こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は128話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
128話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 非常事態④
「た、助けて!」
「ああああああああ!聖母様!」
楽しい祭りの街と広場が阿鼻叫喚に変貌したのは一瞬の出来事。
何の前兆もなく襲ってきて、狂ったように飛び跳ねるあらゆる種類の魔物によって、家族や親戚と一緒に祭りを楽しんでいた彼らは皆、階級の上下を問わず、一目散に逃げるのに忙しかった。
一歩遅れて出動した都市警備隊や神殿所属の聖職者、その他の聖騎士たちが到着した時は、すでに戦場を彷彿とさせる血の祭りが繰り広げられていた。
すなわち、ピエトロは主人が下した任務を忠実に遂行して成功したということ。
魔晶石を見るのも使うのも初めてだったが、とにかく成功した。
滑稽にも彼らの計画にエレンディルの商人たちが一役買ったわけだが、外国人観光客に記念品として模造魔晶石をたくさん売ったため、密かに周辺の随所に魔晶石を設置することが一層容易になった。
あらかじめ流しておいた魔晶石を誰が見ても、ただ観光客が落とした偽物だと思ってしまったためだ。
したがって、問題があるとすれば、ただ彼の主人にある。
魔晶石作業を全て終えた後、修羅場を確認してエルモス港付近に隠れて待機し、一緒にロマーニャに帰る船に乗ることになっていた。
ピエトロは主人の指示を間違えたり忘れたりしたことが一度もないので、当然自分が間違っているわけではなかった。
問題の始まりはこうだ。
ピエトロが修羅場の始まりを確認した後、エルモス港に向かおうとした瞬間、まさにその時、天空を飛んでどこかへ向かう青いドラゴンの姿を目撃してしまった。
ピエトロは血に飢えた暗殺者であり怪物そのものである男だったが、生前あれほど多くの種類の魔物が殺戮戦を繰り広げる姿はもちろん、ドラゴンを見たことは一度もない。
これまで、エレンディルが平和でもあったうえに、南部地域に極めて微々たる存在する魔物は罪の高い方々の趣味用娯楽に過ぎなかった。
昨日から今日まで開かれた試合を見たが、競技場の中に閉じ込められて戦う風景だったので、似たような娯楽の種類だと思っただけ。
枢機卿を主としているにもかかわらず、神や悪魔のようなものが存在するここに敵はいなかった。
生きている間、彼が相手にしてきた敵は皆人間だった。
しかし、まさに今日、言葉だけで聞いたドラゴンの姿を肉眼で見ることができ、生前に感じたことのある超越的な存在に対する漠然とした恐怖が起きた。
ほんの一瞬だったが、ドラゴンの姿が完全に消えるまで、その場から一歩も動けなかった。
やっと我に返ると、自分に対する怒りが込み上げてくる。
そのように必死に自分を落ち着かせながら約束の場所に到着した時、彼の主人があらかじめ準備しておいた船は跡形もなく見えなかった。
私たちの計画がバレたのか?そんなはずはない。
では、何が間違っているのだろうか。
まさか、まだ宮殿を抜け出せていないのか?
今あのドラゴンは間違いなく宮殿の方に向かったようだが。
しかし、それなら船はどこへ行ったのか?
まさか自分を置いて一人で行ってしまった?
とうとう不吉な予感が次第に上がってくる。
私にこのイライラする都市に閉じこもって仕事の処理を引き受けろというのか?
それなら、ひとまず息を殺して過ごしながら主人からの連絡を待つしかない。
ただ、現状が現状だ。
四方八方で魔物たちが暴れているが、無事に抜け出せるかは分からない。
先日、主人が下賜した聖力が込められたロザリオがあったとしても、この状況でどれだけ効力があるか分からない。
南部生まれのスパイとしては非常に、非常に困った瞬間だった。
幸いなことに、まだ修道服は脱ぎ捨てていない。
市民を避難させ、魔物の処理に追われている修道士の群れに紛れ込んで、適当に抜け出さなければならない。
そう決心したばかりの時。
「お前の主人はどこへ行った?」
どうして気配に気づかなかったのだろうか。
敢えて自らを弁護すると、四方が不慣れな格好で大騒ぎしていたせいだろう。
歯軋りしながら、ピエトロは身を隠していた陰の中で頭を上げた。
パラディンのマントの裾が舞っている。
黒い甲冑に包まれた巨大な体、怒ったヒグマを連想させる邪悪な顔。
短く赤黒い髪の下で、鮮やかな琥珀色の視線が彼をじっと見つめていた。
これまでルードベキアを監視しながら何度か見た男だ。
パラディンより処刑執行人の方が似合っているような奴。
一目で見ても自分に匹敵する力の敵だった。
ウォーミングアップからこれとは・・・。
そんな考えを噛み締めながら、南部の怪物は修道服の中の毒針を抜いた。
ピエトロは必ず捕らえてほしいです!
チェシアレはどこへ?
まさか本当に一人だけ脱出したのでしょうか?
そんな簡単にルビを諦めるとは思えないのですが・・・。
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