影の皇妃

影の皇妃【344話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

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又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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344話 ネタバレ

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • これからの未来③

「お元気でしたか、ルシアさん?」

「私だと気づいていらっしゃるのですね。」

彼女が自分の正体を知っていることに少し驚いたものの、すぐにその場に応じて微笑みを浮かべるほかはなかった。

「開店の日に気づきましたよ。後輩には隠しきれないオーラみたいなものがあるんです。」

エレナの目が大きく見開かれた。

開店の日に気づいたというのは、最初から知っていたということだ。

『目を隠しても猫は猫なのね。』

ルシアに変装して完璧に隠せたと思っていたが、実際には誰にも騙されていなかったことに笑みがこぼれた。

「作品を見て驚きましたか?」

「驚かないと言えば嘘になりますね。何か言いたいことがあったのかと思いましたが、私をとても良く見てくださっているようですね。私はそんな大した人間じゃないのに……。」

エレナの謙遜に対して、ラファエルは穏やかな微笑みを浮かべた。

それは過去から現在まで変わらず、彼女を安心させてくれるその微笑みだった。

「どこから話せばいいでしょう。少なくともLがいなかったら、私はこの場所にいなかったはずです。」

「違います。私の助けがなかったとしても、間違いなく……。」

ラファエルは美術界において歴史に名を刻む存在となる運命にあったのだ。

前世においても、それは変わらなかった。

「有名な画家にはなれたでしょうね。もしかしたら。」

「今の名声までですよ。でも、それがすべてですか。」

「帝国をより良い時代に変えることはできなかったでしょう。誰も成し遂げられなかったことを、彼女の姿を絵画に残して後世に伝えたかったんです。何百年後にも後世の人々が彼女を思い出してくれるようにと願って。」

他人事ではないようにラファエルが言うと、エレナの顔が少し赤くなった。

「後世」とは。

彼女が多くのことを成し遂げたのも事実だが、それ以上に多くのことをしてきたと言われると、どう反応すればよいのか分からなかった。

セシリアが後ろから温かい視線を感じたラファエルの腕を軽く叩きながら言った。

「振り返ってみて。他の人たちもLと話したがって待ってるから。」

「そうですね。L、私たちは明日出発します。」

エレナの目が驚きに見開かれた。

「出発されるんですか?お二人で?」

「はい、気がついたらそうなっていました。」

仮面をつけているものの、互いに見つめ合うラファエルとセシリアの視線は何を語っているのか分からなかった。

『運命の絆がこうして繋がるとは。』

理解できないほど複雑なことが、知らぬ間に進行していたのかもしれない。

永遠の輪廻に囚われていたと思い込んでいたシアンとラファエルの関係。

その深い絆が、知らず知らずのうちに彼女の心を揺さぶっていた。

「また会いに来ますね。お誕生日おめでとう。」

「ありがとう、L。」

「気を付けて。首都に来たら必ず私に会いに来てください。」

エレナは名残惜しそうに見送りながら、二人の背中を目で追った。

その様子から溢れ出る幸福感が彼女の胸を温かく満たした。

前世から続く縁を引き継ぐカリフとケイトの物語。

そして、異なる縁を見出したラファエルとセシリア。

どちらが正しい道なのかは分からないが、その幸せそうな笑顔がエレナに深く伝わった。

「どうやら私の番が来たようですね。」

純白の蝶を模した仮面をつけた従者が、上品な足取りで近づいてきた。

優雅に手を差し出し、礼儀正しく一礼する姿に、エレナはその優雅さを見逃すことができなかった。

「エドモンド王子。」

エレナは彼の言葉にふさわしい上品な礼をもって挨拶を返した。

「またお会いしましたね。」

「私のことを覚えていらっしゃるようですね。」

「正直なところ、気づかれない方が良かったのですが。私のような身分の者が、あまりにも高貴な方の前に立つには恐れ多いので。」

エレナは謙虚な態度で、自分が相手の正体に気づいていることをほのめかした。

レンの話によれば、このエドモンド王子はエレナの行動を高く評価していたらしい。

その理由がエレナには気になっていた。

「ご存じでしたか。『エドラ』という仮面に騙されなかったとは、大したことですね。」

「これまでの出来事に心当たりがおありなのでしょうか?」

「聞き及びましたから。」

エドモンド王子は口元を持ち上げ、穏やかな微笑みを見せた。

その笑みには、彼の自信と落ち着きが滲み出ていた。

「実は、王国中で名高いLがどのような女性なのか、非常に興味を持っていました。」

「その興味は満たされましたか?」

「ええ、もちろんです。」

意味深な笑みを浮かべながらエドモンド王子が手を差し出した。

すると、仮面をつけた中年の男性が歩み寄り、豪華な装飾が施された箱を手にして蓋を開けた。

「車がお好きだと伺いました。ロイエ王室が保証する名品の茶器です。誕生日の贈り物として差し上げます。」

「こんな素晴らしい物を私が受け取っていいのでしょうか。」

控えめな態度ながらも、エレナは驚きを隠せなかった。

王室の紋章が入ったこの茶器は、ロイエ王族が保証する名匠の手による逸品だった。

エドモンド王子は優雅に手を動かし、もう一人の中年男性が近づき、さらに別の箱を持ってきた。

「王室で愛用されているヘロズという紅茶です。Lの品格にふさわしいお茶ですよ。」

「少し贅沢すぎますね。」

エレナは微笑みながら言ったが、内心では複雑な思いが渦巻いていた。

『この人、何を考えているのかしら。』

「一体どうしてこんなに好意を示してくるのか、理解できなかった。」

「困惑しているようですね。私がなぜこんなことをしているのか不思議に思っているのでしょう?」

「感謝しようとしているのに、それが顔に出てしまうようですね。ええ、そうです。なぜ私にこんなにご親切にしてくださるのか、わかりません。」

「正直ですね。」

「私にとっては、これが一番落ち着きます。」

エレナの率直な反応に、エドモンド王子が柔らかな笑みを浮かべた。

「もし、あなたが魅惑的なバラのような女性だと感じていると信じてもらえるでしょうか?」

「いいえ。一時の花に魅了されるような感情的な人間ではないと思っています。」

「まるで私のことを知っているかのようにおっしゃるんですね。」

エドモンド王子の笑みがさらに深まった。

「ロイエ王室へご招待したいのですが、訪問していただけますか?」

「え、ええ?何とおっしゃいましたか?」

次々と繰り出される意外な提案に、エレナはすっかり困惑してしまった。

驚きを隠せなかった。

帝国と同等の勢力を誇るロイエ王国の王室に招待されたという事実は、それだけで驚愕すべきことだ。

「正式な使者を近々派遣します。それでは失礼します。ああ、言うべきことを忘れるところでした。お誕生日おめでとうございます。」

エドモンド王子は紳士的に挨拶をし、その場を去った。

短い時間だったが、良い印象を残して去っていった。

 



 

 

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