メイドになったお姫様

メイドになったお姫様【44話】ネタバレ




 

こんにちは、ピッコです。

「メイドになったお姫様」を紹介させていただきます。

今回は44をまとめました。

ネタバレ満載の紹介となっております。

漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。

又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

【メイドになったお姫様】まとめ こんにちは、ピッコです。 「メイドになったお姫様」を紹介させていただきます。 ネタバレ満載の紹介となって...

 




 

44話 ネタバレ

メイドになったお姫様【43話】ネタバレ こんにちは、ピッコです。 「メイドになったお姫様」を紹介させていただきます。 今回は43話をまとめました。 ...

登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。

  • ご褒美

ヨハンナ皇妃は皇族に会い、レイシスの状態をありのまま伝えた。

彼女は大いに驚く皇族に向かって言った。

「それでもレイシス皇子は陛下の尊い血筋です。誰も皇子を嘲笑うことはできないということです。分かりましたか?」

ヨハンナの言葉に従って、皇族たちはレイシス皇子に対する言葉を取り締まった。

いや、そのように見えた。

彼らは後ろでレイシス皇子が馬鹿だとけらけらした。

「ふん。体の具合が悪いと言って皇子を皇居の外に連れ出した時から調べていた。どうしてそんなに大事を隠すことができる?」

「そうだね。きっと、皇帝陛下も皇居に戻られたら怒るだろう」

「アンジェリーナ皇妃の地位が危ないかもしれない」

シアナは騒々しい雰囲気の中でアンジェリーナを訪ねる。

アンジェリーナに会うのはレイシスの誕生日パーティーがキャンセルされて以来初めてだった。

「皇妃様に挨拶します」

シアナはアンジェリーナが元気なく迎えられると思った。

レイシス皇子について明らかにした後、彼女の立場は地に落ちたためだ。

ただでさえ弱い人柄で多くの人々に簡単に見えたが、一人だけの息子も平凡ではないということが明らかになった。

すべてが彼女にとって悪い状況だ。

それでも・・・。

「お帰りなさい、シアナ。久しぶりだね」

アンジェリーナは笑っていた。

至祗のごとく。

アンジェリーナはぼんやりと自分を見つめるシアナに眉をひそめる。

「驚いた顔だね。私が落ち込んでいると思ったみたい」

「・・・正直に言うとそうです」

「そんな暇はないわ。レイシスと一日中一緒にいると時間が経つのも忘れるから」

シアナがいなくなった後も、依然としてアンジェリーナは直接レイシスの世話をしていた。

一部の部分は侍従の助けを受けたが、レイシスの食事を用意し、遊ぶ時間も一緒にした後、寝床まで手伝うのは容易なことではなかった。

そのおかげで、数日で顔が憔悴するほどだ。

しかし、彼女には以前にはなかった生気が溢れている。

 



 

「そうだ、シアナ。見せるものがあるの」

アンジェリーナはシアナを宮殿の奥に案内した。

シアナは目を大きく開ける。

壁には一枚の絵がかかっていた。

目を伏せて優しく微笑んでいる女性が描かれている絵だ。

「これは・・・」

「レイシスが描いた私よ」

「・・・わぁ、本当に美しいですね」

一部の画家がそうであるように、外見を人為的にに整えて美しいものではなかった。

アンジェリーナの外見をそのまま盛り込んで、春の日差しのような光が出た。

見る人の心が温かくなるほど。

アンジェリーナは恥ずかしそうに少し赤くなった顔で言った。

「そうでしょ?私も見て驚いたよ。レイシスには私がこう見えるみたい」

「・・・」

「だから私は最近本当に幸せなの」

ただ言っているだけではなかった。

本気だった。

「もちろん状況が良くないのは知っている。皇帝陛下が皇居に戻られたら、重大な事実を隠していた私に罰を下すでしょう。皇妃の座から追い出されるかもしれないし・・・」

それでも大丈夫だと、何とかレイシスとうまくやってみると言おうとするアンジェリーナにシアナが言った。

「心配しないでください、皇妃様。高い確率でそんなことは起こらないでしょう」

「どういう意味?」

「確かに療養中の皇帝陛下にもお知らせが伝わったはずです。ところが、今まで何も仰らないのを見ると、陛下がこの事実に対してあまり怒っていないということです」

それほど皇帝が子供に対して愛情と関心がないということだが、そもそもそのようなことに期待感がないアンジェリーナの顔は明るくなる。

「そんなことならいいんだけど・・・」

「それからもう一つ」

シアナは華やかな宮殿の中を見回しながら言った。

宮殿はまだ豪華で、何十人もの召使いが歩き回っている。

「皇妃様の宮にいた侍従と侍女の数は、全然減っていないでしょう?」

「ええ」

「毎月実家の家門から皇妃様に送ってくる金貨と宝石も減っていません」

今回もアンジェリーナはうなずきながら首をかしげた。

「それがどうしたの?」

「それはつまり、皇妃様の後ろには、まだ実家のヴィルヘルム侯爵家が構えているということです」

人々はすぐにその事実に気づき、口に気をつけるでしょう。

アンジェリーナは信じられないという顔でつぶやいた。

「でも、私は父と縁を切ったのに・・・」

「人々はその事実を知りません」

「・・・」

「そして、ヴィルヘルム侯爵もその事実を知らせたくありません」

そのため、アンジェリーナヘの後援を止めなかったのだろう。

アンジェリーナは混乱に陥った。

「お父様はどうしたの?きっと私を憎んでいらっしゃると思ったのに」

シアナはさまざまな理由を推測することができた。

ヴィルヘルム侯爵は恥をかくことにぞっとするそれを考える者だ。

彼が最悪だと思っていた孫の恥部はすでに明らかになってしまった。

この状況で娘との関係までこじれたという話が出れば、そのような恥はないだろう。

それより表ではあるが娘のために行動した方が、いろいろな面で体面を保つことができるはず。

(そしてまた・・・)

たとえ娘を勝手に振り回し暴力まで行使したが、彼も結局父親だったようだ。

結局、娘の味方になるしかない。

シアナの目が細くなる。

(まあ、こうしたからといって、過去に犯したことが許されるわけではないが)

いずれにせよ幸いだった。

皇妃の最大の保護膜が支えてくれるわけだから。

「皇帝陛下に皇子低下に対する重大な事実を隠した過ちに対する許しを求め、騒いでいる人々の口を塞ぐことを侯爵様がしてくださるでしょう。家門を守るためにも。ですから、皇妃様は安心して皇子殿下と過ごしてください」

シアナの話にアンジェリーナは複雑な顔でうなずく。

「そう、聡明な君がそう言ってくれるから安心だ」

アンジェリーナはしばらくして眉をひそめて言った。

「おや。私の問題について助けてもらおうと、あなたを呼んだのではないのに。またこうなっちゃったんだ」

アンジェリーナは腰を伸ばしてシアナを見た。

「正式に挨拶するよ、シアナ。私を助けてくれてありがとう。君のおかげで期待以上のことを成し遂げることになったわ」

「・・・」

「約束した通り、君が要求したことをすべて聞いてあげる」

シアナは頭を下げる。

「ありがとうございます」

数日後、皇妃の権限で下級侍女が中級侍女に昇級した。

シアナ。

そして・・・。

二二とナナが。

 



 

二二とナナは突然の中級侍女昇給の知らせが信じられないように瞬きをする。

するとすぐに泣き出してお互いを抱きしめた。

「なんと。私たちが中級の侍女だなんて。中級侍女って!」

「これ夢じゃないの?」

「どうして私の目を刺すんだ!」

「じゃあ、私の目を刺すの?」

いがみ合っていた二人は再び険しい目でお互いを見つめ合って、さっと首をかしげる。

そこには彼女たちに大きなプレゼントを与えたシアナがいた。

二人はシアナを抱きしめた。

「どうもありがとう、シアナ!」

「シアナのおかげで思いもよらない昇進をしました!」

「この子は。シアナって何。これからシアナさんと呼ぼう」

「そうだね、それがいいね。シアナさん。これから永遠のシアナさんの足ふきになります」

シアナは情熱的な感謝の言葉に当惑し、彼女は両手を振った。

「そんなこと言わないで。私がいない間、お二人が最善を尽くしてアリス姫をお迎えしてくれたじゃないですか。それに対する感謝の表示であるだけですよ」

二二とナナのおかげで、シアナはアンジェリーナ皇妃の仕事に集中することができた。

アリスの日常もいっそう幸せになった。

シアナはそのお返しをどうしてもしたかったのだ。

それでアンジェリーナ皇妃にそのようなお願いをしたのだ。

「そして二ニとナナは中級の侍女になるのに十分な実力を持っているじゃないですか。もっと早く上がらなければならなかった席に行っただけです」

本気だった。

それほど二二とナナの侍女としての能力は素晴らしい。

ただ狩人の娘の出身なので昇進が遮られていただけだった。

二二とナナは涙声で言った。

「とにかく、シアナ様が力を入れてくれなかったら、私たちはお婆さんになるまで下級の侍女として生きていたでしょう」

「一生、ネズミのしっぽのような給与を受け取り、労働力を搾取されて病気になって追い出されるでしょう」

「とにかくお礼はありがとうという言葉で十分です。シアナ様という尊称も、私の足ふきになる必要もありません。私たちは皆、アリス姫を祀る侍女なんですから」

二二とナナが力強く答えた。

「わかりました、シアナさん!」

・・・私の話を聞き取れたのかな。

シアナはしばらくそのような心配をした。

いずれにせよ、二ニとナナにプレゼントをあげたので、次はアリスの番だ。

アリスはシアナを抱き締めて言った。

「やっと私のところに戻ってきたんだね、シアナ。私があなたをどれだけ恋しがっていたか知ってる? 二度と離さないよ」

「・・・」

お姫様、いったいそんな奇怪な言い方はどこで習ったんですか。

シアナがいない間に二二とナナが熱心に読んでくれたロマンス小説のおかげだったが、シアナはその事実を知らない。

シアナはアリスの小さな頭を撫でながら尋ねた。

「お待ちいただきありがとうございます、お姫様。では、今日は何をしましょうか?」

シアナはアリスに一つの約束をしていた。

アンジェリーナ皇妃を助けた後は、アリスが望むことを一緒にしてあげるという話だ。

顔を上げたアリスが目を輝かせながら言った。

「ピクニックに行こう!」

 



 

アンジェリーナも不幸にならなくて良かったです。

そして3人が中級侍女に!

久しぶりのアリスとの交流。

楽しそうなピクニックになりそうですね。

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