こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は78話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
78話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- side エレニア④
「どうりで肉がつかないと思った・・・」
「ルビには何も言わないで。言ったからといって解決できることでもないし、とにかく秘密だったから。私はお兄様の奥様に嫌われたくない」
イースケは首をゆっくり回して、何かに取り憑かれたような目でエレニアを見つめる。
「ちょっと親しくなると口癖までにてくるのか?」
「嫉妬する?」
「少し。そして秘密だったのなら、どうして女中が知っているんだ?」
「それは・・・、馬鹿みたいなことをしたのは認めるわ。ルビに優しくしてほしかったの。この前のこともあったから。母のことはマルタも知っていたから」
話をしている途中、ふと不快感が再び頭をもたげてエレニアは思わず眉を顰める。
マルタは、どうしてルードべキアにその話を持ち出したのだろうか。
聞けば十分納得できる理由を聞くことになるだろうけど。
問題はその事実のため、さらに不愉快だということだ。
罠にかかったような気分、昨日の騒動以来ずっと彼女を惹きつけている正体不明の不快感が暴れていた。
「お前がそんなにルビのことを想っているなんてな」
「また皮肉を言うの?」
「カッとなるのではないかと自制している。たかがそんなことでルビがお前の乳母を殴ったって?お前の言う通り、この前のこともあるのに私にそれを信じろと言うのか?」
「マルタは私が絶対に・・・」
「この前もそう言いながら、結果はこの有様だ。あの子がどれだけ泣いたか知っているのか?」
イースケが唸り声を上げる。
細目の下で騒々しい怒りが猛烈に込み上げていた。
エレニアは昨夜、ほとんど疲弊状態だったルードべキアの姿を思い出す。
唇がそっと噛まれた。
確かに自分さえいなかったら、マルタは言い訳する機会もなく、夜が明ける前に殴られて追い出されていただろう。
いいや、殴られるだけで終わるなら幸いだ。
彼女の兄は指先に慈悲のない人だから。
マルタが彼女の乳母でなかったら、二人の仲がそれほど強くなかったら、マルタが追い出された後、彼女がそれでルードべキアを恨む余地がなかったら・・・。
そこまで察して堪えることもでき、実に素晴らしい発展と言える。
その発展がただ一人と関連した要素にのみ適用されるという事実がおかしかったが・・・。
どう説得すればいいのだろう。
「これが最後です、お兄様。マルタは私に任せて、私もそれなりに引っかかることがあるから」
下手な言い訳ではない。
さっきから段々と立ち上る不快な疑惑のせいでエレニアも気分が良くなかった。
どうしてマルタがイースケの怒りから抜け出すために自分を利用したような気持ちになるのだろうか?
話にもならないことだ。
それにもかかわらず、そのようなとんでもない疑惑が唖然としている。
イースケはしばらく分からない視線を彼女に投げかけ、やがて捻れたため息をつく。
「はあ、分かったよ。私もルビが馬鹿な女中一人のせいであなたと私の間で気後れすることを望んでいない。ただ、今回が最後だ。当分の間、ルビの周りに近づけないようにしっかりしろ」
「私もそんなの望んでいないから、心配しないで」
「涙ぐましいね。それで他の話もしてくれ。ティーパーティーの件は一体何だ?」
「ルビはお兄様に何と言ったの?」
「お前に言ったことと同じ話だ」
「それは・・・」
「何もしていないと言ったんだろ?」
エレニアはしばらく躊躇いながら息を引き取り、撃ち返すように反問する。
「それを完全に信じるなら、あえてこんな質問をする必要はないでしょう?」
妹の心中が見えるかのように、イースケが微笑んだ。
特有の皮肉な笑みで。
「八つ当たりするのはやめないか?お前の気持ちを私に被せようとしないでくれ。私はただ、フレイヤがお前に何と騒いでいたのか知りたいだけだよ」
「・・・」
「まあ、本当に言いたくなければ別に構わないが」
必ずしも言いたくないわけではない。
なんとも一言で定義しがたい気持ち。
再び頭痛がする感じで、エレニアはこめかみを擦った。
「直接聞けばいいのに。お兄様の友達じゃない」
「お前の友達だ。私の友達ではない」
「じゃあ、あの時あんなに急いで走ってきたのは?神殿の祝日に」
「誤解するほどの状況だったのは分かるが、無茶苦茶な魔石を飲み込んで血を流した人間が彼女じゃなくて他の人間でも同じだった。あの時、私が心配で目覚めた人は別にいたのだから」
それが誰なのかと聞く必要はない。
もう心当たりはしているのだから。
エレニアは誰よリも自分の兄のことをよく知っていた。
ひょっとしたら彼女自ら認知していることよりも。
マルタの件はとりあえず保留ですね。
ですが、エレニアも自分が利用されていると気づいたのではないでしょうか?
イースケはハッキリとフレイヤと友達じゃないと断言しましたね。
彼の中での優先順位は低いのでしょう。
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