こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は111話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
111話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 無気力
今朝、私はエレニアの自宅で眠っていることに気づいたことで、衝撃的な一日を始めた。
周辺に敷かれた護衛騎士たちもそうだし、どうやら決心して私を監視することに決めたようだ。
見当はついたので、特に気にならなかったが、エレニアがしきりに私の周りで覗いているのが不思議だった。
最初から近くにも来たくないと思っていたのに。
そしてついに、今日の試合観覧は自分たちと同席してはどうかということだ。
もちろん、とんでもない話だった。
あなたたちとフレイヤですか?
いっそ死ぬように呪ってください、エレン。
それでも足りなくて、さっきはアイバン卿が私をエスコートしようとしたじゃないか。
いや、私を監視しながら、私がどれほど厚かましいかを試すつもりであることは明らかだった。
さっき朝から訪ねてきてエレニアと仲良くしていたみたいだけど、それがその話だったのかな?
ところで、どうして皆ソワソワしているような気がするのだろうか?
もちろん意図が何であれ、私が彼らを特に責めるわけではない。
彼らの立場ではそういうこともあるのだから。
でも、それでもあなたたちが私を手放せないことは知っている。
そうでしょ、親愛なる少数精鋭の皆さん?
私たちは秘密を共有した仲ですからね。
そういえば、先ほどアイバン卿が言おうとしたことはそれについてかもしれない。
「唇が乾燥している。何か飲んで」
お前も・・・、鉄仮面というか、凄いというか。
あんなことをしてから今日見るやいなや話すことはそれ?
私は昨日のような格好で、隣の席に座っているチェシアレをしばらくじっと見つめた。
青黒い髪と濃く青い瞳。
うんざりするほどよく知っていると思った顔が、今更見慣れない人のように感じられる。
その上、実に不思議なことに、私がじっと見つめているのに、彼はまっすぐ正面だけを見ているから尚更だった。
もしかして今、私の視線を避けているの?
いつからそんな望ましい癖が芽生えたの?
「私はこの気候に慣れて久しいから」
あまりにも変わったので投げてみたが、驚いたことにチェシアレは相変わらずまっすぐ新しい態度を維持するだけだった。
サッと睨みつけると思ったのに。
ああ、もうみんな勝手にしろって。
私が知る必要はない。
どうせいつも自分たちで太鼓を叩いているのだから。
私が飛び起きるやいなや奴が再び口を開いた。
「どこに行くの?」
「トイレ」
短く答えて振り向く。
バルコニー席の内側についたドアから大急ぎで歩いている間、背中にくっつく視線が感じられた。
本当に面白いね。
共用トイレはがらんとしていた。
事実上、特に用事がなかったのでトイレにそのまま近づいて水を流し、厳しい手をバタバタ洗い始める。
うーん、また痩せたのかな?
指がもっと細くなった気もするけど。
指輪が元々こんなにダブダブだったっけ?
「本当にすごいですね」
驚いた。
私は仰向けに振り向いて、手を洗うことに集中する。
ええ、またフレイヤじゃん。
これはあまりにもありきたりで面白くないよね。
「どうして人の仮面をかぶってそんなに図々しいことができるのか感心するほどです」
私はあなたの方がもっと感心するよ。
どうしてそんなにきちんと他人がしばらくいない隙を狙って私と二人きりで密会する機会を探すの?
その真心なら王妃どころか、もっと早く王国でも建てれただろうに。
「まさか、あの噂が本当だったなんて・・・、恥ずかしくないのですか?」
「・・・」
「聞いていますか?」
「え?今私に言ったのですか?」
「はあ、呆れて死にそうですね、本当に」
「あら、しゃっくりをすれば少しは役に立つと思いますよ」
フレイヤはしばらく何の音も立てなかった。
私は指から指輪を取り出して几帳面に覗き込んだ。
特に増えたりしたようではないのだけど、やっぱり指の肉が痩せたのかな?
「・・・やっぱり、いよいよ本性を現しましたね。これが素顔ですか、愛らしい公子妃様?」
「私の身分をきちんと知っていたのですね。あまりにも生意気だったので、そんなことも知らないのかと思っていたのですが」
「何ですって?」
聴力に問題でもあったのかな?
私は指輪をもう一度はめて、ぼんやりと目を向ける。
「反逆すると騒いでいたので。堂々としている人がいるのが不思議です」
「反逆だなんて私がいつ・・・」
「王妃になると大騒ぎしませんでしたか?野望が本当に大きかったですね」
私をじっと見つめるフレイヤの表情は、あえて表現するなら見苦しいものだった。
蝋のように青白い顔と冷たく凍りついた紫色の瞳の組み合わせが非常に威圧的だと言える。
ルビもある程度吹っ切れた?ようです。
そんなタイミングでフレイヤの登場。
あれだけイースケにもフレイヤにも厳しく言われたにもかかわらず絡んでくるとは・・・。
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