影の皇妃

影の皇妃【62話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「影の皇妃」を紹介させていただきます。

今回は62をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

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フランツェ大公の頼みで熱病で死んだ彼の娘ベロニカの代わりになったエレナ。

皇妃として暮らしていたある日、死んだはずの娘が現れエレナは殺されてしまう。

そうして殺されたエレナはどういうわけか18歳の時の過去に戻っていた!

自分を陥れた大公家への復讐を誓い…

エレナ:主人公。熱病で死んだベロニカ公女の代わりとなった、新たな公女。

リアブリック:大公家の権力者の一人。影からエレナを操る。

フランツェ大公:ベロニカの父親。

クラディオス・シアン:皇太子。過去の世界でエレナと結婚した男性。

イアン:過去の世界でエレナは産んだ息子。

レン・バスタージュ:ベロニカの親戚。危険人物とみなされている。

フューレルバード:氷の騎士と呼ばれる。エレナの護衛。

ローレンツ卿:過去の世界でエレナの護衛騎士だった人物。

アヴェラ:ラインハルト家の長女。過去の世界で、皇太子妃の座を争った女性。

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62話 ネタバレ

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登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • シアンの招待

「・・・!」

学術院に通う学生の中でシアンの顔を知らない者がいるのだろうか?

途方に暮れるカリフの反応に、ルシアも椅子から立ち上がる。

「やはり君だったのか」

驚いている二人とは違い、シアンの反応は落ち着いていた。

「殿下はどうしてここに?」

「偶然、君がこの階にいるのを見てね。安否でも尋ねようかと思って」

カリフの目が大きく開く。

シアンの言葉は、彼がルシアに関心を持っているという言葉にしか聞こえなかったから。

カリフは静かに追求する。

「皇太子殿下と知り合い?なんで前もって言わなかった!?」

話す価値を感じなかったエレナは、カリフを無視して視線をシアンに向ける。

「何かお話があったのですか?」

「・・・」

シアンは答えの代わりにエレナをじっと見つめる。

沈黙が長くなり気まずくなると、シアンは要旨とは関係ない言葉を告げた。

「君たちを夕食に招待しよう」

「「え?」」

予想外の提案に、カリフとエレナは反射的に問い返した。

こうして、予定になかった3人の夕食が用意されることに。

 



 

  • 皇室の財政状況

エレナとカリフは皇室直系の身が使うことができる寮に招待された。

皇室が住むには貧弱で遅れているようにも感じられる。

(ここに来るなんて・・・)

エレナの眼差しが強くなる。

過去の人生、彼女の関心事はすべてシアンに注がれていた。

「大したものは用意できないが、どうぞ。味は悪くないはずだ」

シアンはそう話すが、エレナが普段食べているものと比べると品質は低かった。

それはカリフも同じ。

皇太子が招待した食事だというので大いに期待していたが、一目見ただけでも肉の品質は良くなかった。

(これほどに良くなかったの?皇室の財政状況は)

皇妃時代、エレナは個人的に大公家の支援を受けていた。

そうしなければ、品位維持にかかる贅沢な費用を賄うことができないため。

そのため皇室の財政にも関心がなく、常に豊かだと思っていた。

「お口に合うかな?」

「もちろんです。とても美味しいです」

カリフは落胆しているのをバレないために褒め称えていた。

シアンは無表情にうなずいて、エレナに視線を移す。

「君はどうだ?」

「ずば抜けて見えるのは無理でしょうが、口が楽しい料理には違いないです」

「なるほど」

シアンはもはや味については問わなかった。

代わりに彼はエレナの食事の様子に注目する。

音一つ立てずに食事をする姿を。

「君はいつも新しい姿を見せてくれるね」

「私ですか?」

「時々鹿のように弱そうに見えるが・・・」

「・・・」

「時々皇族よりもっと上品に行動して」

息が詰まる思いだ。

密かに滲み出てきた礼法が、シアンの興味を引いたことを自覚したから。

「カリフと言ったかな?」

「はい、殿下」

「今年、卒業するんだってね。卒業後の進路については考えているのかい?」

シアンの質問にカリフは緊張した表情ではっきりと答える。

「はい、いい縁を得て適正に合う仕事を見つけました」

「気になるね」

「美術商の仕事をしております」

丁寧に答えるカリフをエレナは睨みつけた。

余計なことを言うなという感情を込めて。

「実はルシアさんが私に勧めたのです。ご存知かは分かりませんが、識見と眼識が非常に卓越した後輩なので、色々と助けてもらっています」

無駄な言葉をしきりに並べるカリフを殺しそうな目で睨んだ。

(その口を早く閉じて!)

「君は美術の感覚があることを知っていたが、識見と眼識まで兼ね備えているとは知らなかったよ」

「殿下、カリフ先輩が自分を低めようと言った言葉です。耳に留めなくても結構ですので」

そう言って、カリフに向かって「これ以上デタラメなことを言うな」という警告が込められた視線を送る。

「謙遜するね。私は君が積み重ねた学識の深さに関心があるんだ」

頭が痛くなる。

「もう少し話をしないか?」

案の定、エレナの予想が的中した。

「殿下・・・」

拒絶の意を述べようとした瞬間、カリフが割り込んできた。

「殿下が勧めるのですから、誰が断りますか?ルシア、君も大丈夫だろ?」

「この・・・」

怒りに満ちたエレナは歯を食いしばった。

なぜ今日に限って、このように強引に行動するのだろうか?

理由が分からないから、余計に腹立たしい。

 



 

  • シアンのお願い

結局、3人は応接間に席を移した。

「カリフ」

脇腹を肘で突かれて、痛みに眉をひそめるカリフに小さく囁いた。

「今日は一体どうしたのですか?」

「殿下が望んでいるからじゃないか。空気が読めないのか?」

「どんな空気ですか?お願いしますから、いい加減にしてください」

「彼を見てよ。どう見ても君に好意を示しているじゃないか?」

「じゃあ、私の気持ちは無視するのですか?」

エレナの追求に対する答えは聞けなかった。

なぜなら、応接間に着いたから。

カリフは応接間の壁を埋め尽くした本棚を見て感嘆する。

ゆったりとしたソファに3人が座った。

するとシアンはエレナを見て、口を開く。

「君を見ると思い出すのだが」

「え?」

「あの時みたいにお茶を淹れてくれないだろうか?」

「・・・お茶ですか?」

シアンの依頼に、エレナは少なからず困惑した。

シアンもまた、このような話をしたことが恥ずかしかったのか、咳払いをする。

「あの香りと深い味わいが忘れられなくて・・・」

「・・・」

「難しかっただろうか?」

「いいえ、茶葉と茶器、お湯を用意していただければ・・・」

その言葉を聞いた瞬間、シアンは予め用意してあったかのように、すぐに全ての準備を完了させた。

品質は以前の茶葉に比べれば劣るが、エレナにとって問題にはならない。

(お茶は真心よ)

数百回以上も心からお茶を淹れていたエレナの茶道は完璧に近かった。

「なるほど」

お茶を味わうシアンが感嘆のため息を漏らす。

「同じ茶葉でも、君はこんな深い味と香りを出せるのだね」

それはカリフも同じだった。

お茶を楽しむシアンをじっと見つめるエレナは心の中で繰り返し願っていた。

今日の出会いが最後になることを。

これ以上の悪縁を望んでいないので、過去の間違いを繰り返さないためにエレナは悲しい笑みを浮かべざるを得なかった。

 



 

まさかの夕食の招待されるエレナたち。

シアンも苦労をしているのですね・・・。

そういえば、エレナはベロニカ公女としてシアンに会ったことがあるのでしょうか?

シアンがベロニカ公女をどう思っているのか興味がありますね。

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