こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は126話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
126話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 非常事態②
初出没後、しばらく行方をくらましていたドラゴンが魔晶石に取り憑かれて巣から抜け出し、直ぐに宮殿に向かって襲ってきた。
祭りの街を襲ったはずの他の魔物もいたが、一番大きな問題は最高捕食者であるドラゴンの登場がすでに正気を失って這い出てきた他の魔物たちを恐怖と混沌でさらに暴れさせるという事実。
このような大災難級の非常事態が起きた時は、どれだけ自由勝手なパラディンだとしても、無条件に騎士団長の指示が優先されるものだ。
しかし、隠し事が多く罪深いロンギヌス騎士団の少数精鋭は、現在勝手に団長の命令を破っている祭りのチャンピオンに文句を言わずに従っている自分たちを発見していた。
「月の塔の方だ。アイバン、お前は俺と一緒に、お前たちはそちらの周辺を全部封鎖して、俺たち騎士団と王宮近衛兵以外は誰も近づけないようにしろ」
「一応分かった。おい、みんなこっちに来い!」
とんでもない話にとんでもないほど従順に従うカミュの一喝と共に四方から暴れる雑魚魔物を切り倒しながら走る。
少数精鋭に属していないロンギヌス・パラディンたちと少数近衛兵は当然戸惑った。
宮殿内のすべての聖職者と他所属の騎士まで力を合わせて総戦力を集めても足りない状況で、一体何のうわ言なのか。
あまりにも荒唐無稽で、団長と国王が少数精鋭に別に指示したのかと思われるほどだ。
「団長がそういう指示をしたと、うわああ!」
少数精鋭には幸いなことに口喧嘩をしている状況はなかった。
ドラゴンにくっついてきたのか、ただ狂って各個戦闘中なのか分からない魔物たちが四方八方から飛び出してきて、怖がることなく彼らに向かって突進してくるため、休む暇もなく剣を振り回されなければならないからだ。
その隙を狙って同僚たちから離れて月の塔の方に疾走していたアイバンが、一足先に疾走しているイースケに向かって大声で叫んだ。
「イース、どういうつもりだ!?」
「あのトカゲが死なないように殴りつけるつもりだ」
「やっぱりあれか?お前の奥さんの友達を死なせないため?イース、あのドラゴンが俺たちを見分けるかどうか分からない!それにもしお前の奥さんが俺たちを追いかけてきたら・・・」
「絶対に駄目だが、妻は俺の言葉を聞かないから、さっきああ言ったんだ!」
他所属の奴らの月の塔一帯への接近を防げという言葉は、やはりそのような意味だった。
万が一、ドラゴンと対峙中にルードベキアと関連した秘密が明らかになれば、証人を徹底的にロンギヌス騎士団と国王親衛隊に限定しなければならない。
正確には、現ブリタニアの最大の権力であり同盟3人、オメルタとロンギヌス騎士団と王室の他には知られてはならないということだ。
それはアイバンも理解した。
しかし・・・。
「団長が私たちを殺すだろう・・・」
「イースケ・バン・オメルタ!!」
ドラゴンの咆哮に匹敵するほどの威力を持つ雷が落ちたため、アイバンは自然と止まった。
いざ、イースケは視線を逸らすこともなく疾走を続けるだけ。
彼らが通る建物の上の方、夢中で動く騎士たちを統率していた二人は、一目で見ても分かる。
ロンギヌス騎士団長とオメルタ公爵が、久しぶりに心を一つにした顔をしていることを。
「今すぐ止められないのか!?一体どこを勝手に走っていくんだ?アイバン卿!すぐにあいつを捕まえられないのか!?」
「愛する団長、それが可能なはずがないじゃないですか!」
そのまま大声で叫んで滅びる友達を追いかけるアイバンだった。
光と同じ速度で消えていく二人の男の行動に、オメルタ公爵は倒れそうな表情を浮かべる。
さっきは息子がいきなり法王の長男を殺そうとしたので、やっと引き離したのに嫁は血まみれで倒れているではないか。
そして息をする暇もなく魔物たちが突然現れる状況。
落ち着いて対話をしようとしたバレンティーノ枢機卿は、しばらく目を離した隙に姿を消した。
それに気づくやいなやドラゴンが奇襲してくるではないか。
弱り目に祟り目で、今は統制不能の息子が眼光を真っ赤に輝かせ、勝手に暴れている。
同様に血圧が爆発一歩手前だと主張する形をしていたロンギヌス騎士団長が、突然公爵の肩に手を置いた。
この今更の行為に、公爵は思わず久しぶりに昔の戦友の名前を呼ぶ。
「バロンズ卿」
「公爵、私を見ないであれを見てください」
とてもお粗末な言い方だったが、公爵は素直に視線を向ける。
何となく急に周りが暗くなったと思った。
宮殿の片隅に高くそびえる月の塔、ブリタニアの誇りである由緒ある塔の頂上が、青黒く揺れる鱗の山に包まれていた。
ゆっくりと不吉にはためている巨大な翼は、まさにサタンの現神そのもの。
曇った雪が舞う中、鳥肌が立つ黄金色の瞳が凶暴に輝く。
激昂していると思ったイースケですが、思った以上に冷静な様子。
ルビが魔物と意思疎通できるのを知られたら厄介なことになるのは間違いありませんから。
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