こんにちは、ピッコです。
「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。
今回は200話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!
アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。
そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。
その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。
アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。
最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。
ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。
シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。
カシス・ペデリアン:シルビアの兄。
ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。
アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。
ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。
シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。
デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。
シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親
マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。
エミリー:ロクサナの専属メイド。
グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。
ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。
リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。
ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者
200話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- グリセルダの動向
「カシス。ところであなた、グリセルダといつから連絡を取り合っていたの?」
ある程度温室の深いところに入った時、ロクサナが通り過ぎるように話した。
カシスの視線がチラリと彼女の顔に落ちる。
「グリセルダに会って聞いた話があるのだけど」
すでにグリセルダに会って話を聞いた後だったので、ロクサナも大体の内情は知っていた。
しかし、カシスの口から直接聞きたかったのだ。
「連絡を取り交わしたというのは適切な言葉ではないね」
このような展開が来るとある程度予測していたため、カシスは突然の問いにも落ち着いて説明した。
「双方で一方的に相手の情報を探索し、行跡を把握していただけだから。たった一度だけだ」
「それはいつ?」
「去年の冬、ユグドラシルでまた会う直線に」
カシスの言葉を聞いてロクサナは沈黙する。
あの時、グリセルダがカシスに伝えるだけの情報なら、ラントが死んだ日の計画に対することしかない。
もちろんロクサナもペデリアンの動向を調べた跡、最適な時点を見計らって行動を開始したのは事実だが、それでもカシスは不思議なほど自分が望む時に動いた。
ロクサナの瞳に薄い寒気が漂う。
グリセルダが勝手に行動したのではないか。
自分の駒であるべき人があえて勝手に動くなんて。
それに自分の目を避けてそんなことが可能だったということは・・・。
(私が思ったよりグリセルダを信頼していたのか。思わず監視を緩めるほどに)
もちろん、グリセルダが動いた方向は結果的にロクサナに役立つ方だったが、それでも気分は良くなかった。
「グリセルダとイシドールが会ったこともあるそうですが。ベルティウムにグリセルダが来るとは、どうやって知ったの?私に来た手紙を追跡したの?それともアグリチェを出た後もずっと行跡を把握していたの?」
続いたロクサナの質問に、カシスの顔の上に微弱な困惑感が通り過ぎる。
事実上の肯定だった。
実はカシスがロクサナに知られたくなかったのは、こちらだったのだ。
ロクサナに内緒で彼女の周りの人たちに対する調査を続けてきたこと。
「私が今まで言わなくて怒っている?」
「いいえ、ただ確認しておきたいだけで、怒っていないわ」
しかし、ロクサナの顔は相変わらず冷たい。
正直、ロクサナが今不快感を感じる部分はカシスから始まったものではなかったが、彼は彼女の言葉を少し違った形で受け入れた。
「じゃあ、私があなたの姉妹を利用したという事実に気分を害したのか?」
その瞬間、ロクサナが立ち止まる。
彼女がグリセルダの我儘な行動に不快感を感じていたが、カシスはむしろ自分がグリセルダを利用したのだと言った。
それを聞くと、滑稽にも気分が多少良くなった。
「変に聞こえるかもしれないけど、今は気分が良くなったみたい」
そう話すと、カシスが訳が分からないように微妙な表情をする。
「私がアグリチェの話題を避けてきたから、あなたが話せなかったのも当然よね。そして私もあなたに説明できなかったことがあったし」
だからカシスのせいにすることではなかった。
また、周りの人に対して密かに調べることくらい・・・、ロクサナもすることだから。
「全然怒っていないわ。私にそんな資格はない」
カシスは微かな笑みに一瞬立ち止まる。
「姉ちゃん!」
カシスが何か言おうとした瞬間、ロクサナを呼ぶ声が温室の入り口の方から響き渡った。
しばらく音が聞こえてきた方向に首を回していたロクサナが、再びカシスに視線を動かす。
「残念だけど、もう・・・」
「行く時間だね」
歓迎されない妨害者にカシスは眉をひそめた。
しかし、すぐに彼は仕方がないかのように口元をほぐしながらロクサナに挨拶する。
「短いけど楽しい時間でした、ロクサナ様。それでは、また」
隣にある花を一輪折ってロクサナに渡したカシスが続いて彼女の手の甲にキスをした。
「サナ姉ちゃん・・・!」
音がもう少し近づいた。
どうやらジェレミーは、今ここにロクサナとカシスが一緒にいることを知らずに来たようだ。
「先に行くよ」
「後でね」
ロクサナは笑いながらカシスが渡した花にキスを返した後、先に席から足を運んだ。
グリセルダを信頼するのは危険かもしれないですね。
ロクサナとカシスの二人の会話をもう少し見たかったですが、ジェレミーがそれを許しません笑
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