こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は116話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
116話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 闘技会②
そんな中、チェシアレをはじめとする枢機卿や他の高位級聖職者は、それほど視野に影響を受けていないようだった。
不正行為の監視のようなものは一体何が必要なのかと思ったが、今になって分かった。
大多数の観客は私の似たような境遇だろうから。
いずれにせよ、もし心配していたことが顔負けにも競技場の中で暴れる魔物たちは、私の方に目やにほども関心がなさそうで、神聖シールドのせいか、客席の方は全く眼中にもないようだ。
ただ、目の前の選手たちを引き裂いて殺すことだけに、すっかり気を取られている様子だった。
今後のことに対する心配と計画などがどれほどつまらないかを改めて体感するようになるね。
発悪しても何の役にも立たないのに。
キャンディーかごの方に手を伸ばしていたところ、しばらく止まった。
その間に誰かが来て新しく埋めたせいだ。
私はこれを美味しくてずっと忘れたと思ったらしい。
訳もなく腹が立ってかごを押し捨てて杯を手に取る。
「それは蜂蜜酒だよ」
「それが?」
「・・・キツいと思うけど」
「ちょっと飲んでも酔わないわ。さっき、私に何か飲めと言わなかった?」
「・・・」
矛盾しているように感じられたのか、どういうわけかチェシアレが突然話題を変えた。
「最終優勝者はもう決まったようだね。名声は聞いていたけど、自分の目で見ると確かに凄いね、あなたの夫は」
「そう?どんな面でそんなに凄いの?」
「剣気に躊躇がないというか。野蛮なのに優雅な。それを同時に手に入れるのは簡単ではない」
「惚れたように聞こえるわね」
「え?」
「ついでにお兄様が王妃になってもいいと思うけど。それとも二人で決める?エンツォお兄様は男と寝るという噂があるけど、お兄様はどうなの?」
静寂が通り過ぎる間、チェシアレはほとんど初めて見る奇怪な表情で私をじっと見つめた。
とにかく暖かい蜂蜜酒を啜っていると、チェシアレがついに唸り声を上げた。
「男に興味はない。君がそんなに気になることなら、お互いに触れるのも嫌だね」
「それは残念ね。みんな肌寒くなるわ」
「・・・ルビ。どうしてそんなことを言うの?」
分からなくて聞いているのかな?
ニヤニヤ笑っているが、まさにその瞬間に目の前のシールドが騒がしい轟音とともに発光する。
なんてこった、私の目!私の目が!
「ルビ、大丈夫?」
「良くはないけど・・・」
「・・・ちょっとおかしいな」
お前はどうしてことある毎に喧嘩をするの?
イライラして振り向いた私は、それが自分のことではないことに気づいた。
正確にはチェシアレがじっと睨んでいる方向に、私も一緒に眺めるようになる。
煙のせいで形がハッキリしない。
とにかく戦闘中に剣技に当たってこちらに飛んできて打ちのめされたようだったが、なぜかすぐに選手たちに突進せずに私の前に浮かんでいた。
正確には透明なシールドの壁越しに私を見つめていた。
乱暴にひらめく緑色の視線が今まで見てきた他の魔物たちのそれと比べるとずっと・・・、うーん、味が抜けた感じっていうか?
ほんの短い時間だった。
ざわめき始めると同時に、アンデッドがまるで私に向かって突進するように突然シールドに接近したこと、そして同じように突然何かに掴まれて連れていかれるように堕落してしまった瞬間は。
刹那に過ぎないその瞬間、煌めく銀色の髪がチラッと見えたのも同じだった。
「わあ!」
「殺せ!やっつけろ!」
「悪魔があえて猊下たちを!」
まあ、誰が見ても、今あれが枢機卿に怒ったような気がするよね。
観客の歓声と足元で爆発するような騒がしい衝撃波が入り混じった。
ああ、四方が振動するね。
地震でも起きたようで、目も眩むし。
休む間もなく拷問を受ける眼球を休ませるために、しばらく目をつぶって視野を遮断した。
いや、事実上そっぽを向いたという説明が正しいだろう。
何を無視しようとしているのかは自分でもよく分からない。
「ルビ、大丈夫?すごく驚いただろうね」
「・・・」
「ちょっと休んでくる?」
チェシアレは私が怖がっていると判断したようだった。
滑稽極まりないが、飴と蜂蜜酒のせいで口の中がスッキリしないので、一度口をすすぎたい。
「・・・うん、トイレに行ってくるね」
そうして私は目を背けて足取りも回した。
誰かが私をチェックしているかどうかにかかわらず、知りたくなかった。
魔物の様子が違うのは、ルビの特殊体質が原因?
イースケが助けに来たのも良いですね!
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