こんにちは、ピッコです。
「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。
今回は187話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!
アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。
そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。
その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。
アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。
最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。
ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。
シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。
カシス・ペデリアン:シルビアの兄。
ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。
アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。
ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。
シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。
デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。
シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親
マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。
エミリー:ロクサナの専属メイド。
グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。
ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。
リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。
ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者
187話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 危険な遊び
ユグドラシルに設けられたいくつかの部屋の中の一つでは危険な遊びが盛んに行われていた。
「あ、ちょっと待って。このカードじゃないのに!出し間違えた!」
「目が飾りで出来てるのか?」
「キャハハ、本当に面白い。ほとんど勝ってたのに、こんな風に台無しにするなんてね」
カーテンまで全て掛けられ、光が遮断され密閉された部屋の中に微かな炎が吹き荒れる。
ここは平凡な休憩室だったが、アグリチェたちが定着した後から彼らの色彩に染まった。
彼らは懇親会が始まった時から退屈で死にそうだったのだ。
アグリチェの新しいボスになったジェレミーも「ユグドラシルにいる間、きちんと行動しろ」と、しっかりと脅しをかけた後。
それですることがなかった彼らは、ずっと頭の中に疑問として残っていた部分について、彼ら同士で相談した。
以前、他の異母兄弟が「デオンが首長だったらよかった」と口を滑らせて血の雨が降ったことがあったではないか。
それだけに、最初はユグドラシルで出会ったデオンとジェレミーが首長の座を巡って血が飛び散る序列戦でも繰り広げられるのではないかと期待した。
けれど、そんなことは起きなかった。
先日、ジェレミーがひどく怒った顔でデオンを訪ねたことがあったが、彼はどこに消えたのか髪の毛一本すら見つからない。
ロクサナと青の貴公子カシス・ペデリアンの関係も好奇心をそそられる。
彼は3年前はロクサナのオモチャで、その当時きっとロクサナの手で死んだと言われていたから。
しかし、カシス・ペデリアンは平然と生きて帰ってきて、直接彼らの父親であるラント・アグリチェに復讐までした。
ところが、その復讐の対象にロクサナがいないのが不思議だ。
明らかに表に知られた以上の他の内幕がもっとあるようだが・・・。
しかし、これまでベールの中に隠されていた真実が今になって自然に目の前に現れるはずがなかった。
そのため、アグリチェの人々の性向上、またすぐに煩わしくなり、どうせ自分の仕事でもないからと考えるように。
そうやって原点に帰ると、社交の集まりなどに出席する以外にやることがまた何も無くなった。
そこで彼らは非常に健全な方法で時間を潰す方法を見つける。
「そうしないで一度だけ退いてくれ!」
「何でもいいから引けよ、真っ黒だから。掛け金をかけたら終わりだよ」
もちろん、それはアグリチェの人々の基準での健全な方法。
他の家門の人々が余暇時間を過ごす時に使った後、休憩室に置いていったカードを借りて彼らが始めたのは賭博だった。
中立地域の遊興街にはアグリチェで秘密裏に運営中の賭博場がいくつかあった。
そのため、幼い頃から家業を継ぐよう教育を受けるアグリチェの人々にとって賭博は見慣れないものではない。
それではここで問題。
ギャンブルをして大失敗しそうな予感がする時はどうすればいい?
正解は。
テーブルをひっくり返す。
席に座っていた人々の中で最も劣勢に追い込まれていた異母兄弟が横目で周囲を見回して、すぐに足を上げてテーブルを蹴り上げた。
しかし、作戦は失敗に。
ゲームに参加した他の異母兄弟たちが怪しい気配に気づき、直ちに動いたためだ。
一人は反対側からすぐにテーブルを蹴り上げてバランスを取り、その隙にもう二人は飛び散るカードとテーブルクロスの乗って滑る茶器をあっという間に釣り、元の場所にそのまま現状復帰させた。
「あ、くそ!」
それと同時に、不埒なことを犯そうとした異母兄弟の後ろ髪を引っ張り、テーブルの上に頭を突っ込むことも忘れずに。
「おい、ただでさえ最近、私たちがお金に困っていることを知らないのか?ここで何かを叩き壊したら、全部アグリチェに請求される」
「ジェレミーに全部言っちゃえよ。極刑に処されるから」
隣で見物していた兄弟たちがクスクス笑いながら、みんなで冗談を言った。
「これからあなたのコレクション21号は私のものだ」
「ああ、それは本当にダメだ!私も苦労して手に入れたんだから!」
「敗者のくせに口数が多いな。じゃあ、代わりにお前の手首を剥製にする?」
お世辞ではないことを知らせるように、先ほどケーキを食べるのに利用したフォークが指の間に刺さる。
「ナイフじゃないから綺麗には切断できないけど、手首一つくらいはこれで十分解体できるから」
一見殺伐と聞こえたが、彼らの間では普段からよく交わされる親愛の対話と同じだった。
賭博場が一通り終わる時点になると、部屋に中には再び気だるい空気が流れる。
「それ何?いい香りだね」
「そっちのテーブルに新しいものがあるよ。火を分けてあげようか?」
「いや、お前のちょっと貸して。味見だけしようと思って」
何人かの兄弟が蝋燭を分けて咲かせた。
気だるい手から火が移るたびに、陰影の顔がぼやけた煙と混ざった朱色に染まる。
場所がユグドラシルであるだけに、違法な物品を持ち込んできたわけではない。
あくまでもこれはユグドラシル側が客用に用意しておいた平凡な香りタバコに過ぎなかった。
だが、それを吸う人たちの雰囲気が平凡ではなかったため、ただタバコを分けて噛む軽い行為でも危険な感じがぷんぷんと漂ってくる。
ロクサナとジェレミーを基準に見ていましたが、アグリチェの人たちは元々こういう人種でしたね。
こんな現場を他の家門に見られたらどうなるのでしょうか?
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