こんにちは、ピッコです。
「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。
今回は193話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!
アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。
そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。
その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。
アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。
最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。
ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。
シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。
カシス・ペデリアン:シルビアの兄。
ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。
アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。
ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。
シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。
デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。
シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親
マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。
エミリー:ロクサナの専属メイド。
グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。
ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。
リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。
ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者
193話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- シルビアの問題
シルビアは、かなりストレートな言い方をする。
リュザークは一瞬言葉が詰まるのを感じながら少し固まった。
そうするうちに、すぐにユグドラシルの中での自分の行動を振り返り、今までとは違う意味で表情を固めた。
「ただ女性の方にどう接していいのか分からず、気まずさで出た反応なので、失礼をするつもりはありませんでした。気分を害されたのなら申し訳ありません」
「いえ・・・、大丈夫ですので」
今回はシルビアが意外な真剣な謝罪に少し戸惑う。
二人の間に気まずい空気がしばらく漂う。
それに勝てず、今度はリュザークが先に口を開いた。
「遅い時間なので、まだ帰らなくても大丈夫なのですか?」
そう言って初めて、自分の言葉がシルビアを追い出そうとしているように聞こえるかもしれないことに気づく。
口下手な自分が気に入らない瞬間だった。
しかし、幸いにもシルビアはリュザークの言葉を曲解して聞いていないようだ。
「そうでなくても私が遅くなったら、お兄様が迎えに来ます」
「ご家族の仲がいいのですね」
前からペデリアンの兄妹を見るたびに感じていた。
リュザークの話を聞いて、シルビアは少し照れくさそうに笑う。
「私を少し過保護する傾向があるんですよ。お父様もそうですし」
もちろんその理由が何かは知っている。
特にカシスはアグリチェから来た人々の中で、人知れず注意を払う対象が別にいるようだ。
それに加えてシルビア自身の問題もあった。
シルビアは最初の3、4日間を除いて他の社交界に参加していなかった。
家族も以前の活発さを失ったシルビアを見て不自然さを感じて気にしているようだ。
シルビアはなぜか、最近ペデリアンにだけいた時は知らなかった空回りのような気がしていた。
特に特定人物を見る時はそうであって、それがまさにジェレミー・アグリチェだ。
もっと正確に言うと・・・。
自分を顔を合わせながら少し幼稚にお互いの姉と兄の自慢をしていたジェレミーが他の大人たちと聞き取りにくい話を交わすのを見た時。
また、シルビアと仲直りした姿で冗談を言ったかのように、格式ばって首長らとの会議に出席する彼を目撃した時。
その時、シルビアは自分と同い年のジェレミー・アグリチェが突然大人のように感じられ距離感を感じてしまった。
そのような気持ちがますます大きくなると、最初から集まりに参加すること自体を避けるように。
しかし、それを他人になんと説明しろと言うのか。
実際、シルビアは自分がこのような考えをすることさえ幼稚な子供のようだと思っている。
「たった一人の妹で娘だからじゃないですか?」
「そうでしょうか。でも、むしろお母様はそうしないのですけ?」
「それは・・・、ただ個人の性格の差ではないでしょうか?」
「そういえば、リュザーク様のお母様であるバドリサは、ガストロ初の女性首長ですよね?本当に素敵だと思います」
シルビアが付け加えた言葉を聞いて、リュザークの顔は明らかに柔らかくなった。
「私もそう思います」
「リュザーク様は、お父様よりもお母様に似ている方ですか?前回の和合会の時もそうですし、今回もバドリサ様しか見かけませんでしたが、外見や性格がかなり似ているように見えます」
だが、まもなくシルビアの問いの後に脳裏を掠めて通り過ぎた人の姿に、リュザークの目つきは一瞬で冷たくなった。
「ええ、私は父に似ていません」
断固たる口調で出た返事を聞いてシルビアは立ち止まった。
リュザークの反応から、何か下手に触れてはいけない事情があるのが感じられたため、シルビアはそれ以上何も聞かずに話題を逸らす。
リュザークもいつ過敏に反応したのかというように、その後は平然とシルビアとの対話を続けた。
しかし、膝の上に置かれた彼の拳には、ずっと痛いほど強い力が込められていた。
誰も予想できなかった事件がガストロ家に起きたのは、まさにその翌日だ。
シルビアがジェレミーを意識している描写がありましたね。
同い年で自分よりも大人に見える相手。
この二人の会話がもっと聞きたいです!
リュザークが憎む父親の正体は?
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