こんにちは、ピッコです。
「ジャンル、変えさせて頂きます!」を紹介させていただきます。
今回は101話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
101話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- ユディットの計画
ジョゼフィンとの会話の後、そう長くない時間が過ぎた。
しかし、ネタを提供するには、それだけで十分。
そして、予想通りフランツがサミュエルに接近したという便りが伝えられた。
今やフランツを没落させるまですぐだ。
私は勝利の笑みを浮かべた。
しかし、勝利を祝うには性急すぎたようだ。
状況は私の考えと違って流れていくから。
「え?」
私は再び秘密の通路に入ってきたリューディガーをぼんやりと見つめる。
彼の打ち明けた言葉がなかなか信じられなかった。
「暗殺者を送ったんですって?フ、フランツにですか?」
「ユディットさんとルカ、二人とも彼のことを気にしているようで・・・。原因がなくなったら一安心しませんか」
あ、いや。それはそうだけど!それが正しいんだけど・・・!
21世紀の法治社会国家で生きてきた私の最後の良心というものがあって・・・!
フランツがいくら面倒くさくても、殺すのはちょっと・・・。
では、「リューディガー」の44キルの主人公がフランツになってしまったのだろうか。
(ちょうどびったり合ったような手だね)
暗殺は公式の決闘集計とはみなされないという事実も忘れてしまうほど、私は思いもよらなかった情報に非常に混乱していた。
しかし、フランツを殺したというには、リューディガーの顔が全く通じなかった。
彼は何度も深いため息をつく。
(何だろう・・・何か不安なんだけど・・・)
私は不安そうにリューディガーを見た。
しばらくためらったリューディガーは、苦労して覚悟したのか、重く閉じていた口を開けた。
「しかし失敗です。面目ありません」
「失敗したんですか?それではフランツが生きているということですか?」
私は飛び跳ねた。
あまりにもびっくりしたのか、開いた口が塞がらないほどだ。
殺してなくすのはちょっとあれだという考えはすぐに取り消しだ。
いっそのこと殺せばよかったのに!
フランツを倒すための私の策略が水泡になって消える音が耳元に聞こえた。
こんなことになると分かっていたら、リューディガーがこの前来た時に計画を教えていたのに・・・でも後悔しても遅かった。
もう過ぎてしまったことだ。
「はい。まだ死体を確認していないという報告を受けました」
「死体を・・・ただ確認できなかっただけじゃないですか。死んだかもしれないですし」
リューディガーは断固として首を横に振った。
「いいえ。しつこいやつだから生きているはずです。やっばり私が直接着手すべきだったのに・・・」
直接・・・。
リューディガーの勢いがあまりにも激しかったので、私は唾をごくりと飲み込んだ。
「このすべては私の判断による失策。ユディットさんが私を信じてくださったんですが。今回のことでがっかりされたとしても、私としては弁解の余地がありません」
そう言って頭を下げるリューディガーの顔が深刻だった。
(そうだよ。こうしている場合じゃない。早く状況を把握して対策を講じることが優先だった)
「フランツの行方は?」
「人を解放して探してはいるんですが、結構きっちりと隠れた形です。しっぽも出していません。どんなことをするか分からないので、ユディットさんも気をつけてください」
「はい、心配しないでください・・・」
その時、向こうで騒ぎが起こった。
ローラが必死に相手を阻止しているのが生々しく聞こえてくる。
「末っ子のお坊ちゃま、だめです!ちょっと待ってください!」
「ふん!」
ルカだ。
私は思索になり、リューディガーを押し付けようとする。
しかし、ルカが押しかけるのが先だった。
ローラの必死の防御にもかかわらず、怒った雄牛のように押しかけたルカの顔が赤くなったり青くなったりした。
「あの、ルカ、これは実は・・・」
私は何とかルカをなだめようとしたが、ルカは私の言うことを聞かずに怒りながら叫んだ。
「私が三度はないと言っただろう?どうりで怪しいと思った。今すぐ先王に告げてあの秘密通路を塞ぐから!」
「あ、ダメ!」
「何が駄目なんだ!」
ルカはすぐにでも先王に駆けつける勢いだった。
フランツの行方が分からなくなった今、リューディガーと連絡する紐が消えるのは非常に困ってしまう。
その上、先王がもしリューディガーが秘密通路に出ていたという事実を知ることになれば、その性格に少しでも動揺した心が再び固くなってしまうことが明らかだ。
もしかしたら、王宮出入り禁止令を破ったという罪で、リューディガーを監獄に閉じ込めることもできるかもしれない。
今回は一晩ではなく、思ったより長い時間になるだろう。
でもどうやってルカを説得すればいいのか?
どんなに焦っていたのか、私の頭よりも口が先に動いた。
「フ、フランツを釣らないと!」
「フランツ?なぜフランツ?」
ルカは眉間にしわを寄せる。
「・・・何か言ったんじゃないよね?」
「違うわよ」
疑わしい質問をするルカの言葉に私は飛び跳ねながら否定した。
ふぅ、まずルカの注意を引くことには成功だ。
私はゆっくりと起こった状況を説明し、なぜこの秘密通路を塞いではいけないのか、言い訳をするために頭をピンと回した。
リューディガーがフランツを暗殺しようとしたという話で、.ルカの口元がこっそりと上がる。
ここ数日見たことの.ない、珍しく華やかな顔だ。
しかし、それは長続きしなかった。
フランツの遺体が見つからなかったという言葉に、すぐ顔がくしゃくしゃになったからだ。
ルカはリューディガーを非難するように目を鋭く見上げ、リューディガーも面目ないと言って視線を避けた。
「それで、それがこの秘密の通路を塞いではいけないことと何の関係があるの?」
口がからからに乾いた。
良い考えが浮び上がったが、ルカが果たして納得してくれるだろうかと思った。
でもやっばりこれしかないよね。
ひょいと思い出したことではあるが悪い計画ではなかった。
むしろフランツを一生刑務所に閉じ込める機会になるかもしれない。
「もしかしておじさんが暗殺されるんじゃないかと心配になるの?」
「まさか」
私は首を横に振った。
リューディガーは中途半端な殺しの一人や二人ではやってのけない人だった。
原作のリューディガーが暗殺者に殺されたのも暗殺者の数が多すぎたためであり、フランツがそれだけ多くの暗殺者を動員できたのはヴィンターヴァルトの原料を横領したためだ。
今のようにわずかな資金状態では無理だった。
「じゃあ、一体どうして?」
「フランツはちゃっかりしているから、絶対に頭を上げることはないよ。もしかしたら、数年間死んだふりをして身を隠しているかもしれない。そうするうちに、私たちが油断する時を突くんだ」
「ふむ・・・」
「そうなる前に、前もってやっておいたほうがいい。そのためには、彼が頭を突き出すような隙を与えなければならない」
「それが秘密の通路と何の関係が・・・まさか?」
私はうなずいた。
さっきまでは真っ赤だったルカの顔色が真っ青に変わった。
「あいつを王宮に入れるつもりなの!?」
その通りだ。
私はわざとフランツに秘密の通路を露出するつもりだった。
「フランツが登場すると、ヴィンターバルトに下された王宮出入り禁止令に違反した罪を問うことができるだろうし、直接来ないで伝令を潜入させれば、言われた通り彼の後を踏んでフランツの行跡が分かるだろう。悪くない。むしろフランツが首都を勝手に歩き回る方が危険だ」
「どうしてフランツが王宮に入ろうとすると確信しているの?」
もちろんフランツはこのまま隠れているかもしれない。
フランツの資金状態があまり良くないとはいえ、リューディガーの監視網を避けて逃げたのを見ると、手足を一つ二つ使う余裕はあるように見えた。
しかし、いつまで隠れて過ごすのか。
フランツがこの状況から完全に抜け出すには、結局、助力者が必要だった。
リューディガーと相手になるだけの助っ人が・・・。
「もしかしてサミュエル王子に会うためですか?」
「サミュエル?」
リューディガーがいきなりサミュエルを取り上げると、ルカの片方の眉毛が曲がる。
リューディガーの言葉は正解だった。
私はうなずいた。
すでに霧散した計画ではあるが、しかし、私はルカとリューディガーに、私がどうやってフランツを処理しようとしたのかを説明する。
まさかリューディガーがフランツの暗殺を企てていたとは・・・。
ユディットの計画に二人は賛同してくれるのでしょうか?
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