こんにちは、ピッコです。
「夫を味方にする方法」を紹介させていただきます。
今回は138話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
死ぬ前に読んでいた本の中の悪女ルードべキアに憑依してしまう。
前世では養子となった家族から虐待を受けていたけど、ルードべキアも同じような境遇だった…。
しかも父によって政略結婚させられた北部最高の冷血な騎士イースケは原作で自分を殺すことになる夫だった!
小説の内容をすでに知っているルードべキアは、生き延びるために夫を愛する演技をするが…
ルードベキア:ルードベキア・デ・ボルヒア。本作の主人公。愛称はルビ。
イースケ:イースケ・バン・オメルタ。ルビの結婚相手。愛称はイース。
エレニア:エレニア・バン・オメルア。イースケの妹。愛称はエレン。
フレイヤ:フレイヤ・バン・ピュリアーナ。イースケの幼馴染。
ボルヒア:教皇。ルビの父親。
チェシアレ:チェシアレ・デ・ボルヒア。長男
エンツォ:エンツォ・デ・ボルヒア。次男。
ローニャ:ルビの専属メイド
138話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 詰問④
イースケはすぐ問い詰める代わりに、自分を注視する目上の人たちの顔を一つ一つ見つめる。
やがて彼はため息をついた。
「何ですか、その得意気満面の表情は。そうでなくても既にそうするつもりでしたので表情管理をしっかりしてください」
「本当か、イースケ卿?」
「妻がそうしてほしいと言っているのに、私がどうして防ぐのですか?それに最近はむしろ愛情欠乏思春期爬虫類の奴の方が人間より頼もしいという気がします。一人で会わせる気はありませんが、どんなことがあっても私の妻を傷つけそうにはありません。魔性石に取り憑かれて暴れた中でも、妻を見るやいなや大人しくなったので」
「公子妃が病床に横たわっていなければ、とっくにそちらと相談することだったのに。これからお前に何かさせたい度に公子妃にしがみつけばいいね」
意外と率直にさえ感じられるイースケの反応に、騎士団長はいつのまにかつまらない冗談を言うほど平静と余裕を取り戻したようだ。
熱い演説を繰り広げたオメルタ公爵もため息をつき、国王と並んで苦笑いを交わした。
そして、イースケがこの見慣れない奴らがとても気に入らなかったことは明らかだ。
「ところで陛下、バレンティーノ枢機卿はどうするつもりですか。本当にこのまま見過ごすつもりですか?」
やっと少し緩んでいた雰囲気があっという間に再び硬直する。
フェノール王は再び頭痛のする表情を浮かべたが、それでも上品に答えた。
「卿はいつも雰囲気を壊すのに格別な見識があるな」
「せっかく祭りを楽しんでいた北部の民が地獄のような阿鼻叫喚に見舞われました。相手が誰であれ怪しいやつは一人も抜かずに調査するべきではないのでしょうか?」
「卿が一体いつからそんなに他人に対する切ない憐憫を抱くことができたのか、とても疑問だ。私に君主論について演説するつもりならやめなさい。卿の目には私がただ悠々自適に見えるのか?」
「よく分かりません」
「今回の事態の背後を調べたい気持ちは私も同じだ。しかし、これだけ深刻な問題であるほど慎重に慎重を期さなければならない。相手が他国、それもロマーニャなら尚更!何の証拠もなく無闇に問い詰めると、最終的にはこちらが不利になってしまう結果を招く恐れがある」
一理ある言葉ではあった。
それでも罪深い少数精鋭は奇妙な視線を交換していた。
まるで、やはり明らかだと主張するような、どこか不遜な目つきで。
「暴言で生涯南部で生まれ育ったバレンティーノ枢機卿が、ドラゴンの咆哮を聞いて、恐怖に怯えて逃げてしまったらどうするのか?魔性石は闇市でいくらでも手に入るという事実を皆知っているのではないか?しかも公子妃と実際にはとても友愛深く見えたが、そんなことを企てる理由が全くないと思うぞ」
「陛下のおっしゃるとおりだ、イースケ卿。まず、お前がなぜ急にバレンティーノ枢機卿を敵に対するように疑うのか、それから話すのが正しい順序だと思うが。公爵は何かご存じではないのか?」
「・・・」
「公爵?」
ボルヒア家の悪名は知らない人がいないという。
事件が起きた当時、宮殿の中には法王が愛していると知らされたバレンティーノ枢機卿だけでなく、その他の法王庁関係者までいた。
他国の貴賓も同様にボルヒアの同盟と敵意が入り混じっている状況。
一般的な視線では、徹底さと狡猾さで悪名高いバレンティーノ枢機卿が狂わなければ、そのような愚かなことをするはずがないと見るのが当然だろう。
大切な妹が危険に陥ることならなおさら。
イースケはしばらくガラールと素早い視線を交わした後、再び素直な態度を取った。
「ただの私的な感情です、団長。それなら陛下、相手が誰であろうと明白な証拠が出れば、その時は乗り出してもいいと?」
「当然の質問をするのだな。その辺りは卿が普段私をどう思っているのか疑わしくなるよ」
「陛下にはいつも感服しております。とにかく、よく分かりました」
そしてついに談話に終止符が打たれたようだった。
国王は片手を左右に振り、オメルタ公爵はそれまで何も書かず、ずっと転がしていたペンを片方に押した。
少なくとも謹慎処罰を覚悟していた勇猛な少数精鋭のパラディンたちは、凝った肩の緊張をそっとほぐし始める。
どこか慎重な目つきで昔の戦友を一度。
その戦友の息子であり、自分が格別に大事にしている部下を一度。
そして、よく考えてみると、抜け出したヒグマの部下を一度ずつ見ていたロンギヌス騎士団長が、突然何かを思い出したという勢いで口を開く。
「ああ、もちろんみんな謹慎だ」
「・・・」
「そして、これは私の極めて個人的な疑問なのだが、あの時のポポリとグリフィンは一体何をしているんだ?」
とりあえず国王たちとの会話は終了。
分かりづらい部分が多くてすみません・・・。
チェシアレを今すぐ捕まえるのは難しいようですね。
確かにポポリたちが今何をしているのかは気になります。
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