こんにちは、ピッコです。
「愛され末っ子は初めてで」を紹介させていただきます。
今回は51話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
51話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 小屋の勇者様②
小屋が完成してから2日後、早朝。
静かでなければならない部屋の中が妙に騒がしかった。
とても小さな声だったが、刃を立てて競うような声というか。
浅かったが殺気が混じってばっと目が覚める。
「とんでもないことを言うんだよ、お嬢さんを拉致するなんて!」
「拉致じゃないってば、ララお嬢さんのために、ちょっとだけお連れするってことだろ」
「うちの主君をどうやって他の奴に任せろというんだ!」
「シー、シー。末っ子のお姫様は、寝耳がいいから、このままだと目が覚めるんだよ」
もう目覚めたよ・・・。
私は葛藤した。
いつもと違う声が混ざってはいたが、馴染みはなかった。
お姉さんの騎士団の騎士の一人だったから。
(昨日、夕方に騒がしかったよね)
幸せに三人兄妹が食事をしていた昨日の夕方、演舞場では時ならぬトーナメントが繰り広げられた。
それも優勝トーナメントではなく敗北トーナメントが。
「ララ嬢のためには必ず魔王様が必要だ!」
「夢を叶えてあげなければならない!」
しかし、誰も姉に嫌われたくなかった。
たとえ、それが一時的だとしてもだ。
少しでも姉が大切にしている私を拉致した悪役を演じなければならなかったからだ。
それにお姉さんは幼いだけに、その後も悪いやつだと思う可能性もある。
そのため、姉の護衛騎士たちは必死に戦った。
その死闘(?)の末、最も弱いと判明したのが、まさに今私の部屋に来たあの騎士だった。
「一度だけ。私がひざまずいてこうやって祈っているだろ。え?私たち同期じゃん。同期がいいって何だよ。同期を愛してあげないと」
彼は今にも泣き出しそうな声で本当にひざまずいて私の護衛に祈った。
「そうだね、誰が負けろって言うんだ?」
「負けたくて負けたんじゃないか、最後にあいつが足をかけて・・・」
「それが言い訳だよ、同期よ」
私の護衛はそう言うと、とんでもないように首を横に振る。
はあ。
(かわいそうだから私が手伝ってあげる)
しかもお姉さんの夢を叶えてくれるから。
私の護衛騎士たちには少し申し訳ないけど。
「ヌアヤ・・・?」
眠い声を出すために発音が崩れたのが少し悲しかった。
私がそのようにベッドから起きると同時に、姉の騎士は私の騎士だけでなく、下女たちからも白い目で見られていた。
「お嬢さんの眠りを覚ますとは!」
ちょうどこのような意味が込められた視線をですね。
「お嬢さん、もう少しお休みになっても大丈夫ですよ」
「いつもより30分も早く起きたそうです」
女中たちは私があまり寝なかったことがとてももったいないというように、またトントンしてあげようとした。
しかし、私は首を横に振ってベッドから降りる。
とぼとぼ歩いてお姉さんの騎士に近づこうとすると、みんながその騎士をさらに不楡快な目で見た。
まさにこの人には完璧な敵陣だ!
「誰・・・?」
私は気になるような顔でじっと見つめた。
(さあ、今私を持って逃げろ)
みんなじっと見ていてもお姉さんの騎士が一番ドアの近くにいたりもしたし、ドアの前にいる騎士たちは私が適当についていけないようにしてくれるだろうし。
そういう考えだったんだけど。
「すみません!お嬢さん!」
「うん?」
騎士が私を捕まえた瞬間、私の体は物理的ではなく、魔法的に揺れ始めた。
青い光で視界が点滅するその瞬間。
「あ、あの狂った奴が!緊急時に使うためにくれた移動魔法玉をこんな時に使うのか!?」
私の護衛が驚きの声を上げる。
「申し訳ありません。末っ子のお嬢さん!」
移動魔法玉が作動したところは当然のように木の上の小屋内だった。
(だからわざと魔法を壊さなかったのだけど)
行き先があまりにも正直に安全なここを指していたから。
しかし、姉の騎士はとても申し訳ないのか、小屋に来るやいなや頭からぶつけた。
私は大丈夫だけど、わざと意図していたんだから。
その上、魔王が選ばれず、2日間見物できなかった小屋の内部が思ったよりも快適で驚いた。
ふかふかのカーペットに、壁には暑さや熱気が入らないように魔法がかかっている。
「お許しを請うことはいたしません。でも、みんなララお嬢さんのためなので、どうか泣いてばかりいないで・・・」
こいつは誰を泣き虫の子供だと思っているんだ。
私は人見知りはないんだって!
それで私はたださっき答えをもらえなかった質問でもまたすることにした。
「お前よ」
「はい!」
私が口を開くやいなや、騎士は頭を上げて目を輝かせる。
珍しくお姉さんと似たような目をしているね。
騎士団とも似てくるのかな?
「誰がウーなの?」
今回はすっきりした!
私が満足そうに質問を終えた時、騎士は失礼したかのように姿勢を直した。
しかし。
「あなた!すぐに出てこないの? !よくも我が主君を拉致して行くなんて!」
彼の答えは、私の護衛騎士たちの奮起、仰天の声にぷつんと遮られてしまった・・・。
「え?シャシャが拉致されたの!?魔王に!?」
「はい!どうしたらいいですか?」
ラウレンシア・エンデブランは目が覚めるやいなや聞いた驚くべき事実にベッドから飛び起きる。
朝寝坊でなかなか起きられなかった二番目の公女には非常に珍しいことだ。
「私が、私が助けに行かなければならない!」
「恐ろしい魔王なのに?」
女中たちは雰囲気を生かすために充実するように止めた。
しかし、ラウレンシアは決然とした顔で首を横に振る。
「シャシャと約束したよ。ララが必ず、必ず守ってあげるって」
子供はすぐに自分の革の鎧とおもちゃの剣を手に入れた。
「ララが必ず救い出す!勇者様だから!」
突如始まった勇者ごっこ!
公爵はこの事件を知っているのでしょうか?
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