹介させていただきます。
今回は122話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
122話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 将来
1回目の王子妃試験問題が下った。
アイリスは落ち着いて城から出てきた侍従から巻物を受け取り、侍従が去るやいなや応接室に駆けつけた。
走るなと言うべきか。
私は苦笑いして子供たちの後を追う。
皆気になってどうしていいか分からないようで、アイリスの両側にアシュリーとリリーが座る。
そして下女たちは応接間の外でうろつき始めた。
「仕事に行くように」
紅茶を持って帰ってきたジムが使用人たちを追い出し、テーブルの上にティーカップを置く。
私は感謝の気持ちを込めて彼に微笑み、自分の茶碗を持ち上げた。
お茶菓子でティラミスが一切れ出てきたのが目につく。
この間、大きく一枚作ってゲリとサンドラにも送った。
これも妖精の泉で大きく人気を得たという記事が出ている。
今回はシューより人気があったらしい。
そして、その人気はすべて私の通帳に積み上げられている。
「ティーパーティーだそうです」
私がアシュリーとリリーにティースプーンを渡している間、アイリスは素早く巻物を読みながら言った。
ティーパーティーだって?試験が?
彼女は私を一度見て、再び巻物を読みながら言った。
「決まった予算でティーパーティーを開くそうです。出席人数も決めてくれましたね」
「ふむ・・・」
私はお茶をすすりながらうなずいた。
ティーパーティーなら悪くない。
ギャラリーや音楽会よりもはるかにお金がかからない。
それに小規模なので、最近の傾向に合う行事でもあった。
「なぜよりによってティーパーティーなのでしょうか?」
アシュリーはアイリスが読み終えた巻物を渡しながら尋ねる。
私は緊張したアイリスの顔を見て、茶碗を置く。
その間、リリーが言った。
「最近流行ってるからなのかな?」
それもあるにはあるんだけど。
私がそう言おうとした瞬間、アイリスが先に口を開いた。
「それもあるけど、お客様をもてなすのを見ようとしているのでしょう」
正解。
私はアイリスを見ながらにっこりと笑う。
そして、リリーとアシュリーを見ながら付け加えた。
「そして予算の中でどのように計画を立てるのかも、そこに書いてあったんだって。決まった予算の中でティーパーティーを開きなさいと」
「これが王妃の仕事ですか?こういうのは宰相とかそういう人がするんじゃないですか?」
宰相を知ってる?
私はアシュリーが宰相を知っていることに驚いて彼女を見た。
アシュリー、大きくなったね!
感動した私は手を伸ばしてアシュリーの頭を撫でながら言った。
「そうなんだけど、基本的には王妃が検討をするから。当然できるはずよ」
アシュリーとリリーの顔に気づいたという表情が浮かんだ。
私は再び茶碗を持ち上げながら言った。
「ある人に仕事をさせるには、あなたもその仕事をどうするのか大体でも知っていなければならないんじゃない?そうしてこそ、働く人が仕事をきちんとするかどうかが分かる」
そうでしょ?
私はアイリスを見て笑った。
役に立たないと思った料理や掃除、裁縫のようなものが完全に役に立たないわけではないという話だ。
料理ができてこそ、シェフが材料をきちんと使うか、食品を買う時にきちんと買ったかを検討することができる。
掃除も同じ。
私たちが貧しくて子供たちがしなければならなかったことが全て無駄なことではないという話だ。
アイリスは私の言葉にうなずいた。
ダニエルのギャラリーの準備がほぼ終わっているのが幸いだ。
二つが重なったら気が気でなかっただろう。
私は図書館に行き、ダニエルのギャラリーを開く準備を記録した本を持ってきた。
「読んでみて、あなたのティーパーティーをどう開くか構想してみて」
私の言葉にアイリスの目が大きくなる。
帳簿はかなり厚かった。
普通は会場をどうするかから始めるんだけど、私は空間をどう作るかから始めた。
もちろん病院の建物なので、基本的に病院に合わせて修理するしかなお。
そのために紹介された人と面談をし、それぞれ予想費用を書いておいた。
何が入るのか、どんな仕事をする人が何人くらい働くのかも少なかった。
(前の部分はあまり役に立たないだろう。だけど、これを見れば、大体いくらぐらいのお金がどこに必要なのか、糸口をつかむことができるだろう)
ちょうとその程度用だ。
何でも計画を立てる時、最も漠然としたのはどんなものをいくらで買わなければならないかだ。
それが役に立つのか、必要ないのか、高いのか、大丈夫なのか何も分からない場合に先行資料があれば役に立つ。
「私も見ていいですか?」
その時、アシュリーが尋ねた。
「構わないわ」
私はうなずきながら言った。
「アイリスが先に見た後に」
急いでいるのはアイリスだから、彼女が先に見なければならない。
私は帳簿をアイリスの方に押し付けながら彼女に言った。
「規模から考えてみよう。その次に場所を決めて」
その前に他の人たちが招待したティーパーティーにたくさん参加してみなければ
ならない。
他の人たちはどのように飾り、どんな茶菓をもてなすのか見ないと。
急いで書斎に行き、私の家に来た招待状を掃いてきた。
今日の午後頃にまとめて返事をするつもりだったけど、もう少し早くしないとね。
「招待状も送らなければならないの?」
私が招待状を応接室のティーテーブルの上にこぼしながら尋ねると、アイリスが再び巻物に覗線を投げた。
「はい。招待状も規格が決まっていますね」
それじゃあ、本当の候補をこれで比較しようとするのだ。
私は招待状を全部開いて、その中から最もよく書いたものをいくつか選び出す。
「じゃあ、招待状の文句も見るということだね。どう使うかよく考えてみて。筆記体の練習もして」
アイリスの顔が緊張で硬くなった。
しかし、それもつかの間だけ。
彼女は私が選んだ招待状を一つ一つ調べ始める。
アイリスのこのような点が長所だ。
私は招待状を持ってきたので,出席する招待状と断る招待状を分離し始めた。
いい考えが浮かんだ。
私はアシュリーとリリーに話した。
「アイリスがやることを、あなたたちもやってみたらどう?計画だけ立ててみるんだよ。これからあなたたちがこんな行事を開くことになる時、役に立つんじゃないかな?」
アシュリーはうれしそうな顔でうなずいた。
計画だけだとしてもアイリスが実行していくのを見ながら、自分の計画はどうなったのか比較することもできるので良いと思う。
しかし、リリーは違うようだ。
自分は興味のない顔をしてソファーの上に垂れ下がっているリリーに言った。
「リリー。集中して」
「ですが、私はそんなことを学ぶ必要はありません」
「どうして?」
「結婚しないつもりですから」
リリーの言葉にアシュリーとアイリスは驚いて彼女を見た。
「え?」
「本当に?」
リリーは結婚には興味がないと言っていた。
私はため息をつく。
正直に言うと、リリーに結婚するように言いたい。
この国で女が画家になるということは難しい。
カイラを見なかったとしても反対することだ。
しかも結婚までしない?
夫のいない女性がどうなるかは、私を見れば良い。
しかし、私はリリーが本当にオ能があれば、そして私との約束通りに絵を売ることができれば、許可するつもりだった。
理由は簡単だ。
やりたいことをしながら生きることが、それでも後悔が少ないから。
そして今の私はリリーを食べさせる能力とお金があるから。
もう少し率直に言ってみようか?
私は怖かった。
リリーが画家になると言って、カイラのように家出をするのではないかと思って。
そして私の知らないどこかで一人寂しく死ぬかと思って。
「それは分からないわよ」
私はティーカップを持ち上げながら言った。
リリーに結婚するよう強要するつもりはない。
この世界が離婚が簡単なわけでもないじゃない。
「今は結婚するつもりはないとしても、将来は分からないだろう。約40歳くらいになった時に結婚したくなるかもしれない」
「でも・・・」
リリーはそんなはずがないかのように唇をむんと突き出して言った。
ああ、私は彼女にティーカップを差し出し、いたずらっぽく言った。
「もしかしたら分からないかもしれない。すぐ明日にでもあなたが好きな男ができるかどうやって分かるの?」
アイリスの王子妃候補試験。
準備は大変そうですが、アイリスなら成功するはず。
リリーはダグラスと結婚するつもりはない?
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