ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜

ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜【196話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。

今回は196をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!

アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。

そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。

その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。

アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。

最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。

ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。

シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。

カシス・ペデリアン:シルビアの兄。

ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。

アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。

ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。

シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。

デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。

シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親

マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。

エミリー:ロクサナの専属メイド。

グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。

ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。

リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。

ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者

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196話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • シャーロットへの命令

「一体これはどういうことだ!中にいた人たちは?みんな避難したのか?」

「まだです!今、他の人たちが中に入りました!」

首長らはその頃、一度に現れた。

一堂に会していたが、知らせを聞いて急いで駆けつけたようだ。

彼らは燃えている建物を見て唖然となる。

「姉ちゃん!」

ジェレミーはロクサナを呼びながら駆けつけた。

しかし、彼女が何かをしていることに気づき、素早く口をつぐんだ。

「あっちだ!」

しばらくして建物の中に入っていた人たちが一人ずつ外に姿を現す。

カシスも意識を失った人を背負って出てきた。

バドリサは急いで負傷者の世話をする。

「みんな無事なの?」

「火傷をした人もいますが、幸いにも程度は深刻ではないようです!」

ユグドラシル内にいた議員と医務室の人々が負傷者を急いで調べ、火災により死者はいなかった。

凍りついていたバドリサの顔に急激な安堵感が広がる。

リュザークも足と手に火傷を負ったが、重傷ではなかった。

彼は他の負傷者たちと一緒に治療を受けるため席を離れる。

そのように皆が安心した時、一番最後に助けられて出てきた負傷者の一人がバドリサを呼んで何かを耳打ちした。

それを聞いたバドリサの顔色が一変する。

「え?それは一体・・・!」

すぐに周囲の視線を意識して口をつぐんだが、彼女は大敬したように顔色を変えた。

 



 

「お兄様!大丈夫?怪我したところはない?」

「大丈夫だ。何ともない」

もう一方で、シルビアがカシスに駆けつけて状態を尋ねた。

リセルとジャンヌも、カシスと一緒に中に入ったペデリアンの人々を調べる。

一応、見た目は彼らも大きな怪我はなかったようだ。

カシスの視線はすぐロクサナに届いた。

しかし、その間に割り込んできた他の人たちのせいで向き合ったのは一瞬だけ。

そんな中、ようやく火が完全に鎮火された。

まもなく火魔が襲った場所に他の危険要素はないか確認する兼、建物内部を整理する人々が中に入る予定だ。

「まだ入ってはいけません」

「火はもう消えたのに、どうして駄目なのですか?」

「それでもまだ危ないです。確認作業の後に・・・」

しばらくして前方でいざこざが起きる。

バドリサは建物への出入りを阻止する人々の前に力を入れた。

ガストロ家は今回のことで宿を移らざるを得なくなる。

火災の理由はまだ不明で、隣の建物には火が燃え移らず、他の家には被害が全くなかった。

「人々の言う通りです、バドリサ首長。基盤が弱くなった床や天井が崩れる可能性もあるので、慎重に動いてください」

その時、バドリサのそばに近づいたジェレミーがそう言った。

「黒の首長、あなた・・・!」

なぜかバドリサの厳しい視線が彼に釘付けになる。

ジェレミーの眉がそっと吊り上がった。

しかし、バドリサはジェレミーに他のことは言わずに唇を固く閉じる。

「黒の首長の言うとおりだ」

他の首長まで乗り出して手伝うと、これ以上は何も言えない。

バドリサの目に苛立ちが走った。

その姿を注視していたロクサナが人々の後ろに静かに身を引いた。

気配を殺して動いたため、誰もロクサナの存在を簡単に認識できない。

 



 

しばらくして、群衆から少し離れた場所に立っている異母妹がロクサナの目についた。

ロクサナは近づき、彼女の腕を掴む。

「何?誰が私の腕を勝手に・・・、ハッ!ロ、ロクサナ姉様?」

不快感を示して振り返ったシャーロットが一瞬で青ざめた。

先日、ジェレミーに再教育を受けたことまであったので、彼女は地震が起きたかのように両目を震わせながらどもる。

「な、何で、私がまた何で?私、何もしてない・・」

「シャーロット。今あなたにしてほしいことがあるの」

続く囁きにシャーロットの目が大きく開いた。

「今すぐガストロの宿舎に入って・・・」

ロクサナは彼女にすべきことを短く説明する。

その後、シャーロットの背中を軽く押した。

「5分で十分でしょう?行って」

シャーロットは気になることがある様子だったが、それでもひとまずロクサナの言葉に従って素早く動き出す。

ロクサナが元の場所に戻った時は、焼けた建物の入口の中に人々が一人二人と入っていく。

バドリサは結局不安を振り払うことができず、前に出た。

「ちょっと待って。ちょっと待たせて・・・!」

彼女の腕に軽い手が落ちたのは、まさにその時。

「大丈夫です、首長」

続いて心を慰めるような囁きが耳元を掠める。

思わず首を回すと、視界に入ってきたのは黒の首長と彼の美しい姉だ。

落ち着いた顔をしたロクサナはバドリサの目を真っ直ぐ見つめながら、彼女の耳にだけ聞こえるほどの小さな声で再び囁く。

「心配することはないでしょう。だから自然に行動してください」

その瞬間、バドリサの目つきがビクッと震えた。

彼女は言い表せない目つきでロクサナを見つめる。

いつの間にか彼女のそばに近づいていたジェレミーも、バドリサに向かって小さく頷いた。

 



 

ロクサナがシャーロットに取りに向かわせた物とは?

バドリサが焦っている理由もロクサナは把握済み?

色々と謎の多い事件ですね・・・。

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