こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は160話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
160話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 成長痛
ゆっくり上がったり下がったりする首筋が痛ましく見える。
揺れる藍色の鱗を手のひらで注意深く撫でると、「クネクネ」という梅き声が響いた。
「とても熱いです。元々は冷たい方だったのに、どうしてこんなに・・・」
「もうすぐ終わるという証拠だから、あまり心配するな」
そう言い返す夫は、ぐったりと冷めていくかわいそうなマンモスを、竜の子の口の近くに置くのに苦労していた。
マンモスのようなものは大丈夫だが、魔物の餌と言えば殺すと散らばって消えるものなので、半分ほどギリギリにして持ってきてあげなければならない。
ただ、私がいる時は一度も魔物を生きたまま捕まえてきて食べさせる姿を見せなかった。
似つかわしくない繊細な配慮だ。
魔物たちの食物連鎖で仕方ないことだということを知っているから、私は大丈夫なんだけど。
「終わったら、無事に成長するということですよね?」
「脱皮に成功したらそうだね」。
「脱皮?皮を脱ぐのですか?」
「うん、でも誰かが助けてあげないと。元々は他の成体が助けてくれるのに、こいつは私たちだけだから、どうなのか断言できない。人がそれをやってみたケースは当然ないだけでなく、テーマに敏感なのはまた汚く敏感で、完全に信じて任せられる相手でなければ脱ぐことを拒否するとか」
「脱ぐのを拒否したらどうなるんですか?」
「それは・・・」
イースケが私の方を振り向いて何か答えようとしている。
熱に浮かされた瞼を半分ほど苦しそうに持ち上げたまま、目の前のマンモスを眺めていた龍の子が突然ばくりと口を開いた。
正確にはマンモスのお尻と、そのお尻に手を当てていたイースケのガントレットの腕まで一緒にパクリと噛みついた!
そして、その次に何が起こったのか。
私はつい恐怖と畏怖の念に駆られてしまう。
イースケは、自分の左腕まで噛みつこうとする竜の子を一度振り向いて、そのまま釜の蓋のような右手を持ち上げ、竜の子の小鼻を、それこそ容赦なく、むちゃくちゃに殴りつけた。
あまりにも情け容赦のない攻撃だったのか、まぶたを素早く動かしながらびくびくしていた龍の子が、すぐに彼の腕とマンモスのお尻を放しながら頭をすっと抜いた。
「くそっ、唾がついているじゃないか。夢うつつに寝ても、区分することは区分しろと言ったのに」
私が絶対に解けない謎のような理由で、竜の子は不満そうに鼻息を吐き出して見せたが、イースケに飛びかかることはなかった。
私が口をぽかんと開けたまま眺める中で、唾だらけの腕をいらだたしくマンモスのわき腹にこすっていたイースケが、ようやく私をの方を見直す。
「誤解しないで。いつもこうだよ」
「・・・ず、ずいぶん親しくなったように見えますね、二人とも」
「仲良く?私がこいつと?酷いことを言うな。この恥知らずな奴は、ただ私に飛び掛かかれば食糧の流れが切れるということを知るほど、賢くて我慢するだけだ」
あなた一体龍を何だと思っているの?
私の考えではそんな理由では全くないようだが。
しばらくして、成長痛を患う我が子が、おいしく食事を取る音がほのかに響き渡った。
手のひらをはたいて近づいてきたイースケが私のそばに座る。
彼の後ろに積もった宝石の山がばらばらと輝き、銀色の髪の毛を五色に染めた。
「脱皮を最後まで拒否すると、結局一人で窒息して死ぬというが、団長が心配されたのがまさにそれだ。君を完全に信じるとしても君ではない他の奴が前に出て手を出したら何の役にも立たないよ」
「じゃあ、もし私一人で・・・」
「あなた一人ではだめだよ。成体が剥ぎ取る大きな力も力である上、危険でもある。一度にきちんとしなければならないうえに、無事に成功したとしても、脱がせたことがしばらくの間気になるという。普通は成体が食べてしまうが、他の種子だと誤って巻きつけて死んでしまうこともある」
「ああ・・・」
「何かと頭の痛いやつだな」
「そうですね、本当に」
「あまり心配するな、なんとか最大限の方法を模索中だから。ひょっとしたらあの二人が助けてくれるかも知れないし、その間に親しくなったようだから」
私たちはしばらく頭を反らして、その2人を見た。
グリフィンに向かって五色の宝石をパラパラと振りかけながら、キャハハと言っていたポポがこちらに向かって首を、いや、胴体をかしげる。
「・・・あのグリフィンは飛ぶことができますから。だから、握って空中で・・・」
「そうだね。それとも逆に、ポポリが掴んで引きず下ろすでもいいし、あいつはすごく重いから」
「それもいいですね」
私たちがこのように自分のことのように悩んでいることを知るはずのない竜の子がマンモスをおいしく齧って、ポポの方を睨みながらうなり声を上げた。
こんな中でも、自分の宝石を勝手に弄ぶのは嫌なようだ。
「いつもこのようにあなたが直接食事を持ってきてくれるんですか?」
「私だけじゃなくて、私たちだけで交互に。君がいない時は私たちの中で誰かが一人で入ってくるのは停止中だよ。こいつの戦績が戦績で不安でもあるし、あの二人もあなたさえなければしきりに変ないたずらをしようとして。ちっ、ずっと大目に見てくれるから堂々と食おうとするね・・・」
「あら、何のいたずら?」
「それはどうして気になるの?友逹だと思って真似する?」
本当に、私を子供だと思っているの?
一瞬かっとなったが、寛大に我慢することにした。
絶対にさっきの恐ろしい場面が思い浮かんだからではない。
「ただこの前、カミュ卿が突然空から落ちてきたことが・・・、それと関係があるのか気になるんです」
「それは、あいつが先にあの鳥の頭の尾をつかんで垂れ下がったことで、それより、うちのゴンパロニエレは最近何をしているんだって?いまだに挨拶を交わしていないね」
それはイースケのせいではない。
たとえ最初は、私が宮でエンツォと二人きりで面談の時間を持ったことを知るや否や、父の胸ぐらをつかもうとしたが。
もちろん、私がエンツォの単純な人間性と兄妹として交わした会話を熱心に説明すると、(簡単なことではなかった)がすぐに落ち着いて、そのまま蹴って出て、エンツォを引きずってこようとした勢いを止めた。
それに、イースケは最近いろんなことでとても忙しかった。
問題の祝祭日以後、あの多くの魔性石にしっかりと取り憑かれたせいか、どこからでも這って出てくる魔物も問題だったし、ドラゴンが成長痛を病んで村中に死んでいく泣き声を流すせいで、これまで龍の顔色を伺いながら身を居合わせたやつらもまた、派手に冬を迎えていた。
ドラゴンが起きて狩りもして適当に獲ってこそ、祭りの前のような平和が訪れるのだ。
そこに一日に何回もドラゴン用の食事も取ってあげたり、首都のあちこちで繰り広げられる救護行事を保護したり、ともすれば入ってくる申告に駆けつけたり、国王が別にさせる仕事までしたり、体が十個でも足りないはずだったが、それでもゴンパロニエレに別に会う時間は出そうとしている。
エンツォは宮殿にとどまっているところだったので、お互いに会おうとすればいつでも会うことができた。
だから間違いがあるのは完全にエンツォの方だ。
ドラゴンの脱皮は、想像以上にリスクが高いようです・・・。
グリフィンとポポが手伝ってくれるのは難しいのでは?
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