こんにちは、ピッコです。
「ロクサナ〜悪女がヒロインの兄を守る方法〜」を紹介させていただきます。
今回は195話をまとめました。
ネタバレ満載の紹介となっております。
漫画のネタバレを読みたくない方は、ブラウザバックを推奨しております。
又、登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
どういう訳か小説の中の悪の一族、アグリチェ一家の娘「ロクサナ」に生まれ変わっていた!
アグリチェは人殺しをものともしない残虐非道な一族で、ロクサナもまたその一族の一人。
そして物語は、ロクサナの父「ラント」がある男を拉致してきた場面から始まる。
その拉致されてきた男は、アグリチェ一族とは対極のぺデリアン一族のプリンス「カシス」だった。
アグリチェ一族の誰もがカシスを殺そうとする中、ロクサナだけは唯一家族を騙してでも必死に救おうとする。
最初はロクサナを警戒していたカシスも徐々に心を開き始め…。
ロクサナ・アグリチェ:本作の主人公。
シルビア・ペデリアン:小説のヒロイン。
カシス・ペデリアン:シルビアの兄。
ラント・アグリチェ:ロクサナの父親。
アシル・アグリチェ:ロクサナの4つ上の兄。故人。
ジェレミー・アグリチェ:ロクサナの腹違いの弟。
シャーロット・アグリチェ:ロクサナの妹。
デオン・アグリチェ:ロクサナの兄。ラントが最も期待を寄せている男。
シエラ・アグリチェ:ロクサナの母親
マリア・アグリチェ:ラントの3番目の妻。デオンの母親。
エミリー:ロクサナの専属メイド。
グリジェルダ・アグリチェ:ロクサナの腹違いの姉。
ポンタイン・アグリチェ:ラントの長男。
リュザーク・ガストロ:ガストロ家の後継者。
ノエル・ベルティウム:ベルティウム家の後継者
195話 ネタバレ
登場人物に違いが生じる場合がございますので、あらかじめお詫びさせていただきます。
- 燃え上がる宿舎
そんなある瞬間、突然ドアの外が騒がしくなった。
「・・・今隣・・・」
「避けないと・・・」
「どこか」
最初はざわめく音の内容を明確に認識できなかったが・・・。
「火事だ!みんな避難してください!」
しかし、間もなく裂けそうな叫び声が鼓膜に食い込んだ。
「え、火事!?」
パンドラが驚いて体を震わせた。
まず席から立ち上がったロクサナが部屋のドアを開ける。
すると、待っていたかのように一層うるさい音が耳元を叩いた。
同じように突然の状況に驚いて廊下に飛び出した人々が、通り過ぎる人を捕まえて尋ねる言葉が聞こえてくる。
「何があったんだ?どこで火事が起こったのですか?」
「ガストロの宿舎の方で火事が起きたそうです!」
その話を聞いていた何人かが右往左往する。
「ガストロの宿舎ならすぐ隣の建物じゃないですか?もうここまで火が広がったのでしょうか?」
ロクサナの後を追って慌てて飛び出したパンドラも目を丸くした。
廊下の端を凝視するロクサナの瞳が次第に沈んだ。
「そうですね。こんなに急に火事だなんて・・・」
「とりあえず私たちも早く避難しましょう!」
パンドラは急いでロクサナの腕を引っ張る。
ロクサナは彼女に素直に連れて行かれ、少し前から共有していた毒蝶の視界をさらに拡大した。
ガストロが泊まる宿舎の建物の3階から火が広がっていた。
宿舎の中にいた人々が火魔の中から急いで脱出する姿が毒蝶の目を通じて見える。
ガストロの何人かはまだ避難せず、炎が広がり始めた部屋に残っていた。
中にはこの緊迫した状況でも部屋にある建物の中に何かを押し込んだり、むしろ取り出して出ようとする奇妙な行動を取る人も。
「中にまだ残っている人たちがいます!」
「早く火を消さないと!」
「こっちに誰か手伝ってください!」
建物の外に出ると、燃え上がっているガストロ側の宿舎の姿が一目で見えた。
ロクサナは、パンドラの後ろから奇妙に静かで冷たい瞳でその光景を見つめる。
「状況は!中にいた人たちは?」
ちょうど宿舎の外にいたリュザーク・ガストロが叫びながら走ってきた。
「まだ出てきていない人もいます!」
「今ちょうどペデリアンの人々が救出しに中に入りました!」
その時、ジャンヌと一緒に宿舎の外に出たばかりのシルビアがびっくりして尋ねる。
「まさかお兄様も中に入ったのですか?」
「はい、一番先に進んでいきました!」
リュザークも一気に燃え盛る建物の中に飛び込んだ。
彼の後を追ってさらに数人が中に入っていく。
前で行き交う声でがロクサナの耳にも加減なく入ってきた。
「ええ、大丈夫でしょう。青の貴公子も、他の人もみんな無事だから心配してくて・・・」
パンドラが隣でロクサナを安心させようとする。
しかし、ロクサナの耳には何の音も入ってこない。
彼女は唇をギュッと閉じて、再び毒蝶との繋がりを活性化した。
ロクサナが聞いたように、カシスは燃える建物の中に入って行った。
宿舎の火災ニュースを誰よりも早く聞いたペデリアンが一番先に人命救助のために動くことができたのだ。
「私は上の階に上がるから、お前たちは今声がした方に!」
「分かりました!」
火は上から燃え広がっていた。
カシスは部下に比較的火の弱い場所を捜索させた後、階段を上る。
生命の気運が微かに感知された場所に向かうと、部屋の中で煙を吸って気絶した人が発見された。
カシスはすぐに近づき、彼を肩に担ぎ、周りに散らばるように落ちている奇妙なものを発見する。
彼の顔が一瞬固まった。
「これは・・・」
その時、赤い蝶がカシスの目の前に現れる。
それはカシスについて来いというように先頭に立って動いた。
「ロクサナ」
その羽ばたきを凝視する瞳に鋭い光が霞んだ。
そうじゃなくてもガストロの宿舎にあちこちに染み込んだ毒蝶の気運が彼の感覚に触れていたところだ。
他の場所よりも、特にこの中に集中している蝶たちに奇異な感じがした。
しかし、まだ消えていない疑問に対する考えは後でも良い。
カシスは意識を失った人を連れて蝶の後を追った。
急な火事!
しかもガストロ家からとは、誰かの意図的な仕業なのでしょうか?
今回の件はロクサナも関与している?
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